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珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

先のこと

2018-06-07 | 思うこと
子どものことを相談したら
「そんなもの、大人になったらどうでもよくなるよ」
と、広大な宇宙のような返事が返ってくるのが男親。(うちだけかな?)
明日、明後日のことに必死になっている母親からしたら異人種に思えるんだけど、きっとそうなんだろう。

身内の話で申し訳ないが、夫は何不自由のない家に生まれて、両親や兄弟の限りない愛情を受けて育ちながら、小学校から不登校の時期があり、14歳でタバコ、15歳で初体験、16歳で賭け麻雀をやっていたような男である。
バイクを盗んだ友達と仲間だったということで家庭裁判所にも行ったし、女にフラれたショックで引きこもって、手首を切るようなしょうもないこともしている。
(嫌なことを書くと、ナイフは引くのは怖いもので、刃を当てて、上から叩きつけてカットするんだそうですよ)

しかし彼の家族や親戚は誰も「ガミガミと小言」など言わず
「彼は大器晩成なんだよ」
と笑い飛ばしていた。

実際に大器晩成だったのかは知らないが、今は何にも縛られず、拘らず、驕らず、何にも当てはまらないような人間になって、自分らしく生きていると思う。

先のことは考えてもしょうがない。
これから先のこともわからないけど、私も今は、そんなこと信じていない。

言えるのはこれしかないんだけど。

MADE IN JAPAN

2018-06-07 | 日記
長らく海外生活をされている人が仰っていた。
日本に帰って買い物をしていると、ショップのカウンターでものを静かに置くとか、おつりを両手で渡すという、我が国では何気にやっていることが嬉しくて涙が出そうになると。

日本人は仕事に偏りすぎだとか、家庭を犠牲にしても仕事をするとか言われるけど、私は私欲を押さえてもプロに徹するこの国の勤勉さが好きである。
「家庭を愛する」というと聞こえがいいけど、それってただの自己愛ともいえるのでは?

made in Japanは、あれもこれも手にしては成しえない。
一流のものは何でもそうだと思う。

休憩時間なんて守らないし、何回注意してもスマホを触りにちょいちょい席を離れることができる職場が合理的で国際的なら、彼らは有形無形のこれらを真似できないと思う。

家族を養うほどの仕事をしている人って、一日が終わればヘトヘトなんじゃないだろうか。
自分の仕事が終わっても全体を見ると、気になることが山ほどあって、ついつい仕事が多くなる。
家族にはすまないと思いながらも、そうやって高い税金と信用を納めて愛する人を護っている。