俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月29日(日)

2017-10-29 11:34:04 | 日記
★金木犀こぼれし花もあたたかな  正子
木の周りを取り囲み散り敷いている金木犀の花。咲いているときも引き寄せられるような温かさが、散った花にもおなじく幸せな色である。(祝恵子)

○今日の俳句
しりとりをしつつ帰る子秋の暮/祝恵子
女の子たちであろうか。秋の暮をきりもないしりとり遊びをしながら帰る子どもたちが、かわいらしく、ほほえましい。作者の子らへの眼差しがやさしい。(高橋正子)

●句美子が夕方来る。ダロワイヨのマカロンを土産にくれた。

○薬師草(やくしそう)

[薬師草/横浜・四季の森公園]

★森に咲く薬師という名の菊凛と/高橋信之

 ヤクシソウ(薬師草、学名:Youngia denticulata)は、キク科オニタビラコ属の二年草。高さは30-120 cm。初期には根出葉があるが、花時にはほとんどなくなり、茎葉だけになる。茎葉は基部が張り出して茎を抱く。葉は互生し、長さ5-10 cm、幅2-5 cmの長楕円形-倒卵形。茎や葉を折ると苦味のある白い乳液を出す。花期は9-11月で枝の上部に直径1.5 cmほどの黄色い花を固まって咲かせる。花は上向きに開くが、花が終わると下向きになる。 和名の由来は不明であるとする説や、葉の形が薬師如来の光背に似ているとする説、かつて薬草(民間薬として皮膚の腫れものに外用)に使われたことによるとする説がある。中国名は「苦菜」。学名の「denticulata」は、「細歯のある」の意味である。
 朝鮮半島・中国・台湾・インドネシア・ベトナム・インドなどと日本の北海道・本州・四国・九州・屋久島の日当たりのよい乾いた山野に生える。奥秩父や四国山地などの石灰岩、蛇紋岩地帯の岩壁にも分布する。新しく林道をつけた斜面の裸地に真っ先に侵入するパイオニア植物である。花の外観は同科のアキノノゲシやハナニガナなどに似ている。


◇生活する花たち「犬蓼・金木犀・白曼珠沙華」(横浜四季の森公園)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月28日(土) | トップ | 10月30日(月) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事