立派な石垣が残る盛岡城(2012/11/04撮影)
盛岡市は国指定史跡・盛岡城跡の建物復元のための資料収集に「報奨金」制度を創設する方針を固め、本丸の二階櫓などの遺跡復元に向け、建物の構造などが分かる資料の提供者に支払うそうです。
市は20年度から復元に向け各種機関を訪ねて調査を進め、古写真や絵図などの資料提供を市民に呼び掛けているものの、建物の構造が分かる立面図など重要資料の発見には至っていないとのこと。
戦災で焼失し鉄筋コンクリート造りで再建した名古屋城は、近い将来木造で忠実に復元されると聞いており、愛媛県の大洲城はその先駆けだそうです。
盛岡城も史資料が不十分な場合に多角的な検証で再現する手法「復元的整備」ではなく、大洲城や名古屋城のようにしっかりと復元して欲しいものです。