ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

「きっかけ」のiTunes順位はなぜ伸びないのか?、黒板アートMVの予想を越えるパンチ力 [06Jul16]

2016-07-06 21:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

07月08日(金) 23 : 00〜23 : 30 フジテレビ『全力!脱力タイムズ』に、西野七瀬が出演

07月10日(日) 2ndアルバム第3回最終個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

夏恒例の大型音楽祭に乃木坂が登場!
07月18日(月祝) 11 : 45 〜 23 : 24 [地デ_生放送] フジテレビ『FNS うたの夏まつり』。おそらく15枚目表題曲「裸足でSummer」を披露すると思います。というより、ぜひ歌わせて欲しい(笑)。

07月18日(月祝) 19 : 30 〜 20 : 43 [地デ] NHK総合『こんにちは!動物の赤ちゃん★夏2016』に、生田絵梨花が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、「ブックマーク」内の以下のリンクをご利用下さい。 「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



今日は、15枚目「裸足でSummer」が発売される7月27日(水)のちょうど3週間前なんですが、表題曲のMVに関して、今のところ、何の情報も出てませんね。

14枚目表題曲「ハルジオンが咲く頃」のフルサイズMVは、YouTubeにおいて、3月1日(火)付で公開され、発売日である3月23日(水)の午前0時を境に、ショートバージョンに差し替えられています。

つまり、フルサイズMVの公開スタートは、CD発売の3週間前で、もし、今日中にお披露目されなければ、今作は、前作より、遅いタイミングとなる。

15枚目においても、発売日の午前0時に、MVをフルからショートにチェンジするなら、公開のタイミングが遅れると、それだけフルバージョンを披露する期間が短くなり、楽曲のプロモーションが弱くなってしまいます。


先週土曜の日テレ『THE MUSIC DAY』において、「きっかけ」をパフォーマンスしたとき、櫻井翔など番組MCとの曲前トークでは、15thセンターの齋藤飛鳥が乃木坂を代表してしゃべったので、運営も早く夏シングルに移行したいと望んでいるように見えます。

従って、MVの公開スタートが前作より遅れるのであれば、意図的にズラしているのではなく、制作スケジュールが、思い通りに進んでいない気がします。

沖縄での撮影ロケは、6月19日(日)、20日(月)に行われた可能性が高く、それから2週間ほどしか経っていないので、あるいは編集作業に時間が掛かっているのかもしれません。

監督などのスタッフがMVを仕上げても、運営や総合プロデューサーにOKを貰わないと、公開できないわけで、もし、手直しを指示されたら、修正に手間取って、予定通りにアップ出来ないことがあっても、不思議ではない。


CD発売の25日前に出演したテレビ生放送の大型音楽祭『THE MUSIC DAY』は、「裸足でSummer」をテレビで初披露する絶好のチャンスだった筈ですが、披露したのは、発売して38日が経った、2ndアルバムのリード曲で、15枚目表題曲は、MVどころか、そもそも、振り付けを含めた楽曲自体が、間に合わなかった危惧すらあります。

CDセールスは握手会人気でほとんどが決まるので、どういう新曲キャンペーンを展開するかには、さほど左右されないと思いますが、ネット配信などの楽曲セールスは、MVや音楽番組を通した露出に大きな影響を受けます。

「サイレントマジョリティー」がヒットして、欅坂46が快進撃を続ける中、乃木坂に今求められているのは、CDセールスに負けないほど、楽曲セールスを上昇させることで、MVやテレビでの新曲披露を、一刻も早く実現して欲しいところです。


『THE MUSIC DAY』が行われた日の夜、北野日奈子が

今日はある番組用の
振り入れがありました♪

初めて出演する番組で
いつもテレビでみてたから
たのしみ!!!

緊張すると思うけど、
楽しんでできるようにたくさん練習します!

