はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

唐松岳紀行〜八方池あたりの高山植物〜

2018-08-04 18:07:55 | 山歩き
唐松岳をめざして、八方尾根を歩いています。
この時期に八方尾根に来たのは初めてですが、高山植物の多さに驚きました。
八方尾根からは左手に鹿島槍ヶ岳や五竜岳、右手には白馬三山が望めるのですが、この日は雲が多く眺望は期待できませんでした。
連日晴れが続いているのですが、先日の奥大日岳も雲が多く、期待していた剱岳が見られませんでした。今回も同じ結果です。雨は降っていないものの、これも「雨男」の力でしょうか(笑)

山の眺望は期待できませんが、道沿いのお花が楽しませて来れます。これはミヤマアズマギクです。



ニッコウキスゲです。今年は車山高原で堪能させてもらいました。



山は、あいかわらず雲に覆われています。



ユキワリソウが咲いていました。こんなお花はマクロレンズで撮りたいのですが、今回も18-135mmレンズです。



ハッポウウスユキソウです。



雲が切れて不帰ノ嶮が姿を見せてくれました。高山植物もいいですが、やはり山の姿が見えるのは嬉しいです。



オヤマソバでしょうか。



タカネマツムシソウも八方尾根ではよく見る花です。



やっと八方池までやって来ました。残念ながらガスの中でした。普通なら1時間のところを、写真を撮りながら来たので1時間半近くかかりました。ここには2016年の秋に訪れて、八方池に映る白馬三山をブログにアップしました。



晴れていればこんな絶景が広がります。(2016.10.1「紅葉の八方尾根へ」から)



ミヤマワレモコウと後ろの白い花はよくわかりません。



下ノ樺(しものかんば)にやって来ました。秋には紅葉が綺麗なところです。



この辺りのお花畑も見事なものでした。色とりどりの花たちが咲いていました。



タカネナデシコです。



ハクサンタイゲキです。



シロバナハナニガナでしょうか。



斜面にはニッコウキスゲが咲いていました。



雲の間から大きな山塊が見えてきました。ひょっとしたら五竜岳でしょうか。



イブキジャコウソウでしょうか。こんな岩のところに咲いている可憐だけれど逞しい花です。



上ノ樺も過ぎて扇雪渓までやって来ました。見上げると、夏山らしい風景が広がっていました。



今回も高山植物がたくさん登場しました。山には若い頃から登っているのですが、あまり高山植物には興味がありませんでした。知っているのはコマクサぐらいだったでしょうか(笑)カメラを持って登るようになってから、と言っても2〜3年のことですが、高山植物にも興味を示すようになったと思います。お花の撮り方もザックを担いだまま、見下ろすように撮っているので、あまりいい写真はありません。おまけにピントもあまいです。やはり、一つひとつの花と向き合って、時間をかけて撮らなければと反省ばかりです。

※訪問日 8月1日