★咳こぼし青年ふたり歩み去る 正子
すれ違ったのでしょうか。青年が二人咳を残して去っていく姿に、風邪が流行り出したこの寒さと、何だか優しさを思います。(祝恵子)
○今日の俳句
初採りの冬菜根を持ち土落とす/祝 恵子
秋に蒔いた菜が寒さの中にようやく育った。引き抜いた菜の根を持ち土をほろほろ落とす。寒そうな土と丈夫な根に冬菜の元気が見える。
○2014年11月19日
自然教育園へ行く
今日の自然教育園は、花は白嫁菜が咲き残っているぐらいでほとんどの花は枯れている。実をつけるものがいろいろあった。から橘、藪柑子、千両、さるとりいばら、さねかずら、野茨の実、からすうりが赤く熟れていた。万両はようやく色づき始めている。紫式部の実が葉の黄葉に映えて紫色が美しい。こむらさきの風情どころではない。写真に撮ったが、葉陰で暗いのと、風が枝を揺らしていたので出来栄えがよくなく残念だった。自然教育園はすっかり冬の園となっていて、ところどころ日が差し込んで暖かい。
地下鉄の白金台駅を出ると、風が強かった。快晴の空からむやみに風が吹いてくる。冬になると白金台の駅を出ると風が強いが、これを東京の空っ風と言うのかといつも思う。どの風が空っ風か誰にも聞いたことはないけれど。今日は日吉本町の駅にもどると、穏やかな小春日和だった。
○枸杞(くこ)
[枸杞の実/横浜市都筑区東山田] [枸杞の花/横浜市都筑区東山田]
クコ(枸杞、学名:Lycium chinense)は、中国原産のナス科の落葉低木。食用や薬用に利用される。日本や朝鮮半島、台湾、北アメリカなどにも移入され、分布を広げている外来種でもある。枝は長さ1m以上、太さは数mm-1cmほどで、細くしなやかである。地上部は束状で、上向きに多くの枝が伸びる。枝には2-5cm程度の葉と1-2cm程度の棘が互生するが、枝分かれは少ない。垂直方向以外に地上にも匍匐茎を伸ばし、同様の株を次々と作って繁茂する。海岸、河原、田畑の畦、空き地の周囲など、人の手が加わりやすく、高木が生えきれない環境によく生える。ある程度湿り気のある水辺の砂地を好む。
性質は丈夫であり、しばしばハムシの一種トホシクビボソハムシ(Lema decempunctata)の成虫や幼虫が葉を強く食害したり、何種類かのフシダニが寄生して虫癭だらけになったりするが、それでもよく耐えて成長し、乾燥にも比較的強い。一旦定着すると匍匐茎を伸ばして増え続け、数年後にはまとまった群落となることが多い。開花期は夏-初秋で、直径1cmほどの小さな薄紫色の花が咲く。果実は長径1-1.5cmほどの楕円形で、赤く熟す。
果実は酒に漬けこんでクコ酒にする他、生食やドライフルーツでも利用される。薬膳として粥の具にもされる。また、柔らかい若葉も食用にされる。クコの果実、根皮、葉は、それぞれ枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)という生薬である。ナガバクコ(学名: Lycium barbarum)も同様に生薬にされる。月経促進や人工中絶薬の作用をする成分(ベタイン)が含有されているため、「妊婦あるいは授乳中の摂取は避けたほうがよい」[1]との情報がある。 ワルファリンとの相互作用が報告されている[2]。食品素材として利用する場合のヒトでの安全性・有効性については、信頼できるデータが見当たらない。
◇生活する花たち「皇帝ダリア・柚子・檸檬(れもん」(川崎市高津区子母口)
すれ違ったのでしょうか。青年が二人咳を残して去っていく姿に、風邪が流行り出したこの寒さと、何だか優しさを思います。(祝恵子)
○今日の俳句
初採りの冬菜根を持ち土落とす/祝 恵子
秋に蒔いた菜が寒さの中にようやく育った。引き抜いた菜の根を持ち土をほろほろ落とす。寒そうな土と丈夫な根に冬菜の元気が見える。
○2014年11月19日
自然教育園へ行く
今日の自然教育園は、花は白嫁菜が咲き残っているぐらいでほとんどの花は枯れている。実をつけるものがいろいろあった。から橘、藪柑子、千両、さるとりいばら、さねかずら、野茨の実、からすうりが赤く熟れていた。万両はようやく色づき始めている。紫式部の実が葉の黄葉に映えて紫色が美しい。こむらさきの風情どころではない。写真に撮ったが、葉陰で暗いのと、風が枝を揺らしていたので出来栄えがよくなく残念だった。自然教育園はすっかり冬の園となっていて、ところどころ日が差し込んで暖かい。
地下鉄の白金台駅を出ると、風が強かった。快晴の空からむやみに風が吹いてくる。冬になると白金台の駅を出ると風が強いが、これを東京の空っ風と言うのかといつも思う。どの風が空っ風か誰にも聞いたことはないけれど。今日は日吉本町の駅にもどると、穏やかな小春日和だった。
○枸杞(くこ)
[枸杞の実/横浜市都筑区東山田] [枸杞の花/横浜市都筑区東山田]
クコ(枸杞、学名:Lycium chinense)は、中国原産のナス科の落葉低木。食用や薬用に利用される。日本や朝鮮半島、台湾、北アメリカなどにも移入され、分布を広げている外来種でもある。枝は長さ1m以上、太さは数mm-1cmほどで、細くしなやかである。地上部は束状で、上向きに多くの枝が伸びる。枝には2-5cm程度の葉と1-2cm程度の棘が互生するが、枝分かれは少ない。垂直方向以外に地上にも匍匐茎を伸ばし、同様の株を次々と作って繁茂する。海岸、河原、田畑の畦、空き地の周囲など、人の手が加わりやすく、高木が生えきれない環境によく生える。ある程度湿り気のある水辺の砂地を好む。
性質は丈夫であり、しばしばハムシの一種トホシクビボソハムシ(Lema decempunctata)の成虫や幼虫が葉を強く食害したり、何種類かのフシダニが寄生して虫癭だらけになったりするが、それでもよく耐えて成長し、乾燥にも比較的強い。一旦定着すると匍匐茎を伸ばして増え続け、数年後にはまとまった群落となることが多い。開花期は夏-初秋で、直径1cmほどの小さな薄紫色の花が咲く。果実は長径1-1.5cmほどの楕円形で、赤く熟す。
果実は酒に漬けこんでクコ酒にする他、生食やドライフルーツでも利用される。薬膳として粥の具にもされる。また、柔らかい若葉も食用にされる。クコの果実、根皮、葉は、それぞれ枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)という生薬である。ナガバクコ(学名: Lycium barbarum)も同様に生薬にされる。月経促進や人工中絶薬の作用をする成分(ベタイン)が含有されているため、「妊婦あるいは授乳中の摂取は避けたほうがよい」[1]との情報がある。 ワルファリンとの相互作用が報告されている[2]。食品素材として利用する場合のヒトでの安全性・有効性については、信頼できるデータが見当たらない。
◇生活する花たち「皇帝ダリア・柚子・檸檬(れもん」(川崎市高津区子母口)