山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

習うより慣らされ使う慣用句

2020-09-29 17:02:19 | 時事川柳

 就活や婚活など「活動」を略す「~活」との表現が、若者から高齢者までの幅広い世代で浸透していることが25日、文化庁の2019年度国語に関する世論調査で分かったそうです。

 新しい表現を他人が使うのは気になるかを聞いたところ、「~活」は90.6%が「気にならない」と回答、70代以上でも80.0%が許容しており、人生の終わりに備える「終活」や、流行のタピオカ飲料を楽しむ「タピ活」など応用範囲が広く、文化庁の担当者は「世代に関係なく、多くの人がなじんでいる」と分析しているそうです。

 この文はパソコン(ワード)で作成しておりますが、私のパソコンもなじんでいるみたいで、誤変換することなく「~活」が出てきます。

 他にはセクハラなどの「~ハラ」、クールビズなどの「~ビズ」、アラサーなどの「アラ~」も浸透しているそうです。

 また、慣用句を本来の意味で捉えていたかどうかの調査で正答率が3割以下と成績が悪かったのが「敷居が高い」で、(正)相手に不義理をして行きにくい(誤)高級すぎたり上品すぎたりして入りにくい、もう一つが「浮足立つ」で(正)恐れや不安で落ち着かずそわそわしている(誤)喜びや期待で落ち着かずそわそわしている

 だそうですが、(誤)の方になじんでいる人が多ければ、それが慣用句と言えないのだろうか、などと埒も無いことを考えました。

 句は『習うより慣れろ』という諺を意識したものですが、最近まで諺と慣用句を曖昧に覚えていましたので確認しました。

 慣用句は二つ以上の語から構成され、句全体の意味が個々の語の元来の意味からは決まらないような慣用的表現で、「骨を折る」「油を売る」「口を割る」「雀の涙」など。

 諺は教訓・風刺・真理などを巧みに言い表し、古くから世間の人々に知られてきた短い言葉で、「親の心子知らず」「旅は道連れ世は情け」「話し上手の仕事下手」「蒔かぬ種ははえぬ」など。

 これまでは諺(慣用句)としたことがありましたが、明らかに違いますのできちんと使い分けたいと思います。


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2 コメント

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Unknown (shu2702)
2020-09-29 23:39:38
山歩きさん こんばんは。
遅い時間のコメントで申し訳ありません。
今週もめでたく連続入選されました。こういう喜びは何回あってもいいですね。
さて、習うより慣れよは仰る通りです。
しかし、困ったもので一旦間違って覚えたものは、なかなか直りません。
花の名前も然りです。
言葉の方は辞書を引く習しが身に付いていて、最近はスマホが辞書代わりになってくれてます。
一方、花の図鑑を常に持ち歩くわけにはいかず、ネットで必ずしも信頼できる図鑑がないのが悩みです。
山歩きさんは、外でお花の名前を確認したい時は、どうされていらっしゃいますか?
ごめんなさい。話が慣用句から逸れてしまいました。
私は古い人間なのか、慣用句の誤用には抵抗があります。
しかし言葉は時代と共に変わるので、慣れるしかないのでしょうね。
何しろ慣用句は世間が慣用するものなので、自分一人がそれに抵抗しても仕方ありません。
shu@山形県
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山形の山でしょうか (山歩き)
2020-09-30 09:30:04
 Shuさんお早うございます。昨晩はコメントをいただき有り難うございます、そのころは爆睡しておりますので気になさらないようお願いします。

 昨日は栗駒山に登りましたので夕方ブログを更新しましたが山の方はこれからです。

 慣用句が本来の意味から外れてしまうことは、時々取り上げらますのでその都度投句しております。

 「誤用でもみんなで使えば慣用句」「慣用句みんなで使えば慣用句」これは、何時か何方かで見たのか記憶にある句で、この問題は以前から扱われておりました(自分が詠んだボツの句かも)

 諺、慣用句、四文字熟語は句作りには欠かせないものなので、記事を読んだ時に思い出すようにしていますが、使い方と正しい意味は電子辞書で確認しながら使っております。

 誤用に抵抗しても仕方ない、仰るとおりですね、長いものに巻かれましょうか。

 さて、花の名前の確認ですね、知っていそうな人が通りかかれば躊躇しないで聞きますが、帰ってから調べられるように、花だけではなく
葉も撮影します。
 
 しかし、写真を見ながら調べ始めると、葉の裏に特徴があったり、隣接する別の種の葉が写っていたりと悪戦苦闘することが多いです。

 登山道の脇でしゃがんで撮影している私が「知っていそうな人」に見えるらしくて、「これはなんと云うお花ですか」と聞かれることもありますが、知らない花の場合は赤面、冷や汗ものです。
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