毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆BOY A◆

2023年02月15日 | 映画でハッピー♪

 今日のシネマ 

2007年 イギリス

俳優の名前をクリックすると詳細が見れます

 

少年時代にある罪を犯し、長い刑期を終えて社会復帰を果たした青年が辿る悲劇を、

巧みな演出で衝撃的に描き出した問題作。

かつて“少年A”と呼ばれた青年は24歳となり刑務所から出所した。

“ジャック”という新しい名前を与えられ、過去を隠して新しい生活を始める。

ジャックは大人になってから初めて体験する外の世界に戸惑いつつも、

ソーシャルワーカー、テリーのサポートを受けながら、少しずつ社会に溶け込んでいく。

職場では親しい仲間も出来、やがて人生初めての恋も経験するジャックだったが…。
                           (TSUTAYAより)

 

 

とても重くて難しいテーマ・・・

”BOY A” つまり ”少年A”

十代で罪を犯し、刑期を終えて新しい人生を踏み出そうとする青年の話です

ジャックと名前を変え、仕事も順調、友人も彼女も出来て

うまくいってるかのように見えましたが

思いがけない人物から 彼の過去が暴かれてしまいます

その後、彼の生活は一変し、ラストは・・・・

 

刑期を終えたのだから、更生し幸せになる権利はあるのでしょう・・法律上は。

彼の犯罪行為の全てが描かれていないので、

ある程度の想像力を働かせる必要はあるし、

劣悪な家庭環境、いじめ、狂暴な友人・・・それらを加味したとしても

彼が犯した罪を消すことはできない・・

彼が幸せな時間を増やしていけばいくほど、私の心はザワザワしたのでした

 

そして、この映画を観ていると、

観客は彼のキャラクターに、少しずつ同情し始める気がするのです

多分それは 主演の アンドリュー・ガーフィールド の演技力

ビクビクしながら 絶対にそんなことをするようには見えない繊細な青年を

とてもうまく表現しています

 

うちのパパさんに この映画の話をちょっと興奮しながら(自分ではそう思ってないのだけど)話したら

これは映画なのだから、誰の立場にもならないで

フラットな気持ちで観ないといけない と冷静に言われました

私は、どうしても被害者の家族の気持ちになり、

絶対に許せない、って思ってしまったのですよね

でもパパは、法によって捌かれ、刑期を終えたのだから 更生を見守るのが普通でしょ、と・・

 

多分、観終わった後、 そういうやりとりが生まれることが

この映画が作られた意義なのかもしれません

 

ソーシャルワーカーに ピーター・ミュラン

監督は ジョン・クローリー

 

・・いや・・・例えば正当防衛とか、父親からのDVから逃れるために・・

みたいなことであれば、私も彼に寄り添えたかもしれない

でもやっぱり私は どうしても被害者の家族のことを考えてしまうのです

 

 

 

 

 

2023-7

 

 

 

 

 

 

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