注目の乃木坂メンバー出演予定番組
スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
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今日と明日は、高山一実祭りです(笑)。
今日、水曜夜7時56分
3月4日(水) 19 : 56 ~ テレビ朝日『ミラクル9』
高山一実が出演。
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今日、水曜夜10時
3月4日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第8回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。第7話では、1stアルバム収録のいくちゃんソロ曲「あなたのために弾きたい」が、なんとドラマの挿入歌として流れました。父親の岸谷五朗が美香のピアノを応援することを表明、母親の大塚寧々も、ピアノコンクールで1位になれなきゃ、プロになんかなれないと、参加者募集のチラシを用意。膠着状態だった家族の関係と美香の夢が、少し前に進み始めました。玉木宏と倉科カナの方は、セックスレスや浮気と、昼メロ的な要素が入ってきて、貪欲に視聴率を上げにかかっている感が(笑)。「須藤様」一家のDV問題も行方が気になるところで、色んな伏線をバラまきながら、ドラマの終盤になだれ込んでいく空気が出てきてます。ただ、最終回で、美香が夢を諦め、陽一と知里が離婚なんていう展開はまずないだろうから(笑)、安心でもあり、ややドキドキ感に欠ける気もします。
『残念な夫。』の公式サイト
明日、木曜夜10時
3月5日(木) 22 : 00 ~ 読売テレビ『ダウンタウンDX』
高山一実と秋元真夏が出演。
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明日、木曜深夜0時15分
3月5日(木) 24 : 15 ~ テレビ朝日『しくじり先生』
高山一実が出演。
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11枚目「命は美しい」全国握手会の日程が以下のように発表されました。
3月21日(土祝) 京都パルスプラザ大展示場
5月02日(土) パシフィコ横浜
5月06日(水祝) ポートメッセ名古屋
8枚目「気づいたら片想い」までは、ミニライブ付きの握手会が、関東、名古屋、京都で各1会場ずつ行なわれていました。
しかし、2014年5月25日(日)に発生した、AKB48襲撃事件の影響と思われますが、9枚目「夏のFree&Easy」は同じく全国3会場で行なうもののミニライブはなし。
握手会ならぬ「お話し会」なんて苦肉の策が(笑)、この頃に提案されました。
10枚目「何度目の青空か?」は、全国握手会と名の付くイベントが、パシフィコ横浜1会場のみで、名古屋と大阪で各1日ずつ、似顔絵会とセットの抽選ライブが行なわれています。
そして、今回の11枚目で、全国3会場のミニライブ付き握手会が2シングルぶりに復活です。
身元確認と予約が必要ない全国握手会は、安全面や経済面で開催するのが難しいようで、AKB48は、シングルごとに全国7会場の予定が告知されますが、最近は、前作、前々作との「合同握手会」が多く、新規開催は少なくなっています。
ちなみに、今日発売の39枚目「Green Flash」は、未だに全国握手会の日程が1会場も発表されていません。
AKB48Gの場合は、高騰する警備費に加えて、握手会イベントが先々まで溢れ返っていて、日程がタイトになり過ぎていることも、大きな問題としてのしかかっていると思います。
全国握手会の「完全復活」は、初回限定盤セールスの伸び悩みが原因か
そんな中、乃木坂は、11枚目「命は美しい」全国握手会の日程を、発売2週間前に告知し、さらにミニライブを復活させたわけで、お金の掛かる安全対策を施しても、十分に元が取れるほど、人が集まる筈だという運営の自信が感じられます。
極寒の西武ドームに3万8千人を集め、7時間半に及ぶ『3rdYEAR BIRTHDAY LIVE』を成功させたことから、乃木坂は今、上り坂の真っただ中という認識なんでしょうか(笑)。
ただ、新曲のオリコン初動が、前作を軽く越えるかと言うと、いろいろ考えなきゃいけない部分がある(笑)。
11枚目「命は美しい」は、個別握手会の日程が、未だに6日しか発表されておらず、このままだと、次表のように、少なくとも初動算入時点で、歴代初の総部数減少ということになります。
(表1) 乃木坂46のシングルとアルバムに関する、個別握手会総部数と百部当たりの第1週売り上げ枚数の推移
凡例
シングル番号 : 個別握手会総部数, 百部当たりの売り上げ枚数, 個別日数(会場内訳)
#「個別握手会総部数」は初動算入時点での総部数。
# アルバムでは、撮影会の1部を個別握手会の2/3部として、両イベントの合計部数を示している。
#「百部当たりの売り上げ枚数」は(表1)に示された特定販売第1週売り上げを、個別総部数/100で割って求めた。
01枚目 : 300部, 1.9万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1大阪1)
02枚目 : 300部, 2.8万枚/百部, 個別2日(関東{幕張2})+ミニ個別4日(札幌1名古屋1大阪1福岡1)
03枚目 : 330部, 3.9万枚/百部, 個別4日(関東{幕張1横浜1}名古屋1大阪1)
04枚目 : 430部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1横浜2}名古屋1京都1)
05枚目 : 437部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1東京1横浜1}名古屋1京都1)
06枚目 : 630部, 3.9万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
07枚目 : 664部, 4.7万枚/百部, 個別6日(関東{幕張3横浜1}名古屋1京都1)
08枚目 : 759部, 4.5万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1横浜3}名古屋1京都1)
09枚目 : 786部, 4.0万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
10枚目 : 902部, 4.0万枚/百部, 個別7日(関東{幕張1東京1横浜3}名古屋1京都1)
11枚目 : 713部, ??万枚/百部, 個別6日(関東{東京1横浜3}名古屋1京都1)
1st Ab : 432部, 2.6万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1京都1)+撮影会1日(関東{横浜1})
個別握手会の総部数を下げるのであれば、売り上げ枚数を維持できるかどうかは、店頭販売の大部分を占める初回限定盤のセールスに掛かってきて、特典である全国握手会の成否が鍵を握ることになります。
