*ハッピーとラッキーのあいだ。

へぇ~、ふぅ~ん、と気軽に読める、カフェ風ブログをめざして。
ときにゆるく、ときにアツく。“一杯の”お話を(^ー^☆

凛々子が病気!?

2007-06-28 22:40:20 | 凛々子成長記
順調に育ち、花を咲かせては実もボコボコとつけているトマトの凛々子。
比較の目安にしている実だって、2週間ほどでこんなに大きく




しかし今週頭、順調だったはずの凛々子に異変発見。育ち始めた実の先っぽが、黒くなっているものがあった…。

どうやら「尻腐れ」という症状のようで、主にカルシウム不足から発症するのだそうな。まずぃ、凛々子が病気だ

成長過程においては、単に肥料を足せばいいというものではなくて、その肥料のなかでも栄養分のバランスがよくないと吸収を阻害しあったりするらしぃ。正義同士で戦うな、ってカンジ…。やはり生きているものは、そう単純ではないなぁ。

それでさっそく、尻腐れ対策として「育て方ガイド」に書いてあった、葉っぱに散布するタイプのカルシウム剤、というのを探したが、どこに行ってもないっ。うちの近くのホームセンターには、カルシウム剤といったカテゴリーすらなく、昨日、ちょっと離れたホームセンターまで行ったがそこにも見当たらなくて、店員さんに聞いたら、いわゆるカルシウム剤はメーカーで作ってるところが少ないから、市場的にも今不足しているんだとか。
それで対応策として、カルシウムが強化されてる栄養剤を砕いて水で溶かして散布すればよい、と教えてくれたので、さっそく勧めてもらった固形の栄養剤を買って、昨晩ひたすら砕いて、水で溶かして今朝散布してみた。
けど、希釈濃度これでいいのか?と確信のもてない状態…。んー…。かといって、肥料あげすぎても枯れてしまうので、ちょっとどうしたらいいのか微妙なカンジ…
あと、土が乾かないよう保つことも尻腐れ対策としては重要らしいので、最近は会社から帰宅後もすかさず土の状態をチェック。 水のあげすぎも逆に根っこを腐らせてしまうので、これも微妙なサジ加減。


どうしたらいいのかわからない、って、とっても歯がゆい…
元気になってくれるといいなぁ、凛々子




今年も、あの季節!

2007-06-21 21:39:38 | ミスチル

やってきましたなぁ、夏がっ!
夏。7月。海の日を含んだ3連休。とくれば、毎年恒例イベントです。つま恋での、 ap bank fes 初代fesから3年め、今年はイベント告知のスタートなんかが遅く、もうイベントまで1カ月切るのにチケット販売まだ?という状況でハラハラしたけど、無事に先行予約段階でチケットがとれた!

すでに今から楽しみで仕方ない。参加も3年めとなる今年も初日に行くことにしたんだけれど、今年は「前夜祭」というのもやるらしく、連休のfes3日間に加え、前日13日の金曜日(←13日の金曜日じゃーん!)も一部エリアを開放して、フードエリアやワークショップなんかが楽しめるのだそう! もちろん、行くぜぃ!


それで、先週あたりにap bank fesのサイトに、主催者である小林武史さんと桜井さんのメッセージがアップされた。小林武史の話はともかく(たしかにすごい人ではあるが、このfesでの共演をきっかけに不倫はじめたりしてさ、まったく一青さんもやるわねぇ、ってカンジ。大学の同窓生だから一目おいてたのに。)、またもや桜井さんの言葉には、「やられた」ってカンジだった。

毎年fesのオープニングは、休日の午後にふさわしい、穏やかなメロディでちょっとまったりとしたカンジの曲を、桜井さんがさわやかにカバーして始まる。ちなみに昨年は、木村 和の「何の変哲もないLove Song」、一昨年はKANの「プロポーズ」。

それで今年は、ついにfesのオープニング用に、曲をつくってしまったのだという! 桜井さん自身このfesにはかなりの思い入れと意義を持って、毎年すごく楽しみにしているというのは知っていたが、その、「今年もやってくる!」って待ちに待った気持ち、そしてさらに、そこに集まってくる人々もそうやって楽しみにしている気持ちを、「夏休みに都会から尋ねてくる甥っ子を楽しみにそわそわ待っている叔父のような気持ち」に重ね合わせて曲を作ったようで、「タイトルだけ教えときます」といってメッセージのなかで公開された曲名は『よくきたね』。