(北野日奈子の2016/07/02_23:53ブログ)

と書いているので、「裸足でSummer」の初お披露目は、目前に迫っているとは思います。

ただ、今週、7月8日(金)のテレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂の出番は予定されておらず、NHK総合『シブヤノオト』&『NAOMIの部屋』の公開収録は、7月25日(月)と、まだまだ先の話です。

となると、きいちゃんが記した「ある番組」とは、生放送や公開収録ではなく、録画撮りの可能性が高く、「いつもテレビでみてた」とあるので、バカリズムMCの日テレ『バズリズム』や中居正広のTBS『Momm!!』というよりは、フジテレビ『MUSIC FAIR』かなと密かに予想しています(笑)。

とは言え、9日(土)の『MUSIC FAIR』は平井堅特集なので、この予想が正しい場合でも、放送されるのは、16日(土)以降の回になります。


一方、18日(月祝)には、フジテレビ『FNS うたの夏まつり』が開催され、乃木坂はすでに参加がアナウンスされているので、このステージでは、ほぼ確実に、「裸足でSummer」をパフォーマンスすると思います。

また、16日(土)は、お昼から、TBS『音楽の日』が行われ、まだ出演アーティストは発表されていませんが、乃木坂が呼ばれて、新曲を披露する可能性は十分ある。

ということで、今分かっている情報から、「裸足でSummer」が披露される可能性のある番組をまとめておきます。

(表1) 15枚目表題曲が披露される可能性のある音楽番組

07/08(金)午後 予定なし : テレビ朝日『MUSIC STATION』
07/08(金)深夜 予定なし : TBS『バズリズム』
07/09(土)午後 予定なし : フジテレビ『MUSIC FAIR』
07/10(日)深夜 予定なし : TBS『Momm!!』

07/15(金)午後 可能性あり : テレビ朝日『MUSIC STATION』*
07/15(金)深夜 可能性あり : TBS『バズリズム』*
07/16(土)午後 可能性あり : フジテレビ『MUSIC FAIR』*
07/16(土)午後 可能性あり : TBS『音楽の日』
07/16(土)深夜 可能性なし : TBS『CDTVスペシャル-音楽の日 朝までライブ2016(仮)-』
07/17(日)深夜 可能性あり : TBS『Momm!!』*

07/18(月祝)午後 可能性あり : フジテレビ『FNS うたの夏まつり』

# 番組名に続いて「*」がある場合は、その日、番組が放送される最終確認が取れていない
# 『CDTVスペシャル』は、深夜生放送のようなので、年齢の問題であしゅの出演は無理かと


残念ながら、現段階では、今週、テレビの音楽番組で、「裸足でSummer」がお披露目される可能性は低いようです。

来週以降は、『音楽の日』と『FNS うたの夏まつり』という、大型音楽祭があるので、新曲のパフォーマンスと衣装を目にすることが出来ると思いますが、10日ほど待たなければなりません。

さすがに、テレビ初披露のタイミングとしては、ちょっと遅いので、今週後半から来週前半、音楽番組以外で、ライブステージをぶっ込んでくる可能性は否定出来ません。


例えば、「ハルジオンが咲く頃」は、CD発売日の朝、加藤浩次がMCを務める生放送ワイドショー『スッキリ!!』で、特別ライブを行っています。

フジテレビ『うまズキッ!』で、スタジオライブをしたことは、何度かあって、競馬番組ではあるものの、バラエティ色の強い深夜枠なので、さほど違和感はなかったですが、通常のニュースを扱う朝の情報番組で、生パフォーマンスというのは、かなり驚きました。

「ハルジオンが咲く頃」のスケジュールは、昨年末、2015年12月23日(水祝)にリリースされたMV集「ALL MV COLLECTION〜あの時の彼女たち〜」のセールスに配慮したのか、あるいは、楽曲提供が遅れたのか、やや押せ押せになっていました。

その上、キャンペーンが本格化する3月上旬、2nd写真集『1時間遅れのI love you.』の撮影を兼ねた、メンバー全員による、3泊4日のグアム旅行が入ったりして、14枚目も楽曲プロモーションに時間的な余裕がなく、アピールの手薄感を払拭するため、急遽、朝のワイドショーでの、生ライブという思い切った手を打った節がある。

15枚目も、『テレ東音楽祭(3)』と『THE MUSIC DAY』でのテレビ初披露を逃し、次のチャンスまで、しばらく間が空くことから、何か、斬新な策を講じるかもしれません。

まあ、楽しみではありますね(笑)。


このように、現在は、2ndアルバム「それぞれの椅子」から、15枚目「裸足でSummer」に移行する端境期で、なかなか全容を現さない新曲を、ファンが今か今かと、待ちわびている雰囲気が漂っています(笑)。

