俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月19日(火)

2019-11-19 13:39:18 | 日記

晴れ。時々曇り。

●岩波書店から贈呈本が信之先生と私宛に届く。どなたからかと。表紙はクリムトの「裸の真実」の画。
京大の西村雅樹先生編訳の『世紀末ウイーン文化評論集』(ヘルマン・バール著)。岩波文庫として出版されたのは驚いた。ヘルマン・バールは、19世紀末の同時代の人。「日本展」の章を読みかけたが、同時代の内側からの評論は面白い。ジャポニスムの受け入れ方、ウィーンの文学者や美術家や音楽家たちに、よい意味で切り傷を付けていった様子が、面白い。蕪村の逸話など、どこで、どうなったんだろうと思うほど。蕪村が寝ていて、どうも外は月が明るいらしいと気づき、月を見てみたいものと思う。そこで、蝋燭に火をつけ、天井や屋根を焼いて、その穴から月を見ようとした。そのせいで、辺りは大火になったと。この逸話が、日本展の展覧会のカタログ説明にあったとのこと。本質的な話は、そんなことではないが、こんなことも差し挟まれて、難解なようで、面白いところもある。

謝辞に宇和川雄氏という名前があったが、愛媛大学の宇和川さんのご子息かも。

●バナナが二本食べないまま。その一本で、バナナスコーンを作る。意外とうまくできて美味しい。砂糖は、黍砂糖を使ったのが良かったのかも。プレーン生地にシナモン少々とバナナを加える。砂糖は、黍砂糖。これがバナナに合うみたい。半分は職場にもって行く。

●昨日、インフルの予防注射を打ったが、腕が腫れている。
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