俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月9日(土)

2019-11-09 11:22:42 | 日記

晴れ。
良い天気で、この太陽を使わないのはもったいない。

30年の今日、ベルリンの壁が崩壊した。そのよく年の夏、フランクフルト俳句会に招かれて家族でドイツへ行った。もう、30年たったかという思いだ。はじめ、旅行計画では、ベルリンに行く予定はなかった。途中で、ノイシュバンシュタイン城を見るか、ベルリンに行くかということになり、当時10歳だった長男がベルリンに行きたいという一言と、大学生のグンデルさんとモニカさんが、ベルリンに行くべきだと言ってくれて、フランクフルトから飛行機でベルリンに行った。空港では、ピストルをもった警備員が、息子にリュックを他人に預けたり、預かったりしてはいけないと英語で注意した。ちょっと物騒な感じだった。飛行機には、家族連れや女性もほとんどいなくてビジネスマンがほとんどだった。私は、妙に不安になって、この飛行機はどこへ着くのかと近かと隣の新聞を読んでいる男性に聞いた。「テーゲル」と一言。飛行機はテーゲル空港に着陸。ブランデンブルグ門をくぐってベルリンの壁にも行った。東ドイツ側のアパートが見えた。ベルリンは、7月なのにセーターが欲しいほどの気温。高い曇り空から糸のような雨が降ってきた。傘はいらないが、とても寂しい気分になった。路上では、ポーランド人の夫婦が大声で喧嘩をし、安いピザに貧しい人たちの行列ができていた。そんな光景が今日思い出された。
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