山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

大学の心に当てる聴診器

2018-10-15 09:32:29 | 時事川柳

今年3回目、通算21回目の『秀逸』を頂きましたので、副賞の2千円の図書カードで新品の本を買うことが出来ます。最近はネット通販で仕入れる中古の本が多いので貴重な新品となります。

東京医科大学で発覚した女子や多浪生への入試差別が、複数の大学でも行われた疑惑が浮上し文部科学省は調査の強化を決定,東京医科大学以外の80大学はこれまで不正はないとしていただけに、その心を聴くための聴診器が必要になります。

13日に記事を見た瞬間『聴診器』か『メス』を使うことに決め、あまり迷わずに聴診器を選びましたが、同業者(医師ではない)が上手に使っているのがヒントになりました。

この朝は鶏頭山に向かうため慌ただしく投句し、天気予報の割には雲が沢山浮かんでおり沈んだ気分で出発、疲れたけれど満足した山行を忘れられないものとする秀逸となりました。

翌14日には80の大学名を明らかにする記事が出たので、今度は『メス』を持ち出し『文科省説明求めメスを入れ』を投句しましたが、これは・・・・・・・

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鶏頭山(今年最大の難行)

2018-10-14 09:42:55 | 旅行

今回(10月13日)の難行を様々な言葉で表現すると以下のとおり。

①  凄く 大変でした・・・・・・・・標準語風

②  えろう しんどおました・・・・・関西弁風

③  たいした てへだったじゃ・・・・岩手生まれのスーパスター福田こうへい風

いずれも小生の独断と偏見によるもので、関係者の了解を得た訳ではなござんす。

なござんすは、『ありません』の盛岡弁風

さて、真面目に。

8時登山開始 この時点で他2台が駐車 山頂らしき突起はニセ鶏頭

鶏頭山(1,445m)は早池峰山(1,917m)の西方に位置し、中岳(1,679m)を経て早池峰山に連なっており、早池峰山から今回出発した岳登山口(510m)まで歩行距離9.0km標高差1,407m、コースタイム9時間30分の縦走コース上のピークの一つ。

縦走は上級者にお任せして万年中級者(?初級者)が挑んだコースは、岳登山口(510m)⇔鶏頭山(1,445m)で歩行距離6.0km標高差935mコースタイム4時間10分とあるが、復路は『七折の滝』に立ち寄ることとしやや遠回りのコースを選択。

『てへだった』理由は何だったのか考えてみたところ、思い至ったのは以下のとおり。

①  初めての山のため先が見えないので、特に薄暗くなってきた下山時は不安が付きまとったこと。

②  急登区間が多い上滑りやすいため、右⇒左⇒右⇒左と足を踏み出すことが出来ず、一旦両足をそろえで次の足を出してその足に別の足をそろえる、この繰り返しで短めの歩幅が更に伸びなかったこと。・・・・・・普通に歩いている人もいた

③  アップダウンの繰り返しが多かったこと・・・ガイドブックでは小さなアップダウンとあるが、小さくない。

ようやくたどり着いたニセ鶏頭から山頂を見て、ここで引き返そうかと思ったし、

ニセ鶏頭直下

ようやく見えた鶏頭山 コースタイム20分とあるが嘘だろう

鶏頭山に向かう途中からのニセ鶏頭

山頂にて

The 餅 ㏌ カップヌードル   この後ヤカンで煮たら倍ぐらいになった餅を追加

遠回りとなった七折の滝はいったん沢まで下りてから登り返すことになりがっかりしながら、3時を過ぎ薄暗くなっていた中人気は無く熊気を感じながら歩いた。

ある程度覚悟していたので膝はサポーターで補強し、飲み水は多めに1.2リットル持参し、食べたらすぐにエネルギーに変わると聞いたバナナも持参したことは『てへんさ』を少しは緩和したと言える。

