ご飯論法とは、「朝ご飯は食べたか」と聞かれ(パンを食べたにもかかわらず)「ご飯(白米)は食べていない」と答えるように、質問側の意図をあえて曲解し、論点をずらして回答する手法です。
9日(金)の記事には、前日の記者会見で加藤官房長官が述べた内容が、ご飯論法として紹介されています。
日本学術会議の推薦会員候補の任命を拒否した合理的な理由を求められ「除外をしたのではない。今回、任命した方を任命させていただいた」と述べ、任命拒否理由を聞き返された際は「結果として任命されない形で残った。残したのではない」と宣われたそうです。
記事によれば、ご飯論法は安倍前首相や厚労相時代の加藤氏が多用した、とありましたが官房長官時代の菅首相も得意だった印象が強いので、上五は後任を「お代わり」として詠んだものです。
ご飯論法の名付け親が「チャーハン論法」をメニューに加えたそうです。
たまたまですが、ごはん論法を知っていましたので、「お代わり」も含めてよく分かりました。
国会で、まともな議論ができないのは、困ったことですね。
そして、月曜が休刊なので、今週も良いスタートを切られたと思います。ファンの一人としてこの上なく嬉しい限りです。
政府と自民党は、日本学術会議の問題を懸命に打ち消そうと、あるいはすり替えようとしているようです。
個人的な意見ですが、人事権という切り札をかざして物事を動かそうという姿勢に、辟易とします。
たまたま、今朝の毎日新聞に掲載された入選句です。
「忖度か左遷か迫る菅総理 藤沢 タイラじじ」。
このような政権が長く続かないことを願います。
ご飯論法は、頭が良くないと出来ないことでしょうから、良い頭を国民のために違って欲しいものです。
加藤官房長官の頭も良さそうですが、そのヘアスタイルから「タワシ」とあだ名が付けられていると聞き、「自分の事をタワシで更に磨きたいと」うまく切り返しましたが、自分ではなく国を磨いてください。
人事はやはりヒトゴトではなく、自分の事なのでしょうね、退職後の天下り先や年金額などに影響するとすれば、少しでも上を目指したいのが人の常、人事権を握ってやりたい放題、気持ちいいでしょうね。
辟易で思い出すのが、「人事に関わることなので、コメントを控えさせていただく」のように、国会答弁でよく聞かされる「答弁を控えさせていただく」何とかならないでしょうか。
議長が「控え居ろう、控えることは認めん、聞かれたことに答え居ろう」という場面を夢見ております。