はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

秋をさがして(葛城山のすすき)

2015-10-07 23:00:09 | 花めぐり
大阪府と奈良県の境にある葛城山(959M)は、今、すすきが見頃です。ツツジが有名な葛城山ですが、秋のすすきもきれいだと聞いたので、さっそく出かけました。
はじめは、歩いて登る予定でしたが、時間が遅かったこともあって(言い訳です)、ロープウェイで上りました


すすきは、秋の七草の一つで、日本の秋にはなくてはならない植物です。まさに日本の原風景といったところでしょうか。


ところで、すすきは暗いイメージの歌が多いですね。『船頭小唄』では、「おれは河原の枯れすすき、同じお前も枯れすすき…」、『昭和枯れすすき』では、「貧しさに負けた、いえ世間に負けた…」みたいな調子です。


そこで、もう少し明るい歌をさがしてみると、吉田拓郎が歌っていた『旅の宿』に「浴衣の君は、すすきのかんざし…」というのがありました。また、山口百恵が歌っていた『いい日旅立ち』に「岬のはずれに少年は魚つり青いすすきの小径を帰るのか…」というのがあり、少しは救われた気分ですが、やっぱり寂しいかな?


実は、万葉集にはすすき(尾花)を詠んだ歌がたくさんあるそうです。(あんまり万葉集には詳しくないので…)
葛城山の頂上からは、眼下に大和の国がひろがっています。


葛城山の頂上には、平日にもかかわらずたくさんの人が訪れていました。幼稚園の遠足でしょうか、園児たちのにぎやかな声が響いていました。


南側には、金剛山がずっしりと構えています。ちなみに金剛山は大阪府の最高地点です。


天気も最高で、西は大阪湾から淡路島、東は奈良盆地や大峰山系まで見渡すことができました。すすきと一緒にさわやかな風に吹かれ、とても幸せな時間を過ごすことが出来ました。(残念だったのは、お昼ご飯がコンビニのあんパンだったことです)







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