ところが、サウンドスキャンから推測される店頭販売CDの売り上げは、以下のように、ここしばらく、今ひとつの伸びがない。
(表2) 乃木坂46がリリースしたシングルとアルバムに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移
凡例
シングル番号 : 初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
# 「一般販売寄与率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年02月22日(日)までのオリコン調べによる売り上げ枚数。
01枚目 : 13.6 (2位, 08.3, 61.2%, 05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (1位, 07.3, 47.2%, 08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (1位, 06.1, 32.6%, 12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (1位, 06.6, 28.3%, 16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (1位, 07.2, 29.6%, 17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (1位, 09.7, 28.9%, 24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0, 22.8%, 30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8, 25.7%, 34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0, 26.2%, 31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7, 24.5%, 36.2) [61.7] 2014/10/08「何度目の青空か?」
1st Ab : 22.2 (1位, 11.2, 50.6%, 11.0) [28.3] 2015/01/07「透明な色」
上表青色で示した数字が店頭販売CDの売り上げ枚数で、8枚目11.8万枚、9枚目11.0万枚、10枚目11.7万枚と、3シングル続けて11万枚台に留まっています。
一方、10枚目では、個別握手会を前作から1日増の7日とし、総部数を900部以上にアップしたことで、forTUNE musicを通した第1週売り上げは、過去最高の36.2万枚に達します。
その結果、CDセールスの握手会依存度の目安となる一般販売寄与率(初動(SS/OC)比と同じ)は、24.5%に低下、7枚目「バレッタ」の22.8%に次ぐ、歴代ワースト2位となってしまいました。
つまり、メンバーとファンの個人的な「つながり」によって生み出されるセールスが、全体の75%にも上り、ほとんどのCDが、収録楽曲ではなく、握手の魅力で売れていると言っていい。
店頭販売の伸び悩みと併せて考えると、紅白歌合戦出場を目指して、一般人気を高める必要に迫られている乃木坂にとって、内向きな「握手会アイドル」という側面が強調されていくのは、あまり嬉しくない展開です。
今回、全国握手会を、ミニライブ付きで3会場復活させたのは、CDの店頭販売を伸ばして、乃木坂の人気は握手だけではないことを、数字で示したいという意図があるのかもしれません。
ところで、今日から、11枚目シングルの特典映像である「ペアPV」の予告編が公開されました。
こういった楽曲MV以外の「おまけ」がどこまで初回限定盤のセールス向上に貢献するのか、よく分かりませんが、全国握手会の完全復活と言い、運営の意気込みは伝わってきます(笑)。
さて、11枚目個別握手会は第6次応募が終了して、第5次応募分までの完売状況が判明しています。
今日は、それを元に、11枚目の初動売り上げ枚数がどの程度になるのか、現時点での、見通しを書いてみます。
深川麻衣が握手会人気「No. 3」に浮上、予想外に小さかった松村沙友理への文春騒動の影響
まずは、推定売り上げ枚数による、メンバー順位表です。
(表3) 11枚目「命は美しい」個別握手会第5次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青、「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は11th選抜メンバーで、続く(括弧)内の数字は何列目かを示している。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。
# 1部以上の完売を出しているメンバーのみ記載
[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 03次) 白石麻衣*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 深川麻衣*(2)
[04] 29部/30部 (0.97) 秋元真夏*(2)
[05] 28部/30部 (0.93) 橋本奈々未*(1)
[06] 23部/30部 (0.77) 衛藤美彩*(3)
[07] 21部/30部 (0.70) 若月佑美*(2)
[08] 18部/30部 (0.60) 生田絵梨花*(1)
[09] 15部/30部 (0.50) 桜井玲香*(2)
[10] 06部/30部 (0.20) 松村沙友理*(3)
[11] 03部/28部 (0.11) 齋藤飛鳥*(3)
[12] 05部/22部 (0.23) 中元日芽香
[13] 04部/22部 (0.18) 星野みなみ*(3)
[14] 01部/28部 (0.04) 伊藤万理華*(3)
[16] 02部/22部 (0.09) 斉藤優里 永島聖羅
[18] 01部/22部 (0.05) 中田花奈
[24] 01部/12部 (0.08) 川後陽菜
30部担当メンバーのうち、西野七瀬は2次、白石麻衣は3次で、全完売を達成して、安定した人気を見せています。
一方、深川麻衣が、5次で30部全完売となっています。
ここ数シングル、ぐいぐい握手会人気を伸ばしてきた深川さんですが、11枚目で、いよいよ「No. 3」と呼ぶに相応しいレベルに入った感があります。
まいまいは、歌とダンスが上手いので、12枚目以降、強力なフロント候補になると思います。
「1期10」メンバーは、今回も、1位から10位までを占め、「1期20」や「2期」のメンバーがそこに割って入るような、大きな序列変動はありません。
ただ、松村沙友理は、前作同次数と比べ、大幅に売り上げ枚数を落としていて、文春騒動の影響が出ていると思います。
「推し」のCDを何十枚と買って、個別握手会を支える男性のコアファンは、女性アイドルへの「疑似恋愛」的な気持ちが、原動力になっていることが少なくない。
そのため、恋愛絡みの話がメンバーに浮上すると、握手会セールスが低下する傾向がある。