そのひとことが、すべてをあらわしている。すごいなぁ、やっぱり。「よくきたね」なんて何でもない一言が、「ありがとう」みたいに、それだけで何もかもを語っている魔法の言葉のような響きを持ってしまうなんて。すげぇ。


待ち遠しいなぁ、どんな言葉で歓迎してくれるんだろぅ


京都紫陽花・2

2007-06-19 22:34:37 | Weblog

今日は、昨日とは別の京都の紫陽花名所、宇治にある「三室戸寺(みむろとじ)」へ。

先週鎌倉で見た明月院は紫陽花畑みたいだったけど、三室戸寺は「紫陽花林」みたいだった! 紫陽花園には一万株もの紫陽花があるらしぃ。色とりどりに咲いてて圧巻!
寺自体が結構奥地にあったので、その静けさがまたよかったなぁ、マイナスイオンなカンジで。



今日は朝から、お部屋に運ばれてきたきっちりご飯を食べて(一体朝から何日分の食材を口にしたんだろう…)、食後にはお抹茶と茶菓子まで出され、荷造りしてから、宿の人に「ちょっと錦市場に行ってきます」とか言って出かけたら、2時間もかけて満喫してしまった、宿から市場まで徒歩5分くらいだと言うのに!(笑)
錦市場も京都に来ると必ず寄る場所で、母もあたしもそれぞれにお気に入りがある。そんで、漬物だとかご飯のお供、なぜかオシャレティッシュカバーなんかも買って、ランチ用に惣菜やお米屋のおむすびなんかも楽しく買ったo(^ヮ^)o☆☆☆☆☆。


お昼を宇治川のほとりで食べて三室戸寺に向かったんだけど、どうも雲行きが…。「紫陽花は雨でもいい、雨がむしろ似合う、」とは確かに言ったさ。ホントにそう思うし。しかし、だからと言ってあたしが紫陽花を見に行く時にわざわざ雨降らしてくれなくても結構なんですがね…(^ー^;)。昨日は結構マジ降りのなかでの紫陽花鑑賞で、傘持ちながら写真撮るのはちょっと面倒だった。
でも今日は、一時降ったけど、すぐ止んだのでよかった。




今回の京都旅行は、「老舗旅館と紫陽花を堪能する」の巻き、楽しんだ!


また京都!

2007-06-18 22:37:35 | Weblog

今日明日と、京都! 今回のテーマは、旅館と紫陽花☆。

13時半ころに京都駅に着いて、久しぶりだなぁ~なんて思ったが、よく考えたら2月にも来たからそんなこともなかった(^ー^;)。

画像は、今日宿泊している「炭屋旅館」の晩御飯の一品。
炭屋旅館は、京都の三大老舗旅館のひとつらしい。門くぐったら中居さんが入り口に座ってお出迎えだったのでビックリした。全体的に「古き良き」といった雰囲気。

晩御飯は懐石のフルコースで、部屋まで中居さんが都度いいタイミングで運んできてくれる。画像は、〆のご飯の前に出された八寸。普通八寸て先付で出てきそうなものを、お造りだとか煮物、しのぎ、焼物、炊き合わせ、酢の物、と出てきた上での八寸。紫陽花の飾りがかわいかったので、本日ブログのメインに。


京都に着いてすぐ、紫陽花の名所と言われる三千院に行ったんだけど、意外とまだ時期が早かったみたいで、つぼみが多かった。し、先週あたしは鎌倉でものすごい数の紫陽花を見てしまったので、晩御飯の飾りの紫陽花の方が心惹かれたカンジだった(笑)。

部屋についてるお風呂が、ちょっと小さいけど桧風呂! 香りを楽しみながら、まったりしよぅ~(´▽`*。





愛情深まる凛々子。

2007-06-15 21:52:55 | 凛々子成長記
ホントに、よく育つ子だ!

