俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

●デイリー句会投句箱/7月11日~20日●

2014-07-20 16:18:44 | 日記
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7月20日(日)

2014-07-20 10:06:30 | 日記
★松林に白百合まばら富士裾野  正子 
雄大な富士の裾野に松林があり、白い百合が咲いているのが見えます。その裾野に佇み富士山も眺めていられるのでしょうか。(祝恵子)

○今日の俳句
あるだけの夕餉は採りたて夏野菜/祝恵子
「あるだけの夕餉」は、いい生活だ。「採りたて夏野菜」は、家庭菜園だろうか。身近なところで栽培された新鮮な食材は、美味しい。これもいい生活なのだ。(高橋信之)

○大賀蓮

[大賀蓮/横浜・四季の森公園]


★大沼も冬の構図や大賀蓮/青木牧風
★大賀蓮咲けりと書院開けらるる/赤間智子
★おほらかにおほきく古代蓮咲けり/加藤暢一
★しこり持つ左の乳房古代蓮/田中雅秀
★惜し気なく花弁散らすや古代蓮/鈴木壮治
★古代蓮明るし楽し朝の日に/高橋信之
★朝日白し古代蓮の花の上に/高橋正子

 大賀ハス(オオガハス、おおがはす)は、1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)のこと。戦時中に東京都は燃料不足を補うため、花見川下流の湿地帯に豊富な草炭が埋蔵されていることに着目し、東京大学検見川厚生農場の一部を借り受け草炭を採掘していた。採掘は戦後も継続して行われていたが、1947年(昭和22年)7月28日に作業員が採掘現場でたまたま1隻の丸木舟と6本の櫂を掘り出した。このことから慶應義塾大学による調査が始められ、その後東洋大学と日本考古学研究所が加わり1949年(昭和24年)にかけて共同で発掘調査が行われた。その調査により、もう2隻の丸木舟とハスの果托などが発掘され、「縄文時代の船だまり」であったと推測され落合遺跡と呼ばれた。
 そして、植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎博士(当時・関東学院大学非常勤講師)が発掘品の中にハスの果托があることを知り、1951年(昭和26年)3月3日から地元の小・中学生や一般市民などのボランティアの協力を得てこの遺跡の発掘調査を行った。調査は困難をきわめめぼしい成果はなかなか挙げられなかったが、翌日で打ち切りという30日の夕刻になって花園中学校の女子生徒により地下約6mの泥炭層からハスの実1粒が発掘され、予定を延長し4月6日に2粒、計3粒のハスの実が発掘された。
 大賀博士は5月上旬から発掘された3粒のハスの実の発芽育成を、東京都府中市の自宅で試みた。2粒は失敗に終わったが3月30日に出土した1粒は育ち、翌年の1952年(昭和27年)7月18日にピンク色の大輪の花を咲かせた。このニュースは国内外に報道され、同年11月17日付米国ライフ誌に「世界最古の花・生命の復活」として掲載され、博士の姓を採って「大賀ハス」と命名された。また大賀博士は、年代を明確にするため、ハスの実の上方層で発掘された丸木舟のカヤの木の破片をシカゴ大学原子核研究所へ送り年代測定を依頼した。シカゴ大学のリピー博士らによって放射性炭素年代測定が行われ、ハスの実は今から2000年前の弥生時代以前のものであると推定された。自宅近く、博士の銅像が建てられている府中市郷土の森公園修景池には、この二千年ハスが育てられており、鑑賞会が催されている。
 この古代ハスは、1954年(昭和29年)6月8日に「検見川の大賀蓮」として千葉県の天然記念物に指定された[3]。また1993年(平成5年)4月29日には千葉市の花として制定され、現在千葉公園(中央区)ハス池で6月下旬から7月に開花が見られる。日本各地は元より世界各国へ根分けされ、友好親善と平和のシンボルとしてその一端を担っている。(フリー百科事典「ウィキペディア」より)

○一昨年の日記より:
 四季の森公園/大賀蓮と合歓とやまゆり
 昨日午前、横浜市緑区にある四季の森公園に信之先生と出掛けた。自宅から100mほどの横浜市営地下鉄日吉本町駅で乗車し、30分して終点の中山駅で下車し、15分ほど歩くと四季の森公園がある。大賀蓮を目当て園内に入った。園内のワークセンター脇の池にある。残念なことに蓮は池の遠くに植えてあって、遠く朝日を反射して光輝いている。きれいなのだけれど、写真に撮るには技術がいる。遠くて、反射しているものを撮るにはどうしたらよいか勉強しなければいけない事態になった。がとにかく撮った。期待しなかったけれど、山沿いの道にはやまゆりが盛りで、例年になくよく咲いているとのことであった。花がカサブランカほどもある。白い花に斑点もはっきりして、蕊は朱色である。一茎に3,4輪咲いているのも、一つだけ咲いているのもある。やまゆりは群生しているのではなく、下草のなかにぽつぽつと咲いている。今日が見ごろの感じがした。宵待草も黄色い蕾を付けていた。合歓はこれまでこの公園内で最も美しく咲いていた。合歓の花も今日が見ごろかと思う。バックに山木々を入れて、合歓の花をくっきりさせた。背景の山の木々が暗すぎたのが残念。午前の合歓の花は朝日を受け、光が満ち溢れてすばらしかった。俳句日記のブログに載せる「生活する花たち」の写真を撮った。


◇生活する花たち「蛍袋・立葵・紅かんぞう」(横浜・四季の森公園)
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