角田光代 著。
妹から借りました。
九つの短編集。
全てが「本」に関わる内容。
短編集はあまり好きじゃない、ってどこかで書いた記憶があるけれど
これはすごく良かった。
本が好きな人なら尚、だと思います。
「本のどこがおもしろいの?」
「だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」ミツザワ書店より
そうそう、その通り。
だから私も読んでいる。
「神様ありがとうとまず思った。神様、この本が世界に存在することに感謝します、と」初バレンタインより
私は今までいったい何冊の本を読んだんだろう。
でもそこまで思えた本はまだないかもしれないな。
・・・っていうか、翌日には内容の半分を忘れてしまっている私には
例えその時そう思えたとしても、既に記憶にないのかも。
まあ、それも仕方ない。
その時一生分感動することにしよう。
数時間で読めてしまう本ですよ。
お薦め。