ただ、「きっかけ」のプロモーションを振り返って、どうやって次に生かすかを考える、ちょうど良い時期とも言える。

そこで、これまで「きっかけ」がどのようにお披露目され、それらが楽曲セールスをどう動かしたのか、チェックしてみます。

(表2) テレビ音楽番組における「きっかけ」のステージと演奏時間

【フルサイズ】
5 : 11 =「きっかけ」
作詞) 秋元康
作曲) 杉山勝彦
編曲) 杉山勝彦 有木竜郎

【テレビ】

06月10日(金) [地デ_生放送] テレビ朝日
『MUSIC STATION』
2 : 26 =「きっかけ」
Pf : 14th選抜(深川麻衣を除く)

06月29日(水) [地デ_生放送] テレビ東京
『TV TOKYO MUSIC FESTIVAL 2016』
#『テレ東音楽祭(3)』
2 : 27 =「きっかけ」
Pf : 14th選抜(深川麻衣を除く)

07月02日(土) [地デ_生放送] 日テレ
『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』第2部
4 : 56 = "坂道シリーズ" コラボ
(内訳)
2 : 26 =「きっかけ」
{乃木坂単独 1 : 40 + 欅坂との合同 0 : 46}
Pf : 14th選抜(深川麻衣を除く)
2 : 26 =「世界には愛しかない」
Pf : 欅坂46_2nd選抜(センター平手友梨奈)

#「演奏時間」は、曲の前奏開始から後奏終了までの時間
#「2 : 26」は、2分26秒の意
#「Pf」は、パフォーマンスを担当したグループ


「きっかけ」の作曲編曲は、杉山勝彦と有木竜郎が行っていて、「君の名は希望」と全く同じ制作陣です。

さすがに、聴き応えのあるミディアムバラードに仕上がっていて、Mr. Children の桜井和寿さんが気に入って、昨日の武道館ライブで、カバーしてくれたそうです。

しかし、テレビ番組での披露は、上表に示した3回だけで、しかも、すべて、15th選抜が発表された後に行われている。

ファンの興味が、次シングルへ移りつつある中、結局、今回も、新曲はやらないのか、という溜め息の混じった気持ちで、「きっかけ」のステージを鑑賞するので、いささか厳しい楽曲キャンペーンになっています。


演奏時間は、すべて2分26秒ほどで、これが通常のテレビサイズだと思います。

しかし、『THE MUSIC DAY』は、欅坂46とのコラボライブになっていて、乃木坂単独で1分40秒のステージを見せた後、残りの46秒は、欅坂が後ろに登場して、パフォーマンスに参加しています。

この一緒に歌っている時間、欅坂メンバーを映すショットがかなり入ってきて、その分だけ、乃木坂メンバーの出番が少なくなっていました。


欅坂は、その後、2枚目表題曲「世界には愛しかない」を、「きっかけ」と同じく、2分26秒パフォーマンスしますが、乃木坂とコラボした46秒でも、メンバーが結構映っていたので、曲つなぎの4秒を加えて、事実上、3分16秒の出番と言えます。

この演出プログラムには、後から登場する欅坂メンバーを、乃木坂メンバーより手厚く紹介しようという意図が感じられます。

考えてみれば、『THE MUSIC DAY』の翌週、月曜深夜から、同じ日テレで『KEYABINGO!』という新番組がスタートするわけで、欅坂優先という意図があったとしても、何ら不思議ではない。


しかも、欅坂は、デビュー曲「サイレントマジョリティー」が、有料音楽配信で10万ダウンロード達成のゴールド認定を受け、7月以降、3つの地上波レギュラー番組を持つ、期待の大型新人アイドルと目されている。

その2作目が、どんな曲になるのかは、ファンだけでなく、音楽関係者も注目している筈で、そんな中、CD発売の1ヶ月以上も前に、自局主催の音楽祭で、それを披露してくれるのだから、丁寧に扱われるのは当然だと思います。

実は、以下に示すように、「世界には愛しかない」の2分26秒は、AKB48Gのどの「支店」よりも、長い演奏時間で、CDデビューして僅か3ヶ月の新人アイドルが、4年以上のキャリアを持つ乃木坂46と同じステージ時間という点で、そもそも破格の扱いだと言えるでしょう。

(表3) 2016年7月2日(土)に開催された『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』でのAKB48Gのステージと演奏時間