例えば、2013年、日本テレビ『BAD BOYS J』やフジテレビ『SUMMER NUDE』に、橋本奈々未が恋人のいる役で出演したとき、ななみんの完売積み上げスピードが一時的に、明らかに低下したことがあります。
また、秋元真夏は、生田絵梨花と橋本奈々未と共にトリプル主演となった『超能力研究部の3人』で、公開前にキスシーンがあるとの噂が流れて、その影響なのかどうか断言は出来ないけど、完売部数の伸びがやや鈍くなった時期がある。
ドラマや映画の中の話ですら、影響を与える可能性があるのだから、プライベートな現実生活における、なかなかに熱烈なキスシーンが(笑)、週刊誌に載ってしまったさゆりんの場合、完売部数低下は避けようがないと思います。
しかし、松村さんのセールスを見ていると、すでに6部を完売していて、正直、予想していたほど大きな影響ではなく、むしろさゆりんご人気の健在ぶりをアピールする数字という印象の方が強い。
2シングルくらいは、文春騒動の影響が残って、かなりのセールス低下を喫するかもしれないと危惧していましたが、初期ダメージがこの程度であれば、それほど苦しまず、従来並にまで戻せるという明るい見通しが出てきました。
とくに、人気ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルに決定というニュースは大きい。
コアファンの動きは、そのメンバーが、可愛いとか、性格が優しいという以上に、今後、どれだけ活躍するのかという「将来性」に大きく左右される面がある。
そのため、選抜あるいはアンダーのセンターに抜擢されたり、選抜常連組に入ったと思われたり、あるいは、頻繁に外仕事をゲットするメンバーは、完売部数を伸ばす傾向があります。
このブログで、11th選抜こそ、松村沙友理をフロントに抜擢するべきだと書いたのは、不可避な握手会セールス低下の幅を、最小限にする一つの方法が、運営はさゆりんを「推し」ているという意思表示だからです。
ただ、『CanCam』の専属モデルというのは、ファッション雑誌のプロが、彼女のモデルとしての素質を認めた上で、文春騒動は活動の支障にならないと太鼓判を押したことになるわけで、「将来性」に関して、フロント抜擢以上の意味を持っています。
「スキャンダル」で一時的にセールスを落としても、それが回復するのであれば、むしろ、より強固な大人のファンを多数獲得出来るメリットがあります。
これからのさゆりんごファンは、文春記事を承知の上で、それでも彼女を応援しているのだから、ドラマや映画、あるいはバラエティで、恋愛絡みの役や発言があっても、さほど動揺しないメンタルの人が多くなるでしょう。
その程度で動揺するのであれば、もうファンを辞めている筈で(笑)、「疑似恋愛」を求めるファンが少なくなり、その分、それとは違った発想の人々が支える構図になる可能性がある。
であれば、さゆりんは、年齢相応に、いわば芸の幅を広げることが出来るわけで、災い転じて福となすじゃないけど、より大人の女性タレントに成長していく余地が出てきます。
握手会人気を伸ばし始めた中元日芽香、星野みなみ、齋藤飛鳥
さて、「1期10」以外を見ると、11位齋藤飛鳥、12位中元日芽香、13位星野みなみと、ある意味「話題の人」がランキング上位に入っています。
次の表は、11枚目と前作10枚目の個別握手会第5次終了時点を比べて、推定売り上げ枚数を伸ばした上位10人を示しています。
(表4) 11枚目「命は美しい」と10枚目「何度目の青空か?」の個別握手会第5次応募終了時点を比較したときの推定売り上げ枚数の伸びトップ10
凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び メンバー名
[01] +5部/+0部 中元日芽香
[02] +8部/+5部 衛藤美彩
[03] +4部/+0部 星野みなみ
[03] +3部/+2部 齋藤飛鳥
[05] +2部/+0部 斉藤優里
[06] +1部/+0部 伊藤万理華
[07] +0部/+5部 桜井玲香
[08] +5部/+0部 若月佑美
[09] +10部/+0部 秋元真夏
[10] +0部/+0部 高山一実
# 星野みなみと齋藤飛鳥の枚数の伸びは、1枚単位に至るまで偶然一致しての奇跡の同順位(笑)。完売部数をより多く伸ばしたみなみを先に掲載した。
「1期10」では、衛藤美彩が元気ですが、それ以外だと、1位中元日芽香、3位が星野みなみと齋藤飛鳥となっていて、やはりこの三人が上位に登場します。
中元日芽香は、西武ドームでのバースデーライブにおいて、乃木團のボーカルとして、見事な歌唱を披露しました。
ひめたんの伸びやかな歌声は、上手い下手を越えて、多くの人を惹き付ける「売れる歌声」の要素を秘めていて、J-POPのプロ歌手として、豊かな素質を感じさせます。
だからこそ、西武ドームでの乃木團ライブが、これほど好評なのだと思います。
そういった「歌唱力」が運営にも評価されたのでしょうか、11thアンダーでは初めてセンターに抜擢され、アンダー曲の仕上がりが楽しみです。
中元さんの握手会人気が上昇しているのは、乃木坂ファンで、ひめたんの歌をもっと聴きたいと感じる人が増えてきたからかもしれません。
個人的にも、中元日芽香は、川村真洋とともに、歌のツートップにするべきだと考えていて、乃木坂の歌唱力向上の切り札と期待しています。
11枚目では二人とも選抜入りしませんでしたが、一刻も早く、ひめた&ろってぃを抜擢して、乃木坂の大規模なパフォーマンス改革に着手して欲しい。
切らないでただ持っているだけでは、切り札にならない(笑)。
何も変えず、このまま握手会主義選抜を続けていくと、いつまでも「歌えない乃木坂」に留まってしまって、次の紅白は、モーニング娘。とBABYMETALに持っていかれる危険がありますよ。
星野みなみと齋藤飛鳥は、先日公開された11枚目共通カップリング曲「あらかじめ語られるロマンス」でWセンターに抜擢され、さらに、ペアPVでも共演するなど、どういうわけか、このところセットで扱われる機会が目立ちます(笑)。
こういった売り出し方を反映しているのか、握手会人気もほぼ互角で、中元日芽香を加えて、若手成長株の筆頭トライアングルと言っていい状況になっています。
しかし、みなみとあしゅを、年齢の近い、妹系キャラとして、安易に一括りにするのは止めて欲しい。
それでは、二人が持っている、真逆の魅力が覆い隠されてしまいます。
齋藤飛鳥は、理屈っぽく、攻撃性を帯びた、S系美少女で、歌、ダンス、楽器、文章、モデルなど、さまざまな面で、スキルが前に出た「小憎らしいアーティスティックな可愛さ」をバラまいてきます。
星野みなみは、理屈抜き、Sっ気ゼロながら(笑)、自分を可愛くプロデュースすることに関しては、一切妥協しない頑固さと、圧倒的な才能を持っていて、歌、ダンス、文章、お絵描き(笑)、プレゼンテーション、コントなど、どんな場面でも、「ひたすら可愛い、攻撃性すら可愛い」仕上がりになる。
ブログにアップする写真は、何メガバイトであろうが圧縮しないし(笑)、「命は美しい」のような激しいダンスであっても、なぜか可愛い踊りに昇華してしまう。
