俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

5月16日(土)

2020-05-16 12:41:51 | 日記

小雨。

青葉闇電波時計の受信中     正子
青葉雨窓打つ音の小さく丸き   正子
たたんたたん窓打つ五月の雨の音 正子
薔薇の木に白ばら重きほど咲きて 正子

●「俳壇」6月号の続・日本の樹木12選(最終回)(広渡敬雄著)に、母校愛媛大学の泰山木の並木が載っていた。教育学部の前の並木だと思う。わが国屈指で39本あるそうだ。愛媛大学には、ほかにもゆりの木の並木があって、私はゆりの木の並木のほうが好きだ。泰山木の並木のせいで、教育学部の通りはなんとなく殺風景だった。多分、泰山木は、煉瓦とかのほうが、にあうのではないか。戦後まもなく建てられた校舎には、不似合な木に思われた。しかし、このように俳句雑誌にとりあげられ、木が褒められるなんて栄誉なこと。

●著者の広渡敬雄さんは、たしか、角川俳句賞を獲られた方と思う。一度だけ、角川の授賞式を見物したとき受賞された方と思う。句集『間取図』をいただいているが、お礼を出していない。見知らぬ方から句集をいただいて、わたくしごときまでにと拝読し、好きな句には、チェックをつけているが、お礼は、本当にいろんなことが頭を回って、書きにくい。いつかお礼を出そうとは思っているけれど。
コメント
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