第1部
11 : 55 = [昭和・平成 夏のアイドルソングメドレー]
(内訳)
1 : 58 =「ワンダー・ブギ」(1979) 石野真子×NMB48
1 : 48 =「夏色のナンシー」(1983) 早見優×SKE48
2 : 07 =「C-Girl」(1988) 浅香唯×HKT48
1 : 59 =「僕はいない」NMB48
1 : 59 =「パレオはエメラルド」(2011) SKE48
1 : 56 =「メロンジュース」(2013) HKT48

第2部
2 :10 =「365日の紙飛行機」(2015)
Pf : AKB48×SKE48×NMB48×HKT48
2 : 34 =「LOVE TRIP」
Pf : AKB48_45th「総選挙」選抜

参考
2 : 10 =「渋谷で5時」(1996)
Pf : 鈴木雅之 × Little Glee Monster


NMB48は、8月3日(水)に発売される15枚目の表題曲「僕はいない」を披露しましたが、1分59秒でした。

さすがに、AKB48が8月31日(水)にリリースする「LOVE TRIP」は2分34秒でしたが、欅坂「世界には愛しかない」の2分26秒が、新人として、いかに凄いかが分かります。


しかし、NMB48、SKE48、HKT48は、自前曲を単独で披露するステージの他、それぞれ、石野真子、早見優、浅香唯のステージに参加しており、しかも、主要メンバーが生歌でソロパートをこなすなど、単なるバックダンサーではない、ちゃんとしたコラボになっていました。

つまり、AKB48Gは、すべてのグループが2曲を担当したわけで、自前の1曲ずつで、他歌手とのコラボがなかった"坂道シリーズ"と比べ、かなりの存在感を示したんじゃないでしょうか。

これだけ優遇されるのは、今週の9日(土)夜から日テレ系で始まる、連続ドラマ『時をかける少女』の主題歌「LOVE TRIP」を、AKB48が担当していることが大きいと思います。

そして、外れの少ない、鉄板ネタとも言える「時をかける少女」とのタイアップを獲得する、AKB48の営業力、あるいはテレビ業界に対する影響力が、『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』での、48G全グループの2曲披露につながっているのだと考えたくなります。

AKB48が披露したもう一曲「365日の紙飛行機」も、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌で、ドラマの人気上昇と共に、ネット配信、カラオケといった楽曲人気が高まり、非常に有効なコラボだった。

今の時代、アイドルがヒットを飛ばす上で、人気のあるドラマ・映画・CMとのタイアップは、相当に効果的なようで、多くのグループが新曲に、出来るだけ分厚いコラボを付けようとするのは、もっともな動きだと思います。


しかし、テレビの有名音楽番組や大型歌謡祭で、曲を披露することそのものが、楽曲セールスをアップする、一種のタイアップという面があります。

少し長いですが、次の表は、「きっかけ」配信ランキングの推移と、順位上昇に関係すると思われる出来事を示したものです。

(表4) iTunes Store トップソングにおける「きっかけ」の日単位での順位推移

凡例
順位の計測日 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A〜H と Z は、示された日において、それぞれ以下の順位帯にランクインしているかどうかを表し、そこにいる場合は「1」、いない場合は「0」となる。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 深夜24:00の前後2時間以内に、1度だけその時点での順位を調べ、その日の順位としている
# 01週目、02週目、03週目 … が意味する1週間は、月曜から始まり日曜で終わる7日。例えば、「きっかけ」の01週目は、配信開始日2016/05/25(水)を含む、05/23(月)から05/29(日)まで、02週目は05/30(月)から06/05(日)までで、以下、同じように続く
#「きっかけ」は、配信開始日とCD発売日が同じ

01週目
05/25(水) : 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] (最高26位)
05/26(木) : 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0]
05/27(金) : 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0]
05/28(土) : 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0]
05/29(日) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]

02週目
05/30(月) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
05/31(火) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/01(水) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/02(木) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/03(金) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/04(土) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/05(日) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]

03週目
06/06(月) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ 15th選抜発表
06/07(火) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/08(水) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/09(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/10(金) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ Mステ & 46時間TV開始
06/11(土) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/12(日) : 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] ※ 46時間TV終了

04週目
06/13(月) : 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0]
06/14(火) : 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0]
06/15(水) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/16(木) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/17(金) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/18(土) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/19(日) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]

05週目
06/20(月) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/21(火) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/22(水) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/23(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/24(金) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/25(土) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/26(日) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]