対照的なキャラクターに加えて、あしゅは、中元日芽香、伊藤万理華、川村真洋、永島聖羅など、アンダーメンバーとのパイプが太く、みなみは、生田絵梨花、生駒里奈、秋元真夏など、選抜メンバーとの関係が深い。
この二人のライバル関係を軸にすれば、キャラと人脈において、乃木坂全体を包み込むほどの豊かさを備えた座標系が構築出来る可能性があって、イメージ面で、「乃木坂とは何か?」に答える重要な鍵を握っていると考えています。
生駒里奈のひたすら可愛い妹が星野みなみ、何でも出来るけど、ポイントポイントで驚くほど天然な妹が生田絵梨花、怖いくらい美人のお姉さんが白石麻衣、知的でクールな橋本奈々未、じゃれ合って遊んでくれる松村沙友理、ポンコツなのに正論を吐くのでちょっとイラッとくる桜井玲香。
5枚目「君の名は希望」まで、乃木坂の選抜は、生駒里奈を中心にして、星野、生田、白石、橋本、松村、桜井と、一気に7人ものメンバーが、連想ゲームのように思い浮かぶ仕組みになっていて、その簡明な物語性が、グループと各メンバーの知名度向上に、大きく役立っていました。
しかし、生駒里奈から白石麻衣へのセンター交代以降、個々のメンバーが重点プロモーション対象として、突出してフィーチャーされる一方、グループ全体をまとめる「物語」が見えなくなっています。
みなみとあしゅが辿った二つの物語をベースに、乃木坂の物語を復活させ、もう一度、グループとしての構造を明確にする。
伊藤万理華、川村真洋、中元日芽香といったメンバーの抜擢によるパフォーマンス面での強化と併せて、みなみあしゅラインによるイメージ面での再構築もぜひ同時に進めて欲しい。
そういう意味から言うと、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、齋藤飛鳥、星野みなみ、堀未央奈なんていう、「NEXT乃木坂」の核心を突くようなメンバーが担当する「あらかじめ語られるロマンス」に、MVが付いていないのは、残念という他ありません。
乃木坂の現状がMVに反映されるのは当たり前ですが、MVが乃木坂の現状を変えていくことも、あり得ることでしょう。
このメンバーであれば、乃木坂の未来図を、MVを通して提案することが可能だったんじゃないでしょうか。
「命は美しい」オリコン初動の40万枚突破は確実で、前作越えが射程圏
個々のメンバーの話が長くなってしまいましたが(笑)、次は、「命は美しい」総売り上げ枚数の見通しです。
(表5) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {全完売部数/総部数, その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味
11枚目「命は美しい」
発売日 2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締め切り 2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:おそらく第8次分まで
初動算入分:?万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)
[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
予想日程
[08次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)
[11次] (2015/04/02~04/03, +12d)
[12次] (2015/04/09~04/10, +19d)
[13次] (2015/04/16~04/17, +26d)
[14次] (2015/04/23~04/24, +33d)
[15次] (2015/04/30~05/01, +40d)
713部中249部完売の全体完売率34.9%となった、第5次応募終了時点の完売状況から、シミュレーション計算を行うと、個別握手会による売り上げ枚数は、30万枚に達していることになります。
計算では、握手会における、CD1枚に対する平均割り振り時間を8秒としていますが、これは従来の設定値と同じです。
ただ、もし、それを7秒にすると34万2千枚、6秒であれば39万9千枚と、大幅に数字が変わってきます。
1stアルバムのスペシャル個別握手会が、通常より「混んでいた」という声が多く、実際、シミュレーション計算で初動を求める際、8秒ではなく6秒くらいまで圧縮すると、オリコン初動の計算値が実値と上手く一致することが分かっています。
しかし、割り振り時間が小さくなったというよりは、アルバムの単価が高いので、1人あたりの購入枚数が少なくなり、その分、1部あたりの参加人数が増えたと考えた方が、現実的かもしれません。
いくら乃木坂運営でも、シングルの3倍近い価格で、握手時間を短くするのは、あり得ないと思うので(笑)。
ということで、11枚目個別握手会セールスでも、これまで上手くいった実績のある8秒で計算しておきます。
ちなみに、1stアルバムの初動計算ですが、総部数がシングルに比べてずっと少ないので、非完売部での売り上げが通常より多いという補正を施して、割り振り時間は8秒のまま、実値に近い数字が出るように、プログラムを改良しておきました。
総部数が増えるにつれ急速にゼロに近づく指数関数の入った補正曲線を使っていますが、700部以上の11枚目では、補正効果はほぼゼロなので、かりに補正を適用しても、推定売り上げ枚数は、従来の計算方法による結果と、ほとんど変わりません。
さて、個別握手会第5次応募終了時点のセールスを30万枚とすれば、全国握手会を完全復活させることから、店頭販売CDの売り上げが10万枚を切るとは考えにくいので、11枚目初動の40万枚突破はほぼ確実と言っていいでしょう。
個別握手会は、おそらく第8次応募分までが初動に流れ込む筈で、6次、7次、8次での積み上が一つのポイントになります。
しかし、「1期10」メンバーの上位5人が担当部数を全完売しかけている中、完売部数のさらなる急速上昇を見込むのは「捕らぬタヌキ」になるので、初動算入分としては、35万枚、36万枚といった、30万台半ば過ぎの枚数が、今のところは、欲をかき過ぎない、香ばしい予想でしょうか(笑)。
前作10枚目初動は47万9千枚なので、もし個別握手会セールスが36万枚であれば、前作に並ぶためには、11万9千枚の店頭販売によるCDセールスが必要となります。
(表2)で示したように、店頭販売は、8枚目、9枚目、10枚目と11万枚台をキープしているので、11万9千枚は、決して非現実的な数字ではなく、全国握手会の「完全復活」を考えれば、むしろ、その程度は行かなきゃ困るというレベルです(笑)。
つまり、個別握手会による売り上げを控えめに見積もっても、前作初動と並ぶレベルに届きそうな勢いで、総部数の減少を考慮すると、効率的なCDセールスと言っていいんじゃないでしょうか。
本当のところは蓋を開けてみないと分かりませんが、少なくとも、CDの売り上げ枚数に関しては、マズいことが起こっている風には見えないです。
まあ、「命は美しい」のセールス、真の勝負はCD売り上げではなく、ダウンロード配信だと思いますが(笑)。
関連サイト
乃木坂公式サイトの全国握手会に関するページ
乃木坂公式サイトの11枚目「ペアPV」に関する記事
