毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆フェイブルマンズ◆

2023年03月13日 | 映画でハッピー♪

 今日のシネマ 

2022年 アメリカ

俳優の名前をクリックすると詳細が見れます

 

一昨日の土曜日に劇場で観てきました

あの、スティーブン・スピルバーグ 監督の自伝的映画・・・・

ではあるものの、かなりフィクションも入っているようです

タイトルが

「スピルバーグズ」ではなく「フェイブルマンズ」となっていることで

それがわかります

”フェイブル” というのはドイツ語で ”寓話” という意味もあるそうです

 

さて、私はこの映画、メチャクチャ感動しちゃって

何度も自然と涙がこぼれました

現在、上映中ですが、ネタバレありでの感想となるので

これから観られる予定の方はご注意ください

 

 

怖がりのサミーが両親に連れられて生まれて初めて観た映画は

『地上最大のショウ』でした

その中で列車と車の大事故のシーンがあるのですが

そのシーンに取り憑かれたサミー・・・

スピルバーグが映画の世界に入る一歩目がそれだったとは驚きでした

でも、これって後の『激突』につながっていますよね

 

それからボーイスカウト時代に仲間と撮った戦争を模した動画

あれはもしかして『プライベート・ライアン』に?

などと、ちょっとしたシーンに

勝手に想像をぶつけながら観てるのがすごく楽しかったです
(『ツイスター』『バック・トゥ・ザ・フィーチャー』なんかも??)

 

家族ぐるみの付き合いをしているお父さんの友人ベニー

家族とベニーとでキャンプに行った日、

サミーはホームムービーとしてその様子を映していました

しかし 編集時、その片隅に写っていたママとベニーの行動にショックを受けます

それと、引っ越した高校でいじめに合いながらも

海辺でのイベントの様子を撮影し、プロムで上映した時にも

ヒーローとして撮ったはずの友人を ひどく傷つけてしまった・・・

 

そう・・・・ただ楽しいから と自分本位で撮ったものが

時には思いもかけない事実を映し出したり、人を悲しませることもある・・・

サミーがカメラを通して様々な人生経験を積み、

成長していくエピソードがとても興味深かったです

 

ユダヤ系であったり、両親の不仲であったり

スピルバーグの過去作品を遡ると、思い当たるものが多々ありますね

優秀なエンジニアであった父と、ピアニストであり芸術家の母

映画という芸術と、いち早く取り入れたテクノロジー技術など

やはり両親の影響をしっかり受け継いでいるのもまた事実

才能ってすごいなぁ

 

両親は一度は離れましたが、晩年はまたよりを戻されたようで

どちらもとても長生きされました

 

さあ、そしてラストです

サプライズと言ってもいいようなシーンが待っています

サミー少年にとって、雲の上の存在だった ジョン・フォード監督との出会い!

これを なんと デビッド・リンチ監督が演じています!

そして、「地平線」のくだりからの本当のラスト・・・

カメラアングルをご覧あれ!

 

サミーのママを演じた ミシェル・ウィルアムズ・・・最高でした!

パパは ポール・ダノ、ベニーは セス・ローゲン

スピルバーグ役のサミーは オーディションで選ばれた ガブリエル・ラベル

伯父役の ジャド・ハーシュ は、出番がすごく少なかったのに

アカデミー賞助演男優賞にノミネートされています
(作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞なども)

 

そして、スタッフも長年スピルバーグと親交がある人が多く、

音楽は あのジョン・ウィリアムズ! 御年91歳!!!

 

スピルバーグの伝記・・・というだけではなく

一つの家族の物語としてとても良い作品だったと思います

エンドクレジット後の "リアに捧ぐ " アーノルドに捧ぐ "

のメッセージを天国の両親はどんな気持ちで受け止めたのかな

 

長くなってすみません 最後にもう一つだけ・・・

スピルバーグ監督があちこちで言ってることですが

彼に一番大きな影響を与えたのはディズニー映画です

でも、この作品ではそのことは一切触れられていません

大人の事情ってのはわかりますが、それがちょっと寂しかった・・

 

 

 

 

 

2023-12

 

 

 

 

 

 

 

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