俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月26日(土)

2020-09-26 22:24:36 | 日記
朝から小雨一日中。

●小雨が降るが、3時半ごろから5丁目の丘へ散歩に。帰り芒の穂を抜いて帰った。「をりとりてはらりとおもきすすきか 蛇笏」の句があるので折りとろうとしたが、無理。穂を抜くとすっと抜けた。芒を折りとるって? この句、「切りとりて」では、句としてよくない。

●小豆缶と冷凍粟餅、いつ食べようかと思いつつひと夏過ぎた。今日、粟餅ぜんざいを作る。粟餅の焦げた匂いがたまらない。

●『日の名残り』を読んでいるが、読んでると気持ちがずんと落ち着く。時代の設定は1956年。(昭和31年。)わたくし、9歳。「執事はイギリスにしかいない。」は、たしかに、だ。職業に対する一種のカッコよさ。心意気。しきりに「品格」という言葉が出てくる。イングランド南西部の田園風景の美しさが描かれる。ソールズベリー、ドーセット州など、ネットで写真や地図など調べて読み始めた。前は場面を自分の想像とわずかな知識で読んだが、全然違う。

♪交響曲8番/ベートーベン/バレンボイム(Proms 2012)


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