06週目
06/27(月) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/28(火) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/29(水) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] ※ テレ東音楽祭(3)
06/30(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/01(金) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/02(土) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ THE MUSIC DAY
07/03(日) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]

07週目
07/04(月) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/05(火) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ 桜井和寿氏が武道館ライブでカバー


「きっかけ」は、配信を開始した日に、いきなり26位という最高順位をマークし、その後、1週目、2週目は、徐々に順位が下がっていきます。

6月5日(日)の深夜に15th選抜が発表された後、乃木坂に興味を持つ人が増えたのか、翌月曜に、1日だけ順位帯が上がりますが、火曜には戻ってしまう。

ところが、6月10日(金)、『MUSIC STATION』において、深川麻衣のいない14th選抜が、「上半期写真集女王」生田絵梨花のピアノ伴奏で「きっかけ」を披露し、その後、続けて『乃木坂46時間TV』が始まると、順位帯が1つ上がります。

そして、『乃木坂46時間TV』のエンディングで、メンバーが制作に関わった黒板アートの映像をバックに、「きっかけ」が流されると、いきなり40位にまで順位が跳ね上がり、順位帯が2ランクも上昇します。


その後、配信4週目に入ると、再び、順位は下降していき、5週目後半には、151位から200位の最低順位帯が続き、いよいよ圏外が迫ってきます。

しかし、29日(水)に、『テレ東音楽祭(3)』で、「きっかけ」がパフォーマンスされると、順位帯が一つ上がり、30日(木)、7月1日(金)とそこをキープする。

そして、2日(土)に、『THE MUSIC DAY』でのステージが放送されると、順位帯はさらに一つ上がって、50位圏内復活が見えてきます。


7週目に入ると、4日(月)は、再び101位から150位に落ちますが、5日(火)は持ち直している。

ミスチルの桜井さんが、武道館ライブでカバーしたことで、話題となり、一度ダウンロードして、聴いてみようと思った方が大勢いたのかもしれません。

有名で実力のある人気アーティストなので、彼が褒めてくれて、自身のライブで歌ったことは、少なからぬ影響力を持っているのだと思います。


(表4)から分かることは、Mステ効果は確かにあるし、テレビ系大型音楽祭への出演も、楽曲セールス上昇に有効だと言うことです。

また、他のアーティストが楽曲を評価してくれることも、ぜひ聴いてみたいと思う人を増やすようです。

ただ、もっとも大きな順位アップを引き起こしたのは、メンバーが作った黒板アートによるプロモーションビデオでした。

やはり、印象的なMVは、人の心を大きく揺さぶるようで、まあ、楽曲セールスを伸ばす効果が間違いなくあるからこそ、現在、多くのアーティストがMVを制作して、ネットを介して、無料で流しているのでしょう。


MVは、楽曲セールスを上昇させる非常に重要なツールなんですが、「きっかけ」は、それがなかったこともあって、他のシングル表題曲と比べると、物足りない成績になっています。

(表5) iTunes Store トップソングにおける乃木坂楽曲の配信後42日間でのランクイン順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H (200位圏内ランクイン総日数; 確認出来た最高順位)「曲名」(CD発売日)

# 上記 A〜H と Z は、示された日において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表している。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)
# 深夜24:00の前後2時間以内に、1度だけその時点での順位を調べ、その日の順位としている
# 2ndアルバム「それぞれの椅子」の収録曲は、「きっかけ」を含め、すべてCD発売日に配信が始まり、昨日7月5日(火)で、42日目となっている。

09-05-07-00-06 / 15-00-00 (42日; 4位)「今、話したい誰かがいる」(2015/10/21)
02-03-04-06-04 / 12-06-05 (42日; 5位)「ハルジオンが咲く頃」(2016/03/23)
00-00-01-03-03 / 14-15-06 (42日; 26位)「きっかけ」(2016/05/25)

2ndアルバム「それぞれの椅子」に収録された「きっかけ」以外の曲
00-00-01-00-01 / 02-03-00 (07日; 30位)「低体温のキス」
00-00-00-01-01 / 02-03-00 (07日; 31位)「光合成希望」
00-00-00-01-01 / 01-03-01 (07日; 36位)「Threefold choice」
00-00-00-00-01 / 02-02-01 (06日; 43位)「かき氷の片想い」
00-00-00-00-01 / 01-02-02 (06日; 48位)「失恋したら、顔を洗え!」
00-00-00-00-01 / 02-01-01 (05日; 49位)「空気感」
00-00-00-00-00 / 02-02-01 (05日; 55位)「口約束」
00-00-00-00-00 / 02-02-01 (05日; 57位)「環状六号線」
00-00-00-00-00 / 01-02-00 (03日; 69位)「太陽に口説かれて」
00-00-00-00-00 / 01-01-00 (02日; 93位)「欲望のリインカーネーション」


