俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月15日(金)

2017-09-15 13:10:21 | 日記
★萩のトンネル真上ぱらぱら空があり  正子

東京・向島百花園

○今日の俳句
薄の穂切りて野の風持ち帰る/黒谷光子
風に吹かれている野の薄の穂を切って持ち帰ると、さながら、野の風を持ち帰るようだ、という。穂芒の姿に野の風が見える。(高橋正子)

●「俳壇」から、原稿依頼が来た。諾の返事を出す。10月12日締め切り。写真添付とある。
俳句界から結社広告の期限が切れるので、広告料の払い込み案内が来る。10月10日までに払い込まねば。

○紅萩と白萩
去年写真に撮った紅萩を見に行こうという。この萩は、五丁目の住宅の萩で花色がはっきりしないのが残念だが、そういう萩も萩なので写真に収めていた。なにしろテーマは「生活する花」だから。今年はどうだろうか。数日前に五丁目に白萩が少しばかり植えている家を見つけたので、その写真を撮ってから紅萩を見に行くことにした。朝の八時過ぎなのに、坂道を上ると暑い。残暑が厳しい。日陰になっている白萩は冴えない。見上げて青空を入れて写す。その白萩を撮ってからが長い。途中で信之先生は、シャツを一枚脱ぐ。咲いている花は、これと言ってない。ただ暑いだけを歩く。去年撮った紅萩の家がどこであったか、確かではないが、とにかく西へ向かって歩く。今日は三十二度まで上がる予報。保育園の下の欅が茂っている公園で休憩。持って来た冷たい紅茶で休むが、私だけが蚊に刺される。長くは居れないので目当ての萩の家へ歩く。ほどなく萩の家が見つかった。塀から枝垂れてよく咲いている。花の色は、はっきりしないけれど、枝が風に吹き流されて見事だ。朝日があたって、ちらちらと明暗ができているが、花の色がはっきりしないので、撮るのが難しい。気がつかないでいたら、すぐ前の家に白萩が茂みのなかに咲いている。こんなところに白萩が。白萩は、紅萩にくらべ花が大きいので、白がふっくらと見える。紅萩と白萩とが道を挟んで咲いている。住宅地を散歩していると、ご近所の「花競べ」と思えることによく出会う。

◇生活する花たち「萩」(横浜日吉本町)
コメント
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