下界の紅葉を上から楽しむ、遠くの山を眺める、見たことのない滝をみる、こんなことを目的に登った今回、紅葉は見ごろを過ぎており残念だったが

県内の山に限ればすべてを見ることが出来たし

岩手山

秋田駒ケ岳

姫神山

右に薬師岳 左手前に中岳 その奥に早池峰山

早池峰山 手前には中岳

初めて見た『七折の滝』は迫力に満ちたもので満足できるものだった。

特に、下に落ちる(Fall)のが普通の滝なのに、この滝の一部は斜め左上に噴き上げていたのには魂消た。

花はほとんど咲いていなかったが、疲れ果てて4時半頃に登山口にたどり着く直前に見つけたのが綺麗なツルリンドウ

今まで見た中でこんな大きいのは初めてで、最後に良いものに出会ったが『てへだった』

 

 

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尺度では測れず不幸な幸福度   

2018-10-10 09:30:13 | 時事川柳

「幸福」巡り県議会論戦 

この大きな見出しの記事は、県が策定中の次期総合計画(2019~28年度)で導入を目指している政策の新たな評価指標となる「幸福度」を巡り、県議から「抽象的で将来像が見えない」「なぜ今、県政に幸福が必要なんだ」などの疑問の声が上がった。というもの。

幸福度指数の導入は、現職が15年度知事選のマニフェストに掲げた政策だそうだが、一票を投じたものの、残念ながら失礼ながら覚えていません。

幸福度といえばブータン王国だけだと思ってましたが、日本でも富山県や岩手県滝沢市など政策運営に幸福度指数を取り入れている自治体が増えており、東京都荒川区が先進自治体と知られているそうだが、聞いたことがないし地元の滝沢市の取り組みも知りませんでした。

これは句になると思い閃いたのが「幸福」の対義語「不幸」を使うこと、あとは記事の中の「経済的尺度では測れない心の豊かさを県政に生かそう・・・・」に着目し尺度と測れないを切り取ったものです。

 

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秋田駒ケ岳(初の体験も)

2018-10-05 14:40:32 | 旅行

10月4日に秋田駒ケ岳を歩いてきたが今までと違うのは、8合目の駐車場までマイカーを乗り入れたことと紅葉の時期に訪れたこと、そして同行者がいたこと。

ハイシーズンにはマイカー規制により路線バスを利用していたが、今の時期の平日は規制がとかれてバスは運休。

規制区間は幅員狭小で急勾配、急カーブの連続でカーブミラーの支柱に65あるカーブの番号が示されている。おまけに駐車場の収容台数は30台ぐらいだろうか、狭いので満車になる前に到着しないといけないので、バスを利用したいところだが週末の天気予報は良くない。

8時前の到着を目標に6時15分に出発しほぼ予定通りに到着したら、線引きした駐車スペースの残りは3台分ほどで滑り込みセーフ。

県外ナンバーが多く隣の車は『つくば』ほかには『春日部』『滋賀』・・・・『秋田』を見つけたがレンタカーだった。

雲一つない青空を背景に最高峰の男女岳(16437.4m)がそびえているが、綺麗な紅葉と言えない分、

反対側の笹森山は緑の下地に紅葉が輝いている。

 

先週須川岳の紅葉を堪能したため、それ以上のことは期待しないで遠くの山並みが見えることを期待しながら歩き始めた。

同行者は中国で仕事をしている義弟で、冬に帰国した時は一緒にスキーを楽しんでいるが山歩きの道連れは初めて。

向こうでは8千歩が目標のウオーキングや階段上りで足腰を鍛えているが、20歳台に岩手山や早池峰山に登った後は山から遠ざかっていると言うので、八合目(1,310m)⇒男女岳(1637.4m)なら往復で6㎞程度だから大丈夫だろうと歩き始めたら、息を切らすでもなく淡々と歩くので一安心。

男女岳山頂からは彼が見たことのない形の岩手山がくっきり見え『汚い形だ』を連発しながらも持参したiPadで盛んに写していた。

男女岳から岩手山

男女岳から男岳 彼方に鳥海山の山頂が

男女岳から阿弥陀池

山頂にて

阿弥陀池まで下りたあと足腰に異常がなさそうなので、男岳(1,623m)を往復し横岳(1,583m)⇒焼森(1,551m)⇒八合目(1,310m)と往路と違うコースで下山することを提案したら素直に受け入れられたが、このことで盛りを過ぎた草紅葉に少々がっかりしていた我々が綺麗な紅葉に出会うことになった。