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スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ
今日と明日は、高山一実祭りです(笑)。
今日、水曜夜7時56分
3月4日(水) 19 : 56 ~ テレビ朝日『ミラクル9』
高山一実が出演。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ
今日、水曜夜10時
3月4日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第8回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。第7話では、1stアルバム収録のいくちゃんソロ曲「あなたのために弾きたい」が、なんとドラマの挿入歌として流れました。父親の岸谷五朗が美香のピアノを応援することを表明、母親の大塚寧々も、ピアノコンクールで1位になれなきゃ、プロになんかなれないと、参加者募集のチラシを用意。膠着状態だった家族の関係と美香の夢が、少し前に進み始めました。玉木宏と倉科カナの方は、セックスレスや浮気と、昼メロ的な要素が入ってきて、貪欲に視聴率を上げにかかっている感が(笑)。「須藤様」一家のDV問題も行方が気になるところで、色んな伏線をバラまきながら、ドラマの終盤になだれ込んでいく空気が出てきてます。ただ、最終回で、美香が夢を諦め、陽一と知里が離婚なんていう展開はまずないだろうから(笑)、安心でもあり、ややドキドキ感に欠ける気もします。
『残念な夫。』の公式サイト
明日、木曜夜10時
3月5日(木) 22 : 00 ~ 読売テレビ『ダウンタウンDX』
高山一実と秋元真夏が出演。
読売テレビ番組公式サイトの関連ページ
明日、木曜深夜0時15分
3月5日(木) 24 : 15 ~ テレビ朝日『しくじり先生』
高山一実が出演。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ
11枚目「命は美しい」全国握手会の日程が以下のように発表されました。
3月21日(土祝) 京都パルスプラザ大展示場
5月02日(土) パシフィコ横浜
5月06日(水祝) ポートメッセ名古屋
8枚目「気づいたら片想い」までは、ミニライブ付きの握手会が、関東、名古屋、京都で各1会場ずつ行なわれていました。
しかし、2014年5月25日(日)に発生した、AKB48襲撃事件の影響と思われますが、9枚目「夏のFree&Easy」は同じく全国3会場で行なうもののミニライブはなし。
握手会ならぬ「お話し会」なんて苦肉の策が(笑)、この頃に提案されました。
10枚目「何度目の青空か?」は、全国握手会と名の付くイベントが、パシフィコ横浜1会場のみで、名古屋と大阪で各1日ずつ、似顔絵会とセットの抽選ライブが行なわれています。
そして、今回の11枚目で、全国3会場のミニライブ付き握手会が2シングルぶりに復活です。
身元確認と予約が必要ない全国握手会は、安全面や経済面で開催するのが難しいようで、AKB48は、シングルごとに全国7会場の予定が告知されますが、最近は、前作、前々作との「合同握手会」が多く、新規開催は少なくなっています。
ちなみに、今日発売の39枚目「Green Flash」は、未だに全国握手会の日程が1会場も発表されていません。
AKB48Gの場合は、高騰する警備費に加えて、握手会イベントが先々まで溢れ返っていて、日程がタイトになり過ぎていることも、大きな問題としてのしかかっていると思います。
全国握手会の「完全復活」は、初回限定盤セールスの伸び悩みが原因か
そんな中、乃木坂は、11枚目「命は美しい」全国握手会の日程を、発売2週間前に告知し、さらにミニライブを復活させたわけで、お金の掛かる安全対策を施しても、十分に元が取れるほど、人が集まる筈だという運営の自信が感じられます。
極寒の西武ドームに3万8千人を集め、7時間半に及ぶ『3rdYEAR BIRTHDAY LIVE』を成功させたことから、乃木坂は今、上り坂の真っただ中という認識なんでしょうか(笑)。
ただ、新曲のオリコン初動が、前作を軽く越えるかと言うと、いろいろ考えなきゃいけない部分がある(笑)。
11枚目「命は美しい」は、個別握手会の日程が、未だに6日しか発表されておらず、このままだと、次表のように、少なくとも初動算入時点で、歴代初の総部数減少ということになります。
(表1) 乃木坂46のシングルとアルバムに関する、個別握手会総部数と百部当たりの第1週売り上げ枚数の推移
凡例
シングル番号 : 個別握手会総部数, 百部当たりの売り上げ枚数, 個別日数(会場内訳)
#「個別握手会総部数」は初動算入時点での総部数。
# アルバムでは、撮影会の1部を個別握手会の2/3部として、両イベントの合計部数を示している。
#「百部当たりの売り上げ枚数」は(表1)に示された特定販売第1週売り上げを、個別総部数/100で割って求めた。
01枚目 : 300部, 1.9万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1大阪1)
02枚目 : 300部, 2.8万枚/百部, 個別2日(関東{幕張2})+ミニ個別4日(札幌1名古屋1大阪1福岡1)
03枚目 : 330部, 3.9万枚/百部, 個別4日(関東{幕張1横浜1}名古屋1大阪1)
04枚目 : 430部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1横浜2}名古屋1京都1)
05枚目 : 437部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1東京1横浜1}名古屋1京都1)
06枚目 : 630部, 3.9万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
07枚目 : 664部, 4.7万枚/百部, 個別6日(関東{幕張3横浜1}名古屋1京都1)
08枚目 : 759部, 4.5万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1横浜3}名古屋1京都1)
09枚目 : 786部, 4.0万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
10枚目 : 902部, 4.0万枚/百部, 個別7日(関東{幕張1東京1横浜3}名古屋1京都1)
11枚目 : 713部, ??万枚/百部, 個別6日(関東{東京1横浜3}名古屋1京都1)
1st Ab : 432部, 2.6万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1京都1)+撮影会1日(関東{横浜1})
個別握手会の総部数を下げるのであれば、売り上げ枚数を維持できるかどうかは、店頭販売の大部分を占める初回限定盤のセールスに掛かってきて、特典である全国握手会の成否が鍵を握ることになります。
ところが、サウンドスキャンから推測される店頭販売CDの売り上げは、以下のように、ここしばらく、今ひとつの伸びがない。
