*ハッピーとラッキーのあいだ。

へぇ~、ふぅ~ん、と気軽に読める、カフェ風ブログをめざして。
ときにゆるく、ときにアツく。“一杯の”お話を(^ー^☆

那須のおすすめ・その1~那須の内弁当(なすべん)

2010-09-05 11:53:45 | 旅行日記
夏休み直後の平日を使って2泊3日で那須へ行ってきました

那須は昔からの避暑地。子どものころから何度か行ってるけれども、行くたびにおもしろいスポットができていたり、お店もさまざまあって、いまだに人気の観光地なのがわかる。友達に教えてもらって今回の旅行で楽しみにしていたのが、那須の内弁当、通称・なすべん

那須の内弁当とは。
今年3月3日にデビューしたもので、那須に伝わる「九尾の狐伝説」にあやかって、9種類の那須産農畜産物を使って9つの料理にし、9個の器に盛りつけて提供する、地産地消のランチプレート。9種類の食材は、那須のコシヒカリ、那須のにら、那須の白美人ねぎ、那須和牛、那須の美なす(びーなす)または那須の春香(はるか)うど、那須の旬の高原野菜、那須のフルーツ、那須の牛乳、+那須の食材を活かした一品、の計9品。 ルールにのっとっていれば、それぞれの食材の調理方法はレストラン次第、値段は1200円以下、と決まっている。
現在なすべんを提供している店舗はレジャー施設内レストランや一軒家レストランなどなど7店。
今回はそのうち、2カ所でなすべんを楽しんできました


●ホテルエピナール那須 旬彩厨房レモンバーム

こちらのなすべんのメインは、那須和牛のビーフシチュー。とても柔らかく煮込んだ大きな塊は食べ応えあり! トマトペーストをベースに、那須味噌で仕上げた和風テイスト。だからこのメニューの中でも違和感なく味わえたんだな~

●りんどう湖ファミリー牧場 レイクビュー

メインは、レタスの器にのった、那須和牛のしゃぶしゃぶ。ビーフシチューもいいけど、和牛そのもののおいしさを味わうならやっぱりしゃぶしゃぶだーー!と思った! さっぱりおいしくいただきました。ちなみにおしながきももらえたので、参考までに全皿紹介。
1.那須九尾おにぎり(狐の伝説にあやかって油揚げをまぶしたおにぎり)
2.那須にらおひたし 那須御養卵と共に
3.白美人ねぎ ひしほ味噌和え
4.那須和牛しゃぶしゃぶ 庭園サラダ仕立て
5.ブロッコリーの利休あえ
6.翡翠那須の土佐煮
7.な・すーぷ 那須地鶏ワンタン仕立て
8.フルーツトマトのコンポート
9.りんどう湖ファミリー牧場産 ロイヤルジャージー牛乳


どちらの店でも、同じような木のプレートにのって出てきたので、ん?と思ってたのだけど、このプレートもなすべんの規定のひとつらしぃ。
なすべんは、たいがいどの店でも「限定20食」など数量限定なのだけど、中には予約可能のレストランもあり。本当は、なすべんのパンフを見て他のレストランのものを狙っていたのだけど、当日の開店時間に電話して予約を試みたら、すでに予約で埋まってます、と言われた・・。水曜日だったのに・・あまかった。
ホテルエピナール那須は、限定20食、とは書いてあるけど、平日ならあまりお断りすることはない、とのことだったので、13時ころ行ってみたら、無事にありつけました。ファミリー牧場は限定ではなく、しかも店先でも全然アピールしてないし、普通にメニューの一品として地味に書いてあるだけなのであまり目立ってなかった。知る人ぞ、なカンジだった。