苗から育て始めた凛々子に実がつき出したので、先週から液体の肥料を与えはじめたら、またメキメキと成長しだした! トマトジャングルになるんじゃないか、と心配しているほど
 どーーーーん!


先週発見した、くす玉みたいにちっちゃかった実だって、1週間弱でこんなにでかく、しかもまわりにもどんどん実がなってきた!
  
先週                               今朝 

すごぉ~い! さらにまだまだ花もじゃんじゃん咲いてきているし!  「うまく育てたらひとつの苗から60個近くの凛々子が収穫できる」、とガイドに書いてあって、読んだときは、畑で育てた場合でしょ?と冷めたカンジに思ってたけど、あながちウソじゃないかも! …いやでも、60個は無理かな、いくらなんでも(笑)。

本当に、毎朝見るのが楽しみ。水あげたり、肥料あげたりの繰り返しだけど、目に見えてその効果がわかるから、かわいい。「ありがとー」って言いながら花咲かせたり、実をつけたりしてるみたいに見えるし。まっすぐだよなぁ、植物ってのは



それでフと、ところで実を収穫した後って一体どうなるんだろう…また来年もなるの??…と疑問に思って、実はトマトが一年草ってことを、初めて知った…。 そうか、繰り返してはくれないのか…こんなにかわいがってるのに、凛々子はもう今年終わったらいなくなっちゃうのか……と思ったら妙に悲しくなってしまった


今回は偶然苗をいただく機会があって、今まで動物も飼ったことないし、観葉植物さえ部屋に置いたことなくて、こんなに日々何かを世話したことなんかなかったもんだから(あ、金魚は飼ってたっけな…)、トマトを育てることがこんなに日々の些細な楽しみをくれるとは思ってもみなかった。
し、今年限りと考えてかなりしんみりしたことで、この1カ月ちょいであたしに芽生えた“凛々子愛”の深さにも驚いた! 「凛々子」って愛称も、なんだかすごく好きだし。

来年はトマトの苗を買ってまたやるかなぁ…、と考えたけど、でもやっぱり凛々子じゃないとなぁ、と思ったりして、それで今日、どうしたらよいかを調べて、「自家採種」という言葉を知った。 要は、今育ててるものから種を自分でうまく取り出す、ということ


ネットでいくら検索したって、その「採種」という言葉をまず知らないと、なかなか種を取り出す方法は探せない。園芸に関しては知識ゼロだったからあたしは知らなかった言葉だったし、知らないで探してると、だいたい苗を買ってきて育てるか、もしくはもうちょっと手をかけるにしても、種を買うところから説明が始まるので、なかなか、「どうやったら今育ててるものから種を取り出すか」、という最初の最初まではたどり着けなかった。
それでもやっとその言葉を知って、探していた解決策が見つかった。収穫期によさそうな実に目をつけておいて、完熟させてから収穫して、それからまたしばらく発酵させてから…うんぬんって工程をたどれば、ちゃんと種を残せて、来年も凛々子を育てられることがわかった

よかったぁ。うまく採種できるかにもよるけれども、でも、やってみよう。そしたら来年は種を植えることから始めなきゃならないから、今年よりも大変だろうけれども、でも、とにかくやってみよう。
何年か栽培を繰り返してると、オリジナルの品種になるらしぃし。


ということで、なんだかトマト栽培に目覚めた2007年です。



明月院のあじさい。

2007-06-11 21:50:53 | Weblog
昨日、変な天候だったにも関わらず、「美術館&あじさいの旅@鎌倉」敢行! 
午前中ものすごい雨だったから、行くの大変だけどその分チャンスかも、と思って出発。普通のお出かけならば晴れるにこしたことはないけれど、あじさいを見るには、まぁ雨でもいっかなぁ、というカンジ。

つぅか、甘かった。お昼過ぎ着いた雨上がりの鎌倉は、すごい人出だった
まずは小町通りという、お店がたくさん並んだ楽しい通りをプラプラしながら、お目当ての美術館へ。つい最近知った「メゾチント」の企画展を見てきた。初めて触れたメゾチントの作品・長谷川潔があまりにインパクトが強かったからか、企画展ではそれ以上の感動を味わうことはなかったけれど、それでもやっぱり画法からくる、モノトーンだけのその表現力の深さに改めて惹かれた。加減ひとつの、表現の世界。
今回の企画展では、モノトーンだけじゃなく、2色ほど使ったものなんかもあって、それはそれで美しかった。やっぱり好きだなぁ、メゾチント