非常にもったいないと思うのは、『乃木坂46時間TV』のエンディングに、黒板アートを使ったMVを流したことで、折角、iTunesランキングが急上昇して、しばらく揚力を感じさせる動きを見せていたのに、そこで、このMVをネット公開しなかったことです。

もし、この時点でMVの無料公開に踏み切っていたら、より高い順位に留まった状態で、『テレ東音楽祭(3)』と『THE MUSIC DAY』を迎えられた可能性があり、「きっかけ」を披露した2つのステージが、さらに大きくセールスを引き上げたかもしれない。

「きっかけ」は、聴けば聴くほど魅力が増していく、そんなタイプの良曲だと感じ始めていて、桜井和寿氏が評価してくれたのは嬉しい限りです。

しかし、楽曲そのものがどんなに素晴らしくても、最初にMVを作らず、発売後に作ったMVが、明らかな反響を呼んでいるのに、それも公開しなければ、宣伝がほとんどゼロになってしまって、ヒットが遠ざかってしまうのは当然じゃないでしょうか。


そして、15枚目「裸足でSummer」の楽曲構成を見ると、効果的なMVが出来るだろうかと、心配になる点がある。

(表6) 乃木坂15枚目に収録される全楽曲

# 曲名が、青色のものはMVありで、オレンジ色はMVなし

(1) 表題曲 「裸足でSummer
選抜全員 (センター : 飛鳥)
(2) 共通カップリング曲「僕だけの光
選抜全員 (センター : 飛鳥)
(3) TypeA限定曲「オフショアガール
選抜の一部 (ソロ : 白石)
(4) TypeB限定曲「命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
選抜の一部 (ソロ : 生田)
(5) TypeC限定曲「白米様
選抜の一部とアンダーの一部 (4人 : 松村・かりん・佐々木・寺田)
# さゆりんご軍団
(6) TypeD限定曲「シークレットグラフィティー
アンダー全員 (センター : 樋口)
(7) 通常盤限定曲「行くあてのない僕たち
アンダーの一部 (2人 : 万理華・井上)

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15枚目と同じく、14枚目も、5つのMVのうち、表題曲とアンダー曲を除く、3曲すべてが、ソロ曲と少人数ユニット曲です。

少ない人数で、楽曲セールスを押し上げるような、パンチのあるMVを仕上げるのは、相当に難しい仕事で、とくにソロとなると、抜群に歌やダンスが上手いか、ギターやドラムなど見入ってしまうような楽器演奏が出来るか、あるいは、べらぼうに演技力があるか、信じられないオーラが出せるか(笑)、何かハイレベルなスキルが不可欠になってくる。

生田絵梨花は、ピアノが弾ける上に、元劇団四季所属で、「ライオンキング」の初代シンバ役を演じた坂元健児さんという方が、「ゲストパフォーマース」として参加するそうなので、作品としての質は期待出来るけど、個人PVならともかく、他のメンバーが出演せずに、多くの乃木坂ファンが観たいと思うものになるかどうかは、また別問題だと思います。

ある程度、多くのメンバーを出演させた方が、賑やかになるし、それを目当てに鑑賞するファンも増える筈で、なぜ、ここまでソロや少人数ユニットにこだわって、MVを作ろうとするのか、疑問を感じます。


個々のメンバーの外仕事が忙しいため、人数が多いとスケジュール調整が難しく、撮影に時間とお金がより掛かるので、ソロやユニットのMVが多くなっているのかもしれません。