このなすべんプロジェクト、とてもいい試みだと思う。やっぱりすたれない観光地はひと味違うなぁ、と思った

なすべんの詳細
提供店舗



おまけ

通りすがりにみつけたかわいいお店、「NASUのラスク屋さん」。店構えで「おいしそう!」ということで、立ち寄ってみた。

昨今のラスクブームで、いつも大行列のガトーフェスタハラダのホワイトチョコがかかったラスク、グーテデロワは有名だけど、グーテデロワのいいところは、おいしいし、値段も手頃なこと。たしかにたかがラスクに・・という感も否めないけど、手みやげにしては妥当かと。おいしいし。シンプルなシュガーラスクなら2枚入り×8袋で600円。
と、その感覚で、このラスク屋さんにも入店。試食もたくさん並び、抹茶やシナモン、ガーリック、マーブルなど、個性ゆたかできれいでかわいいラスクたち・・。ここは、パンをわざわざラスクのために焼いていて、マーブルなんかはパンそのものがマーブルになってるわけだから、たしかに手が込んでいる。・・しかし、8枚ていどで500円。値段を見ただけなら普通かも?だけど、一つ一つもこぢんまりしてるので、実際にパッケージを手に取って500円と見ると..高っ!って思ってしまった。
でも平日の変な時間でもけっこう後から後からお客さんが入ってきてたので、ちまたで話題?と思ってたら、立派なHPもありました。

NASUのラスク屋さん



神楽坂でみつけたおいしいお店。

2007-08-09 22:52:26 | 旅行日記
前述のとおり、昨日今日とフォーシーズンズホテル椿山荘にて優雅な時間を過ごしたわけだけど、昨日、ホテルにたどり着くまえにも偶然いいお店にたどり着いて、いいランチタイムを過ごした。


昨日はお昼に母と神楽坂で待ち合わせて、お目当てのレストランに行くも夏休みだったため、あてもなく神楽坂を歩いていた。 母が突然、「そういえばこないだテレビで、神楽坂のおいしそうな親子丼の店をやってた!」と言ったが、神楽坂、親子丼以上のヒントが得られなかったので適当にあしらって、神楽坂を登る。その会話をした矢先に「ランチ名物親子丼」、みたいな看板を見つけたので、母がテレビで見た店とは思わなかったけれど、とりあえず看板が言うように細道に入っていった。さらに、知らないと絶対に曲がらないような奥の細道に入ると、行列発見っ! お?マジでテレビでやってたのここなんじゃない?と盛り上がりながら、とくに急いでるわけでもなかったので、とりあえず並んで待つ。

 
入り口まわりのちょうちんやほおずき、風鈴のあしらい、壁面は朱塗りで、まるで京都のお店のような風情ある佇まいだった。お店の名前は、「鳥茶屋」

入り口の待合室には、前クールで放送されていたフジテレビのドラマ、『拝啓、父上様』の作者のサイン入り本とか、リンゴのオブジェが飾られていて、私はドラマを見てなかったけど、見てたらしかった母が、ドラマのロケで使ったのかな?などと言っていた。
帰りに知ったことだけど、実にこのお店の前にある階段こそが、ドラマでリンゴが転げた坂、なんだとか。(私にはさっぱりだが…


待つこと20分ほど。ようやく席に通される。店内は落ち着いた和づくりで、お座敷がいくつもあるつくり。想像以上に店内が奥に広がっていたのでびっくりした! 

↑店内にもこんな和的癒し空間が。奥の障子向こう側にも部屋がある。

母は、ランチ名物の地鶏親子丼(950円)を、私は、その店が「関西料理・うどん会席」と銘打っていたので、うどん(1050円)にしてみた。

 
母の親子丼を少しもらったけれど、よいお味でした。←素っ気ない!?(笑) というか、親子丼以上に、あたしはうどんに感動した! 

うどんといえば、コシあってこそと思うので、讃岐うどんがキングオブうどんだと思っていたけれど(安くておいしいし!)、鳥茶屋のは、コシはもちろん小麦粉の香りがぷんとして、なんか一線を引くような、高級感あふれるおいしいおうどんだった! しかも、ゆっくり食べててもそのコシの固さは意志の固さのように崩れることなく、いつまでも歯ごたえがあっておいしい。うどんそのものがすごくおいしい、って心底思った!
これはぜひ、涼しくなったら「うどんすき」で食べてみたいなぁ~。


↑お店の外、ドラマでリンゴが転げたという階段。




◆オマケ◆

 おいしいうどんに大満足して、歩いてフォーシーズンズホテルを目指したんだけど、通りすがりのお店の入り口にこんなの発見!
 ん?? 何の輪??