昨日は美術館という大目的があってのついでのあじさいだったから、何も考えずに、美術館あじさいの名所・明月院、とルートを考えていて、そうなると鎌倉駅から北鎌倉駅へと進路をとることになった。
途中で気づいたんだけど、すれ違う人の方がやたら多いなぁ~、と思っていたらそれもそのはず、散策ルートとしての鎌倉~北鎌倉間は、一般的には北鎌倉⇒鎌倉でまわるのが正解で、逆だと上り坂、なのであった…。結構きつかったなぁ。 正しいルートを涼しい顔して歩いてきた皆さんがたとすれ違いながら北鎌倉駅近くの明月院についたときは、結構な疲労っぷりだった

それでも、明月院の入り口からさっそくあじさいがたんもり見えたときは、かなりテンション上がった!


週末だし、今が見ごろのあじさい、観光ツアーなんかも来ていたのでかなり人がいたけれど、想像以上に境内が広くて見所たっぷり。中に入れば思い思いにみんな過ごすので、「混んでてあじさいも情緒もなんもないっ!」ってカンジではなかった。
 

ものすごいあじさいの数 ひまわり畑、ならぬあじさい畑のようだった。


しっとりと露にぬれたあじさいは、やっぱりいいなぁ。超晴天よりも、やっぱり血色がいい気がするし。



昨年は箱根であじさいを堪能して、強羅公園でちょうどやってた「あじさい展」ではいろんな種類のあじさいを見たけれど、明月院のあじさいは「姫あじさい」という種類のみ。色も、ブルーを意識して集めているということだった。

濃淡あじさいの競演。


あじさいを、桜のように「花見」に行って楽しむようになるなんて、数年前には思いもよらなかったなぁ。
桜と、花火の間に楽しむものができた



凛々子に実を発見!

2007-06-09 22:24:13 | 凛々子成長記

トマトの凛々子に、実がなってた! 
花が咲いたふもとがぷぅ~っとふくらんで、先っぽに枯れた花がついてるカンジが何だかくす玉みたい、めでたいなぁ~。

先週末、凛々子の育て方ガイドを改めて読み返してみたら、わき芽はつんで必要なところに栄養がいくようにしましょうみたいなことが書いてあって、え、聞いてないよっと思った。(いや、ちゃんと読んでないかだけだ…) それで慌てて、下の方の無駄に伸びてしまってると思われる葉をいくつかもぎとって、消毒をして、土のなかに栄養剤を埋め込んでみた。 なので全体としては、ちょっとさっぱりしたかな。


でもおかげで、ここ1週間でまた背丈の伸びがよかった気がする。添え木の丈を追い抜いてしまっている。…い、いいのか??

しかし、植物も生き物。日々の成長を見てると、なんだかやっぱり癒されてる気がする
とりあえず順調に実がついてよかった、おいしくなれよぉ~!



さて、こっからは凛々子に関係なく余談だけども、本日のびっくりしたこと。「余談」のわりにはボリュームたっぷりでお届けします(笑)。

今日は、久々に乗馬クラブへ行ってきた。とはいえ、私は今日は見学。ここんとこバタバタしていてなかなか乗りにいけないから、今は乗馬クラブを休会している。けど、あたしの影響で半年ほど前から乗馬を始めた彼がレッスンをとっていたので、あたしは休会中で馬に乗れないけれども久々に馬に触れたくて、ついて行った。
ちなみに彼は、あたしのおかげで競馬を始め、今やあたしなんかよりも馬にハマり、今度は乗馬まで! 素晴らしい感化だ!(悪影響) あたしとは違って競馬から入ったもんだから、乗馬なのに「あの馬は背中がやわらかかった」とかジョッキーコメントみたいなことを言う

