俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月19(日)

2017-03-19 13:13:47 | 日記
★つばき落ちる音の一会に朝厨   正子
艶麗な花を咲かせる椿は花全体が音を立てて地面に落ちる。その長閑な音を朝餉の用意をしながら聞いている。素晴らしい朝ですね。(小口泰與)

○今日の俳句
初蝶のゆったり超ゆる大伽藍/小口泰與
大伽藍と小さな初蝶の対比、初蝶のういういしさ、可憐さ、うららかさをよく表すことになった。(高橋正子)

2015年
○昨日は関東地方に春一番が吹いた。今朝は晴れていたが、昼前から曇りがちの空になるが、白金台の自然教育園に信之先生と出かけた。園は、野焼きをする代わりに、すっかり枯れ草が刈りとられていたが、そろそろ草が萌え始めた。今日見た花は、片栗の花、甘菜の花、雪割り一華、モクレイシ、ウグイスカグラ、馬酔木の花、ミヤマカンスゲ、春蘭、紅白の藪椿、白山吹、福寿草。それに接骨木の蕾やがまずみの新芽などを見た。一番すばらしいのは、やはり、片栗の花。教育園のそばの公園には、山桜と寒緋桜が満開。沈丁花の紅白がよく匂っていた。

花びらを反らして凛と片栗は 正子
接骨木の芽ぐみし緑はやも濃し  正子
山桜若き緑の葉も出でし  正子
 里山
源流の泉の窪や山桜 正子

教育園で接骨木の細く短い枯れ枝を拾ったが、西洋では、接骨木は、魔法の杖といわれるだけあって、手にやわらかい。ハンの落ちた実も一つ拾った。ヤシャブシの実と似ている。ヤシャブシの実で、髪を梳かして遊んだ記憶がある。

○桜開花

[桜開花/横浜日吉本町(2013年3月18日)]
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