俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月29日(日)

2024-09-29 09:46:45 | 日記
曇り、のち雨
蕪剥けば包丁やわらかに当たる  正子
秋の燈に夫居しころは何せしか  正子
秋の燈に無為の瞼の眠りそう   正子

●雨が降ると思わなかったが、昼ごろから雨。晴美さんが栗おこわと作ったからと持ってきてくれる。信之先生は生前、晴美さんのおこわを喜んで食べた。なんどかいただいている。今日もお供えして、お下がりを、なにしろ季節のもの、夕方友宏さんがきたので、二人で食べるように持って帰ってもらった。

●古典芸能番組で観世流の能「三輪」を見る。里の女の面、どこか生きているようにも思える。能面にしては幽かな表情がある。こういう面を何というのだろう。衣装の白と紅の絹の感じがとてもきれい。白は白でなく、紅は紅でない色。手に持った榊の緑が印象的。

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