ホント久しぶりに乗馬クラブに行ったから新顔の馬が増えていて、今日彼のパートナーとなった馬も、初めて見る名前だった。それで、馬房に馬を迎えに行って、血統欄を見てびびる。
「父:ダンスインザダーク」
、って、マジっ 
まぁ、ダンスインザダーク産駒といってもたくさんいるだろうから、走らなかった馬が乗馬クラブにくることはあってもいいのかも、と思っていたら、競馬好きの乗馬クラブの人が、「この馬、GIII3着馬ですよ」と教えてくれたので、なおびっくり 最終戦歴は、なんと今年の1月だったんだとか! たしかに腰骨もまだ異様にとがっていて、アバラもうっすら出ていたし、背が高かったし、ケツの筋肉も割れていた。か、かんろくっ。


競走馬時代の馬名は、テイエムキャット。「テイエム」系だなんて、良血じゃあないですか。 家でさっそくネットで調べたら、おぉ~、プロフィール出てきた! まさに、同一馬、同じ顔してるぢゃん!

(DANCEINTHEDARK.NETの画面より)

戦歴をみると、ダート馬で500万の域を出なかったみたいだが、障害では結構成績よかったみたいだ。3着に入ったGIIIのレースとは、2005年の小倉サマージャンプ。 主戦ジョッキーは石橋守さんで、デビュー当時は武幸四郎が乗ってたみたい。
いいなぁ~、一流ジョッキーと同じ背中にまたがれたなんて、うらやましぃ…
乗りやすかったらしぃ、飛びが大きくて(笑)。

画法「メゾチント」。

2007-06-08 21:35:55 | 美術・絵

久しぶりに、美術ネタ~

昨日母親と美術展へ行った。上野にある東京芸大の大学美術館でおこなわれている『パリへ--洋画家たちの百年の夢』という企画展を見る目的で。邦人画家でパリといえば、藤田嗣治。…くらいしか、わかる画家がいなかったんだけど、印象派の影響を受けた日本人画家の絵なんかもあって、大手の美術館ではあまり目にしないような画家たちの絵に触れられたのがよかった。

そんなに超乗り気なテンションで行ったわけではなかったわりに、昨日はかなりトキメくものにめぐり合えた!

メインの展示会場『パリへ--』に行く前に、芸大コレクション展を見てまわっていたときだったんだけど、すごく気になる質感の絵があった。小さい版画だったのだけど、何か不思議な魅力を感じて、でも昨日見たときは「なんかすごくいい、気になる!」っていうインスピレーション的なもんで、家に帰ってから調べてたら、あたしが感じた魅力はその画法に裏付けられるもので、どうやらあたしはその「画法」が紡ぎ出す質感を気に入ったらしきことが、わかった。

気になった絵とは、長谷川潔の小さな額に入った版画数点。たとえば、展示されていた絵のひとつ、『アレキサンドル三世橋とフランスの飛行船』 は、これ。↓↓

パッと見モノトーンで、版画らしいことはすぐわかったけれど、でも布地のような不思議な背景の質感と、影や輪郭になる黒の部分がとってもやわらかくて、見たことのないその質感に釘づけだった。技法が書かれている欄には、「メゾチント」、と見たこともない言葉が書かれていた。

すごく興味を持ったので、メゾチントという画法を調べてみたら、かなり手間がかかる技法であることがわかった。 メゾチントとは、「黒の技法(=マニエール・ノワール)」「黒い宝石」とも呼ばれていて、深みのある黒の質感が特長。昨日は展示がなかったけれど、同じ長谷川潔のもので有名な作品、『本の上の小鳥 静物画』なんかはもっと、メゾチントの特長が出ている。

↑↑やわらかいっしょーーー その質感は、「ベルベットのような」とか「ビロードのような」などと表されることが多く、本当に、布地などのやわらかいもので刷ったようなあたたかいテイスト。
でも実はこれが銅版だというから、あんな硬質のものからこのやわらかさが出るなんて不思議 

メゾチントは、黒バックに、白く絵柄を描いていく技法。最初に銅版全体に、縦横に細かいラインをひいていく。この「目立て」という緻密な作業が、メゾチント特有の“上質な黒”を出すには一番重要なんだとか。最初の「目立て」で美しい均一の黒のバックを作る、といってよさそう。 バックの黒の下ごしらえができたら、その目立てをした銅板に下絵を写して、絵の模様やライン部分は金属のヘラやコテで削ったり磨いたりして、その磨き方の加減で微妙な諧調を表現していくらしい。