しかし、「きっかけ」の楽曲セールス変遷を調べると、手間ひま掛かけてでも、印象的なMVを作り上げると、その効果は抜群であることが分かります。

MVの制作は、今の乃木坂が一番、労力を投入するべき仕事で、それがなければ、楽曲人気を引き上げるのは、難しいんじゃないでしょうか。


以下に、歴代シングルの楽曲構成を載せておきます。

14枚目と15枚目が、過去と比べものにならないほど、ソロ曲・ユニット曲に傾いていることが分かると思います。

(表7) 歴代15枚のシングル構成

「シングル構成」とは、収録曲を歌唱メンバーの構成によって、以下のように記号で分類し、表題曲、共通曲、TypeA限定曲、TypeB限定曲、TypeC限定曲、通常盤限定曲の順に並べたもの。但し、14枚目と15枚目は、初回限定盤が4タイプあるので、表題、共通、A限定、B限定、C限定、D限定、通常限定の順

歌唱メンバー構成による分類記号
「S」型 = 選抜全員が参加
「Sa」型 = 選抜全員とアンダーの一部が参加
「T」型 = 選抜全員とアンダー全員が参加
「A」型 = アンダー全員が参加
「Us」型 = 選抜の一部が参加
「Usa」型 = 選抜の一部とアンダーの一部が参加
「Ua」型 = アンダーの一部が参加
「K」型 = 研究生全員が参加

# 青色はMV付きの曲オレンジ色はMVがないことを意味する
# 「AN盤」はアニメ盤、「SE盤」はセブンイレブン盤を表し、これら特別盤の限定収録曲は、一番最後に示している
# ソロ曲、及びデュエット曲は、歌唱メンバーの名前を続く(括弧)内に記している

01枚目 : SATSaSaSa
02枚目 : SSaUs(生駒)UsASa
03枚目 : SUsASaSaUa
04枚目 : SSUsUsAUs(白石高山)[AN盤]Sa
05枚目 : SSSAUsUs
06枚目 : SSUsaAUsT
07枚目 : SSUsaSaAUsa[AN盤]S
08枚目 : SSSaUs(白石橋本)AUs
09枚目 : SSUsUsAUsa
10枚目 : SUsaSUsaAUs
11枚目 : SUsUsUs(西野)AK(→Ua)
12枚目 : SUs(西野)UsUsAUs[SE盤]S
13枚目 : SASUaUsaUsa[AN盤]Usa
14枚目 : SUsUs(深川)UsUs(西野)AUs
15枚目 : SSUs(白石)Us(生田)UsaAUa(万理華井上)

# 13枚目アニメ盤の収録内容は通常盤と同じ


乃木坂が楽曲セールスを伸ばす上で、私がもっとも問題だと考えてきたのは、「きっかけ」のようなバラード曲ですら、音楽番組で披露するとき、サビは口パク、AメロBメロは生歌比率の低い「被せ」というパターンで済ませてしまっていることです。

そのため、複数のミュージカルに出演した生田絵梨花と桜井玲香、そしてカラオケバトルに連続参戦した川村真洋など、ごく少数のメンバー以外は、歌唱力を鍛える機会をほとんど持てず、歌えないグループになりつつある。

実際、『THE MUSIC DAY』で、NMB48、SKE48、HKT48が行ったような、他歌手とのコラボは、2014年8月の『FNSうたの夏まつり』における、杏里の「悲しみがとまらない」(1983)と、前田亘輝の「あー夏休み」(1990, TUBE)を最後に、2年近く、実現していません。

安心してコラボを任せられるグループになれば、大型音楽祭での出番も増えるし、何より、自身の曲を、より生歌比率の高い形で届けることが出来て、ヒットさせやすくなるでしょう。


こういう生歌を重視しない姿勢は、以前から改善して欲しいと願って来た点ですが、MV集のリリース以降、乃木坂の運営は、MVを無料公開することの重要性を理解していないのではないかと、楽曲プロモーションの進め方にも、強い疑問を感じています。

しかも、14枚目、15枚目と、グループアイドルのシングルにも関わらず、ソロ曲や少人数ユニット曲を連発していて、ファン全体を惹き付けるようなCDになるのだろうか、楽曲セールスを上昇させる印象的なMVが作れるのだろうかと、首を傾げたくなることが多い。

「きっかけ」の黒板アートMVがファンの注目を集め、iTunes ランキングを顕著に引き上げたのは、その制作に多くのメンバーが関わり、時間を掛けて、苦労しながらも、みんなで作り上げた点が感動を呼んだからじゃないでしょうか。


「裸足でSummer」のMV、いくら何でも、数日内には、公開されると思いますが(笑)、沖縄の美しい景色のなか、メンバーみんなの魅力が弾けているような、楽しい作品を期待してます。


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