(表2) 乃木坂46がリリースしたシングルとアルバムに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移
凡例
シングル番号 : 初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
# 「一般販売寄与率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年02月22日(日)までのオリコン調べによる売り上げ枚数。
01枚目 : 13.6 (2位, 08.3, 61.2%, 05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (1位, 07.3, 47.2%, 08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (1位, 06.1, 32.6%, 12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (1位, 06.6, 28.3%, 16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (1位, 07.2, 29.6%, 17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (1位, 09.7, 28.9%, 24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0, 22.8%, 30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8, 25.7%, 34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0, 26.2%, 31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7, 24.5%, 36.2) [61.7] 2014/10/08「何度目の青空か?」
1st Ab : 22.2 (1位, 11.2, 50.6%, 11.0) [28.3] 2015/01/07「透明な色」
上表青色で示した数字が店頭販売CDの売り上げ枚数で、8枚目11.8万枚、9枚目11.0万枚、10枚目11.7万枚と、3シングル続けて11万枚台に留まっています。
一方、10枚目では、個別握手会を前作から1日増の7日とし、総部数を900部以上にアップしたことで、forTUNE musicを通した第1週売り上げは、過去最高の36.2万枚に達します。
その結果、CDセールスの握手会依存度の目安となる一般販売寄与率(初動(SS/OC)比と同じ)は、24.5%に低下、7枚目「バレッタ」の22.8%に次ぐ、歴代ワースト2位となってしまいました。
つまり、メンバーとファンの個人的な「つながり」によって生み出されるセールスが、全体の75%にも上り、ほとんどのCDが、収録楽曲ではなく、握手の魅力で売れていると言っていい。
店頭販売の伸び悩みと併せて考えると、紅白歌合戦出場を目指して、一般人気を高める必要に迫られている乃木坂にとって、内向きな「握手会アイドル」という側面が強調されていくのは、あまり嬉しくない展開です。
今回、全国握手会を、ミニライブ付きで3会場復活させたのは、CDの店頭販売を伸ばして、乃木坂の人気は握手だけではないことを、数字で示したいという意図があるのかもしれません。
ところで、今日から、11枚目シングルの特典映像である「ペアPV」の予告編が公開されました。
こういった楽曲MV以外の「おまけ」がどこまで初回限定盤のセールス向上に貢献するのか、よく分かりませんが、全国握手会の完全復活と言い、運営の意気込みは伝わってきます(笑)。
さて、11枚目個別握手会は第6次応募が終了して、第5次応募分までの完売状況が判明しています。
今日は、それを元に、11枚目の初動売り上げ枚数がどの程度になるのか、現時点での、見通しを書いてみます。
深川麻衣が握手会人気「No. 3」に浮上、予想外に小さかった松村沙友理への文春騒動の影響
まずは、推定売り上げ枚数による、メンバー順位表です。
(表3) 11枚目「命は美しい」個別握手会第5次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青、「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は11th選抜メンバーで、続く(括弧)内の数字は何列目かを示している。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。
# 1部以上の完売を出しているメンバーのみ記載
[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 03次) 白石麻衣*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 深川麻衣*(2)
[04] 29部/30部 (0.97) 秋元真夏*(2)
[05] 28部/30部 (0.93) 橋本奈々未*(1)
[06] 23部/30部 (0.77) 衛藤美彩*(3)
[07] 21部/30部 (0.70) 若月佑美*(2)
[08] 18部/30部 (0.60) 生田絵梨花*(1)
[09] 15部/30部 (0.50) 桜井玲香*(2)
[10] 06部/30部 (0.20) 松村沙友理*(3)
[11] 03部/28部 (0.11) 齋藤飛鳥*(3)
[12] 05部/22部 (0.23) 中元日芽香
[13] 04部/22部 (0.18) 星野みなみ*(3)
[14] 01部/28部 (0.04) 伊藤万理華*(3)
[16] 02部/22部 (0.09) 斉藤優里 永島聖羅
[18] 01部/22部 (0.05) 中田花奈
[24] 01部/12部 (0.08) 川後陽菜
30部担当メンバーのうち、西野七瀬は2次、白石麻衣は3次で、全完売を達成して、安定した人気を見せています。
一方、深川麻衣が、5次で30部全完売となっています。
ここ数シングル、ぐいぐい握手会人気を伸ばしてきた深川さんですが、11枚目で、いよいよ「No. 3」と呼ぶに相応しいレベルに入った感があります。
まいまいは、歌とダンスが上手いので、12枚目以降、強力なフロント候補になると思います。
「1期10」メンバーは、今回も、1位から10位までを占め、「1期20」や「2期」のメンバーがそこに割って入るような、大きな序列変動はありません。
ただ、松村沙友理は、前作同次数と比べ、大幅に売り上げ枚数を落としていて、文春騒動の影響が出ていると思います。
「推し」のCDを何十枚と買って、個別握手会を支える男性のコアファンは、女性アイドルへの「疑似恋愛」的な気持ちが、原動力になっていることが少なくない。
そのため、恋愛絡みの話がメンバーに浮上すると、握手会セールスが低下する傾向がある。