阿弥陀池から男女岳

男岳では眼下に輝く水深日本一の田沢湖と、雲の上に頭を出している鳥海山の姿に感動した彼曰く『今度は鳥海山に行きたい』、一緒に歩くこちらが音を上げそうだ。

田沢湖

男岳から女岳(1,513m) 昭和45年に噴火して以来噴気が続いている

男岳から小岳(1,409m) 女岳のとなりの可愛い山

風もなく込み合っていないので山頂で早めの昼食と決め、ヤカンでお湯を沸かしながら「3分餅」を柔らかくなるまで茹でて蓋付きの容器に移し、バターを載せてかき混ぜ醤油を垂らして食べたらたらこれが美味で、海苔も持ってくれば良かった。

餅の香りが残るお湯を再沸騰させてカップヌードルに注ぎ三分待ってふたを開け、餅を食べ終わった容器に残ったしょうゆ味の解けたバターをトッピング、これがまた美味。

仕上げの簡易ドリップコーヒーを美味そうに飲んだ彼は山にはまるかもしれない、鳥海山で足手まといにならないよう鍛えないと。

スキーも同行者同士が近いレベルじゃないとお互いにストレスになる、団体で山歩きしている方々は同じようなレベルなのか、誰かが我慢しているような気がしてならないが、余計なお世話と言われそうだ

12時頃食べ終わり下山を始めたら雲が広がってきて朝方の青空が嘘のような眺めに、彼はもう撮影しなしないし安全確保のためとiPadをザックにしまったが、後でまた取り出すことになる。

振り返れば男女岳、阿弥陀池、避難小屋

自分も花は咲いていないので、移動するたびに変わる風景や部分的な紅葉を見つけながら進むが、タカネスミレが黄色い花を咲かせていたはずの場所で黄色いものが見える。よく見るとタカネスミレの葉が黄色くなって、葉の形を保っていたものだった。

八合目に向かって高度を下げるにしたがって赤や黄色や橙の紅葉が広がりその中を歩くような地帯に突入したところで、再びiPadの出番だ。

 

8合目の駐車場がはっきり見えるようになり、駐車台数は半分ほどに減っていたが大型車用の区画にも何台か止まっており相当混雑したことがうかがえる。

駐車場と曲がりくねった車道の一部も見える

振り返れば

又振り返れば

歩行距離は8kmほどで自分にとっては最適、彼にとっては物足りなかったようだが『若い時登った岩手山はひたすら頂上を目指して歩き、苦しくて途中の風景など見る余裕がなかったが今回は楽しかった』と言ってくれたので有難かった。

途中温泉に寄って汗を流し帰宅後はビールで乾杯し、いい気分で酔うまで道連れの山歩きだった。

 

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言いなりで負担膨らむ楕円球

2018-10-05 09:47:03 | 時事川柳

開催まで一年を切ったラグビーワールドカップの試合会場の一つ、釜石市の『釜石鵜住居復興スタジアム』の整備費が、概算39億円から9億円程度膨らむことが分かったという記事は、それによって約8億円とされた県と市の負担も目算が狂い、財政に重くのしかかりそうだと結んでいます。

16年に32億円とされていた概算が、17年にはW杯を運営するラグビーワールドカップリミテッドから、屋根の拡張や映像設備の増設などを求められて39憶円に膨らみ、さらに9億円も膨らむのは設備の仕様変更や人件費の増大が要因らしいですが、またしても何か求められたのでは?

釜石市は日本選手権で7連覇を果たした新日鉄釜石の本拠地でラグビーの聖地とも言われていますが、求められれば後に引けずにひたすら『前へ』、ノーサイドの瞬間県の負担はどこまで膨らむのか分からない楕円球を、県や市が背負うことになりそうです。

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