俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月9日(金)

2017-06-09 11:28:02 | 日記
★蛍ぶくろ霧濃きときは詩を生むや  正子
蛍袋は白や紫の釣鐘状の花が下向きに咲き、その奥ゆかしい姿はとても美しく山野草としても愛される花です。また名前から来るイメージ、まして濃き霧の中にうっすらと咲いていれば尚更に詩を生む情景が整い、御句に豊かな詩情を感じます。 (佃 康水)

○今日の俳句
早苗田に母屋どっしり映さるる/佃 康水
母屋の傍から田が広がる。田植えが済んだ田には、早苗の影ばかりではなく、母屋のどっしりと建物が映っている。田植えの後の安堵と、秋の実りが約束されている明るさがある。(高橋正子)

○花菖蒲

[花菖蒲/横浜・四季の森公園]
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