俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月14日(火)

2023-03-13 13:53:22 | 日記
晴れ。
まぶしきと思うやたんぽぽ足もとに 正子
茎残し摘まれて小さき春苺      正子
茹でたまご黄身の黄色にミモザ咲き  正子

●今朝は冷えている。靖国神社の桜がきのうは4個開いたので、開花宣言にはいたらず。5個開けば開花となるとのこと。完全に開いて開花となるらしい。きのう五個目の花は開きかけだったとのこと。今日は大丈夫だろうということ。21日ごろ満開の予測。

では、金蔵寺の参道の櫻大門の桜は、お寺に近い方の日当たりのよいところが開花。10花ほど。金蔵寺にご住職に俳壇4月号を持参。ちょうど出かけられる準備をされていて、白装束で出てこられた。

●昨日ノーベル賞作家の大江健三郎さんが、3月3日に老衰で亡くなったとニュースが流れた。ノーベル賞の受賞がうわさされていたのは受賞の数年前から。いよいよ受賞となる一週間前、信之先生に頼まれて健三郎の生家のある大洲の奥の大瀬まで砥部から車を運転して行った。そのときは、新聞記者の張り込みはなくて、だれもいなかった。ノーベル賞の受賞が決まった時、信之先生はNHKテレビなどで、大江健三郎について話すことになった。愛媛には芥川賞候補になった作家や小説家もいたが、信之先生を除いて、だれも大江健三郎について語れるものがいなかったので、引っ張り出されたということ。今になって言うが、愛媛ではむしろ疎外されていたかもしれない。ノーベル賞の受賞が決まってからの愛媛県からの賞は辞退しているし、愛媛新聞社ともうまがあわなかったかもしれない。

●3月3日は父の亡くなった日でもあるから、畏れ多いが親しみを感じている。ご冥福を。
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