展覧会で見た『アレキサンドル三世橋と~』はメゾチント技法にしては白地が多くてすっきりしていたので、時間をかけてバックの黒の部分を作り上げたのに、その黒を削っていろんな風景を描き込んでいったなんて、贅沢な作品ということなんだなぁきっと。それでもやっぱり、建物はすっきり描かれているのに、その分木々がこんもりしたすごく不思議な質感は、メゾチント技法の賜物なのでしょー。

美術館や美術展の楽しみのひとつは、自分の気に入った画家や絵画を見つけることで、ミュージアムショップに気に入った絵のポストカードがあれば買って帰るんだけど、今回は残念なことに長谷川潔の作品は商品化されてなかった。でもネットで調べたら、一般にポストカード集みたいなのがあったので、さっそく7&iのネットショッピングで注文。あさってころには最寄のイレブンに届くことでしょう、超楽しみっ
さらに調べていたら、現在やっているメゾチント画家の美術展を発見。6月17日まで鎌倉の美術館でやってるとゆーので、これも何かの縁、ぜひ行こうと思う! 鎌倉は今あじさいの季節だし。


昨日行った美術館のメインである『パリへ--』の展示会場でも、すごく印象に残った絵があった。昨日初めて触れた画家、山本芳翠(やまもとほうすい)の『浦島図』というもの。
構図としては、玉手箱を手にしてカメにのった浦島太郎を、侍女や童子たちが列を成して大海原を見送りパレードしているようなカンジなんだけど、何がすごいって、浦島太郎は和装をしていて顔つきも肌色もとってもアジアンなのに、それを囲う人々は、フランス絵画的なタッチで描かれている よく見ると、ギリシャ神話に出てきそうな、下半身が人魚のおじさんが貝殻の船をひっぱってたりしているし、右手奥には霞がかった竜宮城が描かれているんだけど、これが魔女の宅急便に出てきそうな、とってもモンサンミッシェルのような感じ。 山本芳翠は本格的な画技をフランスで習得したというから、日本の「浦島太郎」を題材にしときながら自分のバックグラウンドをさりげなくミックスさせるなんて、うまいアイディアだなぁと思ったし、それがうまく実現できているあたりに、心奪われちゃった。
オリジナリティーってこういうことだよなぁ、と関心させられた作品。




ひさしぶりに絵画の洗礼を受けた、なんだか大吉な日だった


サーティワンアイスクリームの募金結果。

2007-06-04 21:23:57 | JunCOlumn~感。

1カ月ほど前のブログ記事で、サーティワンアイスクリームが毎年やっているチャリティイベント、「Free Scoop Night」を紹介した。これは、毎年5月9日のアイスクリームの日、夕方の決まった2時間の間にサーティワンの店頭でユニセフ募金をすれば、好きなフレーバーのアイスクリームがひとつもらえるというもの
それで、アイスがもらえる募金、となると、人は一体どんくらいお金を落とすもんだろうか、とちょっと気になっていたのだけど、ちゃんとそのフィードバックがされていた。


うちの近くのSATYに入っているサーティワンでは、店頭のポスターにその数値が書かれていた。

930人参加
集まった募金18,903円


まずこの数字を見て、平日の夕方、たった2時間の間に930人もがあのSATYの一角に列をなしたのかと思ったらすんごくびっくり! たしかに当日、ビルの外にまで行列できてたのを見たけれど、この閑静な住宅街で930人とはすごい集客力だなぁ。
で、次にびっくりしたのが集まった金額。18,903円…?
単純計算で、ひとりあたま…20円の募金ってこと!? 最初、18,903の後ろに、競馬のレース賞金の表記みたいに、「万円」って書いてあるんじゃないかと思ってよぉーーく探したが、どんなに見ても、1万8千9百三円だった。そ、そんなもんなの!?  これには、ちょっと複雑な思いだった。