例えば、2013年、日本テレビ『BAD BOYS J』やフジテレビ『SUMMER NUDE』に、橋本奈々未が恋人のいる役で出演したとき、ななみんの完売積み上げスピードが一時的に、明らかに低下したことがあります。
また、秋元真夏は、生田絵梨花と橋本奈々未と共にトリプル主演となった『超能力研究部の3人』で、公開前にキスシーンがあるとの噂が流れて、その影響なのかどうか断言は出来ないけど、完売部数の伸びがやや鈍くなった時期がある。
ドラマや映画の中の話ですら、影響を与える可能性があるのだから、プライベートな現実生活における、なかなかに熱烈なキスシーンが(笑)、週刊誌に載ってしまったさゆりんの場合、完売部数低下は避けようがないと思います。
しかし、松村さんのセールスを見ていると、すでに6部を完売していて、正直、予想していたほど大きな影響ではなく、むしろさゆりんご人気の健在ぶりをアピールする数字という印象の方が強い。
2シングルくらいは、文春騒動の影響が残って、かなりのセールス低下を喫するかもしれないと危惧していましたが、初期ダメージがこの程度であれば、それほど苦しまず、従来並にまで戻せるという明るい見通しが出てきました。
とくに、人気ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルに決定というニュースは大きい。
コアファンの動きは、そのメンバーが、可愛いとか、性格が優しいという以上に、今後、どれだけ活躍するのかという「将来性」に大きく左右される面がある。
そのため、選抜あるいはアンダーのセンターに抜擢されたり、選抜常連組に入ったと思われたり、あるいは、頻繁に外仕事をゲットするメンバーは、完売部数を伸ばす傾向があります。
このブログで、11th選抜こそ、松村沙友理をフロントに抜擢するべきだと書いたのは、不可避な握手会セールス低下の幅を、最小限にする一つの方法が、運営はさゆりんを「推し」ているという意思表示だからです。
ただ、『CanCam』の専属モデルというのは、ファッション雑誌のプロが、彼女のモデルとしての素質を認めた上で、文春騒動は活動の支障にならないと太鼓判を押したことになるわけで、「将来性」に関して、フロント抜擢以上の意味を持っています。
「スキャンダル」で一時的にセールスを落としても、それが回復するのであれば、むしろ、より強固な大人のファンを多数獲得出来るメリットがあります。
これからのさゆりんごファンは、文春記事を承知の上で、それでも彼女を応援しているのだから、ドラマや映画、あるいはバラエティで、恋愛絡みの役や発言があっても、さほど動揺しないメンタルの人が多くなるでしょう。
その程度で動揺するのであれば、もうファンを辞めている筈で(笑)、「疑似恋愛」を求めるファンが少なくなり、その分、それとは違った発想の人々が支える構図になる可能性がある。
であれば、さゆりんは、年齢相応に、いわば芸の幅を広げることが出来るわけで、災い転じて福となすじゃないけど、より大人の女性タレントに成長していく余地が出てきます。
握手会人気を伸ばし始めた中元日芽香、星野みなみ、齋藤飛鳥
さて、「1期10」以外を見ると、11位齋藤飛鳥、12位中元日芽香、13位星野みなみと、ある意味「話題の人」がランキング上位に入っています。
次の表は、11枚目と前作10枚目の個別握手会第5次終了時点を比べて、推定売り上げ枚数を伸ばした上位10人を示しています。
(表4) 11枚目「命は美しい」と10枚目「何度目の青空か?」の個別握手会第5次応募終了時点を比較したときの推定売り上げ枚数の伸びトップ10
凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び メンバー名
[01] +5部/+0部 中元日芽香
[02] +8部/+5部 衛藤美彩
[03] +4部/+0部 星野みなみ
[03] +3部/+2部 齋藤飛鳥
[05] +2部/+0部 斉藤優里
[06] +1部/+0部 伊藤万理華
[07] +0部/+5部 桜井玲香
[08] +5部/+0部 若月佑美
[09] +10部/+0部 秋元真夏
[10] +0部/+0部 高山一実
# 星野みなみと齋藤飛鳥の枚数の伸びは、1枚単位に至るまで偶然一致しての奇跡の同順位(笑)。完売部数をより多く伸ばしたみなみを先に掲載した。
「1期10」では、衛藤美彩が元気ですが、それ以外だと、1位中元日芽香、3位が星野みなみと齋藤飛鳥となっていて、やはりこの三人が上位に登場します。
中元日芽香は、西武ドームでのバースデーライブにおいて、乃木團のボーカルとして、見事な歌唱を披露しました。
ひめたんの伸びやかな歌声は、上手い下手を越えて、多くの人を惹き付ける「売れる歌声」の要素を秘めていて、J-POPのプロ歌手として、豊かな素質を感じさせます。
だからこそ、西武ドームでの乃木團ライブが、これほど好評なのだと思います。
そういった「歌唱力」が運営にも評価されたのでしょうか、11thアンダーでは初めてセンターに抜擢され、アンダー曲の仕上がりが楽しみです。
中元さんの握手会人気が上昇しているのは、乃木坂ファンで、ひめたんの歌をもっと聴きたいと感じる人が増えてきたからかもしれません。
個人的にも、中元日芽香は、川村真洋とともに、歌のツートップにするべきだと考えていて、乃木坂の歌唱力向上の切り札と期待しています。
11枚目では二人とも選抜入りしませんでしたが、一刻も早く、ひめた&ろってぃを抜擢して、乃木坂の大規模なパフォーマンス改革に着手して欲しい。
切らないでただ持っているだけでは、切り札にならない(笑)。
何も変えず、このまま握手会主義選抜を続けていくと、いつまでも「歌えない乃木坂」に留まってしまって、次の紅白は、モーニング娘。とBABYMETALに持っていかれる危険がありますよ。
星野みなみと齋藤飛鳥は、先日公開された11枚目共通カップリング曲「あらかじめ語られるロマンス」でWセンターに抜擢され、さらに、ペアPVでも共演するなど、どういうわけか、このところセットで扱われる機会が目立ちます(笑)。
こういった売り出し方を反映しているのか、握手会人気もほぼ互角で、中元日芽香を加えて、若手成長株の筆頭トライアングルと言っていい状況になっています。
しかし、みなみとあしゅを、年齢の近い、妹系キャラとして、安易に一括りにするのは止めて欲しい。
それでは、二人が持っている、真逆の魅力が覆い隠されてしまいます。
齋藤飛鳥は、理屈っぽく、攻撃性を帯びた、S系美少女で、歌、ダンス、楽器、文章、モデルなど、さまざまな面で、スキルが前に出た「小憎らしいアーティスティックな可愛さ」をバラまいてきます。
星野みなみは、理屈抜き、Sっ気ゼロながら(笑)、自分を可愛くプロデュースすることに関しては、一切妥協しない頑固さと、圧倒的な才能を持っていて、歌、ダンス、文章、お絵描き(笑)、プレゼンテーション、コントなど、どんな場面でも、「ひたすら可愛い、攻撃性すら可愛い」仕上がりになる。
ブログにアップする写真は、何メガバイトであろうが圧縮しないし(笑)、「命は美しい」のような激しいダンスであっても、なぜか可愛い踊りに昇華してしまう。
対照的なキャラクターに加えて、あしゅは、中元日芽香、伊藤万理華、川村真洋、永島聖羅など、アンダーメンバーとのパイプが太く、みなみは、生田絵梨花、生駒里奈、秋元真夏など、選抜メンバーとの関係が深い。
