★水に触れ水に映りて蜻蛉飛ぶ 正子
秋の景色が進むにつれ空気が澄み渡り、色々な蜻蛉の飛び交う光景が増えて来ました。どんな蜻蛉でも水辺を好むようですが、時折水に触れ、またその姿が水に映り爽やかな秋のひとこまです。「水に触れ水に映る」との繰り返しが清澄なる効果をあげ、秀逸な一句です。(桑本栄太郎)
○今日の俳句
新駅の高架工事や稲の花/桑本栄太郎
新駅は田園の中に建てられ、高架工事が進んでいる。おりしも田んぼには稲の花が咲き、暑さのなかにも秋の気配が漂う。開発が自然を押しやって進んでいるのも現代の景色だ。(高橋正子)
●涼しい。近所のマンション3棟が解体され更地になっているので、秋風が見えるよう。
日吉の井口文華堂に絵筆と画用紙を買いにゆく。昨日宅配で届いたシュトックマーの絵の具(3歳から用)に付属した筆が4号ぐらいで細すぎると思う。それで、買いに出かけた。画用紙1400円、水彩筆10号900円とレジ係に値段を言われ、慌てた。値段をよく見ずに買った画用紙が4歳児には高すぎた。
秋風の向こう人が行き交える 正子
蟋蟀の声の懐かし雨上がり 正子
寝につけば傍に鳴き出す秋の虫 正子
梨食めば梨の水気のさわさわと 正子
涼しさにたわいもなくて炊く赤飯 正子
画用紙のラフさが温し秋の風 正子
釣舟草(ツリフネソウ)
[釣舟草/東京白金台・国立自然教育園] [黄釣舟(キツリフネ)/横浜・四季の森公園]
★日おもてに釣船草の帆の静か/上田日差子
★無事祈る小さき岬宮釣舟草 千恵子
★釣舟草琵琶湖の風の吹くままに 善清
★川せせらぐに黄釣舟草の黄がまぶし/高橋信之
★釣船草秋風吹けば走るかに/高橋正子
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、学名: Impatiens textori)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。ムラサキツリフネ(紫釣船)とも呼ばれる[3]。
東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布する。日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。キツリフネとともに群生していることも多い。日本には同属では、ハガクレツリフネも生育している。草丈は、40-80 cmほどに生長する。葉は鋸歯(縁がギザギザになる)で、楕円形から広披針形、キツリフネより広披針形に近い傾向がある。花期は夏から秋(山地では 8月頃から、低地では 9-10月)。茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲く。稀に白い色の花がある。花弁状の3個の萼と唇形の3個の花弁をもち、距が長く筒状になっている。下の花弁の2個が大きく、雄しべが5個。その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや花器の釣舟に似ていることが名前の由来と考えられている。花の形はキツリフネに似るが、色が赤紫色であることと、花の後ろに伸びる距の先端が渦巻き状に巻くこと本種の特徴である。なお一般にツリフネソウ属の花は葉の下に咲くが、本種はその例外である。大きく深い花がたくさん咲き距の部分に蜜がたまり、主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、花粉を媒介する。
種子が熟すと、ホウセンカなどと同様に弾けて飛び散るように拡がる。
キツリフネ(黄釣船、学名: Impatiens noli-tangere)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。その黄色い花と、後ろに伸びる距の先が巻かずに垂れることが、ツリフネソウとの明確な相違点である。
◇生活する花たち「女郎花・葛の花・萩」(四季の森公園)
秋の景色が進むにつれ空気が澄み渡り、色々な蜻蛉の飛び交う光景が増えて来ました。どんな蜻蛉でも水辺を好むようですが、時折水に触れ、またその姿が水に映り爽やかな秋のひとこまです。「水に触れ水に映る」との繰り返しが清澄なる効果をあげ、秀逸な一句です。(桑本栄太郎)
○今日の俳句
新駅の高架工事や稲の花/桑本栄太郎
新駅は田園の中に建てられ、高架工事が進んでいる。おりしも田んぼには稲の花が咲き、暑さのなかにも秋の気配が漂う。開発が自然を押しやって進んでいるのも現代の景色だ。(高橋正子)
●涼しい。近所のマンション3棟が解体され更地になっているので、秋風が見えるよう。
日吉の井口文華堂に絵筆と画用紙を買いにゆく。昨日宅配で届いたシュトックマーの絵の具(3歳から用)に付属した筆が4号ぐらいで細すぎると思う。それで、買いに出かけた。画用紙1400円、水彩筆10号900円とレジ係に値段を言われ、慌てた。値段をよく見ずに買った画用紙が4歳児には高すぎた。
秋風の向こう人が行き交える 正子
蟋蟀の声の懐かし雨上がり 正子
寝につけば傍に鳴き出す秋の虫 正子
梨食めば梨の水気のさわさわと 正子
涼しさにたわいもなくて炊く赤飯 正子
画用紙のラフさが温し秋の風 正子
釣舟草(ツリフネソウ)
[釣舟草/東京白金台・国立自然教育園] [黄釣舟(キツリフネ)/横浜・四季の森公園]
★日おもてに釣船草の帆の静か/上田日差子
★無事祈る小さき岬宮釣舟草 千恵子
★釣舟草琵琶湖の風の吹くままに 善清
★川せせらぐに黄釣舟草の黄がまぶし/高橋信之
★釣船草秋風吹けば走るかに/高橋正子
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、学名: Impatiens textori)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。ムラサキツリフネ(紫釣船)とも呼ばれる[3]。
東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布する。日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。キツリフネとともに群生していることも多い。日本には同属では、ハガクレツリフネも生育している。草丈は、40-80 cmほどに生長する。葉は鋸歯(縁がギザギザになる)で、楕円形から広披針形、キツリフネより広披針形に近い傾向がある。花期は夏から秋(山地では 8月頃から、低地では 9-10月)。茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲く。稀に白い色の花がある。花弁状の3個の萼と唇形の3個の花弁をもち、距が長く筒状になっている。下の花弁の2個が大きく、雄しべが5個。その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや花器の釣舟に似ていることが名前の由来と考えられている。花の形はキツリフネに似るが、色が赤紫色であることと、花の後ろに伸びる距の先端が渦巻き状に巻くこと本種の特徴である。なお一般にツリフネソウ属の花は葉の下に咲くが、本種はその例外である。大きく深い花がたくさん咲き距の部分に蜜がたまり、主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、花粉を媒介する。
種子が熟すと、ホウセンカなどと同様に弾けて飛び散るように拡がる。
キツリフネ(黄釣船、学名: Impatiens noli-tangere)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。その黄色い花と、後ろに伸びる距の先が巻かずに垂れることが、ツリフネソウとの明確な相違点である。
◇生活する花たち「女郎花・葛の花・萩」(四季の森公園)
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