このあたりは、新興のちょっとした高級住宅街。うちの近くのデカいマンションなんてこないだ中古で売りに出ていたけど、築7年くらいなのに、5000万近くの値で広告が出ていた。それはちょっと高すぎだろーと思っていたけれど、でもまぁ、そんな地域。そして、カップルや老夫婦よりも、小さなお子さんがいる世帯が多いはず。小学校も近くにあるし、小学生も多い。この辺に住むお母さんたちはあの日、子どもたちにほんの10円玉ぽっきりを握らせて、アイスクリームもらっておいで~だった人が多いということなのか…。

子どもがいて家計簿とかきっちりつけて管理するようになると、そういう価値観になるもんなんだろーか、「Free Scoop」って書いてあんだしFreeと言ってるんだから10円でもいいじゃん、ってことに? 10円でアイスって何時代だよぅってつっこみたくなるけど…。まぁ価値観だしね、動機はどうでも参加することに意義があるっちゃぁそうなんだけどねぇ…。んー。


それで、サーティワンアイスクリームのHPを見てみたら、全国での合計の数字が出ていた。


募金参加者:681,448人
集まった募金:18,944,014円


そうか、全国平均でも、単純計算でひとりあたま28円弱…。そんなもんか。そんなもんなのか…



でも、うちの近くで全国平均以下、ってのはちょっとやっぱりいい気はしないなぁ~
せめて銀色のコインを入れて欲しかったなぁ、…もう穴あいてる方でもいいからっ

エビアン。

2007-06-01 22:38:36 | Weblog
今年に入ってから、ミネラルウォーターのエビアンを愛飲している。
ここ数カ月、水分はほとんどエビアンでしか摂ってないから、私の身体の80%近くはエビアンでできてる、っていっても過言じゃないでしょー。(いや、ちょっと過言気味

最近でこそエビアンはCMなんかもやりだして、コンビニの店頭でもよく見かけるようになった。「身体の水は6週間で入れ替わる」、だから「エビアンで身体の水を入れ替えよう」、みたいなメッセージだったと思う。


私がそもそも飲み物をエビアンに切り替えたきっかけは、メイクさんが、「やはり体の主成分となる水は、いい水を飲んだほうが美容にも健康にもいい」と言っていて、ミネラルウォーターのなかでもエビアンをごり押ししていたから。それで、物は試しでエビアンを数日飲んでみたら、びっくりするくらいに利尿作用がよくなって代謝がアップ。夜中にもトイレに目覚めるほど!←ちょっと迷惑でもあるんだけどねー。たしかにエビアンのラベルには、「エビアンは代謝のよい身体づくりを応援します。」と書いてあるし、どんどん体内からいらないもんが出されてる感じがするし、かれこれ5カ月近い愛飲暦、そういえばニキビもできなくなったなぁ~と最近気づいた。


エビアンはミネラルウォーターのなかでもちょっと高いし、近くの安いスーパーでも値引率は悪いのだけど、でもそれだけの価値は見出しているので、高いとか安いじゃなくて、飲み続けている。

そしたら先日、ネットで大安売りを発見! 通常エビアンの1.5Lボトルは、うちの近くのスーパーで198円(都内だと178円で売ってるところなんかもあるみたいだが)だけど、ネットでのケース売りなら、1.5L×12本入りのケースがなんと送料込みの1980円 
それで、「お一人さま6ケースまで」だったので、遠慮なく6ケース購入! そしたら昨日届いて、玄関がエビアンワールドにっっ!(笑)


楽天ポイントを使って端数切り捨てて、12000円。でも、スーパーでいずれは72本買うことを考えると2000円以上も安くなるし、なんてったって、重い思いをしないで済んじゃう

届いたケースを見て「お?」と思ったんだけど、箱に、「12×1.5L BOTTLES」との表記が。んー、これはちょっとひっかかる。普通の感覚だと、「1.5Lボトルが12本」ってふうに、小さい単位から大きいものを表現する流れで言いそうなもんなんだけど。木を見て、森を見るような。 なのにこれは、いきなり「12本」と。これはエビアン母国のフランス流の表し方なのかなぁ?  ちょっと違和感を感じた。


話は変わるが、gooが最近ブログ機能を使い勝手よくすべくちょこちょこ改造してるなぁとは思ってたけれど、今日は絵文字が増えててびっくり! 
これ、超かわいいっ⇒