この二人のライバル関係を軸にすれば、キャラと人脈において、乃木坂全体を包み込むほどの豊かさを備えた座標系が構築出来る可能性があって、イメージ面で、「乃木坂とは何か?」に答える重要な鍵を握っていると考えています。
生駒里奈のひたすら可愛い妹が星野みなみ、何でも出来るけど、ポイントポイントで驚くほど天然な妹が生田絵梨花、怖いくらい美人のお姉さんが白石麻衣、知的でクールな橋本奈々未、じゃれ合って遊んでくれる松村沙友理、ポンコツなのに正論を吐くのでちょっとイラッとくる桜井玲香。
5枚目「君の名は希望」まで、乃木坂の選抜は、生駒里奈を中心にして、星野、生田、白石、橋本、松村、桜井と、一気に7人ものメンバーが、連想ゲームのように思い浮かぶ仕組みになっていて、その簡明な物語性が、グループと各メンバーの知名度向上に、大きく役立っていました。
しかし、生駒里奈から白石麻衣へのセンター交代以降、個々のメンバーが重点プロモーション対象として、突出してフィーチャーされる一方、グループ全体をまとめる「物語」が見えなくなっています。
みなみとあしゅが辿った二つの物語をベースに、乃木坂の物語を復活させ、もう一度、グループとしての構造を明確にする。
伊藤万理華、川村真洋、中元日芽香といったメンバーの抜擢によるパフォーマンス面での強化と併せて、みなみあしゅラインによるイメージ面での再構築もぜひ同時に進めて欲しい。
そういう意味から言うと、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、齋藤飛鳥、星野みなみ、堀未央奈なんていう、「NEXT乃木坂」の核心を突くようなメンバーが担当する「あらかじめ語られるロマンス」に、MVが付いていないのは、残念という他ありません。
乃木坂の現状がMVに反映されるのは当たり前ですが、MVが乃木坂の現状を変えていくことも、あり得ることでしょう。
このメンバーであれば、乃木坂の未来図を、MVを通して提案することが可能だったんじゃないでしょうか。
「命は美しい」オリコン初動の40万枚突破は確実で、前作越えが射程圏
個々のメンバーの話が長くなってしまいましたが(笑)、次は、「命は美しい」総売り上げ枚数の見通しです。
(表5) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {全完売部数/総部数, その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味
11枚目「命は美しい」
発売日 2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締め切り 2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:おそらく第8次分まで
初動算入分:?万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)
[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
予想日程
[08次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)
[11次] (2015/04/02~04/03, +12d)
[12次] (2015/04/09~04/10, +19d)
[13次] (2015/04/16~04/17, +26d)
[14次] (2015/04/23~04/24, +33d)
[15次] (2015/04/30~05/01, +40d)
713部中249部完売の全体完売率34.9%となった、第5次応募終了時点の完売状況から、シミュレーション計算を行うと、個別握手会による売り上げ枚数は、30万枚に達していることになります。
計算では、握手会における、CD1枚に対する平均割り振り時間を8秒としていますが、これは従来の設定値と同じです。
ただ、もし、それを7秒にすると34万2千枚、6秒であれば39万9千枚と、大幅に数字が変わってきます。
1stアルバムのスペシャル個別握手会が、通常より「混んでいた」という声が多く、実際、シミュレーション計算で初動を求める際、8秒ではなく6秒くらいまで圧縮すると、オリコン初動の計算値が実値と上手く一致することが分かっています。
しかし、割り振り時間が小さくなったというよりは、アルバムの単価が高いので、1人あたりの購入枚数が少なくなり、その分、1部あたりの参加人数が増えたと考えた方が、現実的かもしれません。
いくら乃木坂運営でも、シングルの3倍近い価格で、握手時間を短くするのは、あり得ないと思うので(笑)。
ということで、11枚目個別握手会セールスでも、これまで上手くいった実績のある8秒で計算しておきます。
ちなみに、1stアルバムの初動計算ですが、総部数がシングルに比べてずっと少ないので、非完売部での売り上げが通常より多いという補正を施して、割り振り時間は8秒のまま、実値に近い数字が出るように、プログラムを改良しておきました。
総部数が増えるにつれ急速にゼロに近づく指数関数の入った補正曲線を使っていますが、700部以上の11枚目では、補正効果はほぼゼロなので、かりに補正を適用しても、推定売り上げ枚数は、従来の計算方法による結果と、ほとんど変わりません。
さて、個別握手会第5次応募終了時点のセールスを30万枚とすれば、全国握手会を完全復活させることから、店頭販売CDの売り上げが10万枚を切るとは考えにくいので、11枚目初動の40万枚突破はほぼ確実と言っていいでしょう。
個別握手会は、おそらく第8次応募分までが初動に流れ込む筈で、6次、7次、8次での積み上が一つのポイントになります。
しかし、「1期10」メンバーの上位5人が担当部数を全完売しかけている中、完売部数のさらなる急速上昇を見込むのは「捕らぬタヌキ」になるので、初動算入分としては、35万枚、36万枚といった、30万台半ば過ぎの枚数が、今のところは、欲をかき過ぎない、香ばしい予想でしょうか(笑)。
前作10枚目初動は47万9千枚なので、もし個別握手会セールスが36万枚であれば、前作に並ぶためには、11万9千枚の店頭販売によるCDセールスが必要となります。
(表2)で示したように、店頭販売は、8枚目、9枚目、10枚目と11万枚台をキープしているので、11万9千枚は、決して非現実的な数字ではなく、全国握手会の「完全復活」を考えれば、むしろ、その程度は行かなきゃ困るというレベルです(笑)。
つまり、個別握手会による売り上げを控えめに見積もっても、前作初動と並ぶレベルに届きそうな勢いで、総部数の減少を考慮すると、効率的なCDセールスと言っていいんじゃないでしょうか。
本当のところは蓋を開けてみないと分かりませんが、少なくとも、CDの売り上げ枚数に関しては、マズいことが起こっている風には見えないです。
まあ、「命は美しい」のセールス、真の勝負はCD売り上げではなく、ダウンロード配信だと思いますが(笑)。
関連サイト
乃木坂公式サイトの全国握手会に関するページ
乃木坂公式サイトの11枚目「ペアPV」に関する記事
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