俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月7日(土)

2015-11-07 12:56:53 | 日記
 琵琶湖
★平らかな湖水に向きて冬はじめ   正子
心地よく晴れた一日、初冬の日差しに照り輝く湖面が美しいかぎりです。大きな自然を眼前に、穏やかに悠々たる思いを抱かせてくれる冬のはじまりです。(藤田洋子)

○今日の俳句
しんとある鵜船の河畔冬初め/藤田洋子
「しんと」の擬態語がこの句のよさ。鵜飼の季節を終えた鵜舟が置かれている河畔の風景に、初冬に対する作者の気持ちが良く出ている。(高橋正子)

○立冬(冬立つ・冬に入る・冬来る/ふゆきたる・今朝の冬)
★百姓に花瓶売りけり今朝の冬 蕪村
★菊の香や月夜ながらに冬に入る 子規
★蜂の巣のこはれて落ちぬ今朝の冬 鬼城
★立冬やとも枯れしたる藪からし 亞浪
★冬来たる眼みひらきて思ふこと 鷹女

★妻子居て味噌汁うまし今朝の冬/高橋信之
★立冬の洗濯機なりよく回る/高橋正子


○山茶花(さざんか)

[山茶花/横浜日吉本町]
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11月6日(金) | トップ | 11月8日(日)立冬 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事