紫陽花と蛍とカタツムリ。

2007-07-04 21:49:37 | 旅行日記

もう気づけば2週間もたってしまったけれど、京都で見た紫陽花に、ゲンジボタルがとまってたの図。

最初、うぇッ、何この虫っと思ったけど、母が「あれ、それ蛍じゃない?」と言ったとたんに何だか風情があるように思えて、つい撮影。←単純っ!
それで、そういえば蛍って知ってるようで知らないなぁ、光り終わったらどうするんだろう、と気になったので調べてみた。


蛍は地域にもよるけれど、だいたい5月末~6月上旬ころが活動期で、寿命は1~2週間ほどらしぃ。知らなかった、蛍もそんなにはかない命だったとは…。 セミがミンミン、ジージーないて子孫を残しては死んでいってしまうことは有名すぎるけれども、蛍も似たようなカンジだったなんて。
自然界での蛍は、成虫になるとほとんど何も食べず、草の葉にたまった夜露などを飲むだけ、幼虫時代に蓄えた養分だけで生きていくのだとか。なんて健気で繊細な! それならキレイな水があるところでしか生きられない、というもわかる。そして、自然発生する蛍が年々減ってきてるというから、清く正しく生きてるものが生きられなくなってきてる環境は、やっぱり悲しむべきことだと思う。


ついでに蛍のトリビア。西日本と東日本では、ゲンジボタルの明滅周期に違いがあるそうな! 西は2秒型、東は4秒型、らしぃ。
もし混ぜてみたとしたら、蛍同士で、関西人とか東京よりの人、とかわかるのだろーかね?(笑)


あと、京都ではこんな光景も!


紫陽花の葉の裏にカタツムリ発見! 紫陽花とカタツムリなんて、小学生がベタに書きそうな梅雨時の絵だけど(そんなの書いたっけ?)、でもそんなに見たことない景色だなぁと思った。というか、大人になってから普段そんなに紫陽花の葉っぱなんてシゲシゲと見なくなっているから…か??



京都・紫陽花旅行回顧ついでに。
1万株の紫陽花を誇る三室戸寺(宇治)の紫陽花園は、杉林と紫陽花の共演がすばらしく、実にマイナスイオンな空間がだったなぁ~


 


冬の京都・続編。

2007-03-06 21:25:47 | 旅行日記
前編をアップしてから1週間以上も経ってんのに「続編」はないだろー、と我ながら思いつつも、やっぱり2月下旬に行った京都でまだまだよかったところがあるので、あえて続編を作ることにします
ここ1週間は体調がすこぶる悪く、週末からはドロのように眠り、たまに本を読んだりして過ごし、でもパソコンとは到底向き合う気になれず、隠居生活のような感じであった…
ま、何はともあれ、今日は復活の兆し。こうしてパソコンに向かっても平気なので、今さらながら、京都の名場面を懐かしみたいと思います(笑)。


初日に北野天満宮に梅を見に行ったのだけど、ガイドブックで知ってぜひ行ってみたかった「あわ餅屋さん」が近くにあったので尋ねてみた。
 
ここは、入店して席に座るともう、有無を言わさずお決まりのあわ餅セットが出てくる。(画像右のあわ餅は、実はきな粉がまぶさった棒状のものをすでに1本食べてしまった後。うっかり食べてしまってから写真を撮った
入り口でおばあちゃんがあわ餅の生地をちぎって丸めて、その隣でおじいちゃんがきな粉をまぶしたり餡子をつけたりして、その共同作業が息ピッタリで、ちょっと感動的だった。 そんなちぎりたて、つくりたてのあわ餅は、とってもやわらかくて、つぶつぶ感がとてもおいしかった。


北野天満宮付近の上七軒という地域。ここはなんとも風情のあるトコロで、歩くだけでも楽しめた。
 

郵便局だって京風だったし、…っていうか、建物2階に松 


冬の京都2日めは、宿泊先でチャリを借り、アグレッシブに動き回った。

↑京風町並みをチャリで行く母の後姿。
結構朝早くから動いていたので、黄色いゴミ袋が電柱んとこに出されていたりして、普段の京都を見た気がした。 そして、観光名所だろうがなんだろうが平然とチャリで行ってたもんだから、たまに道を聞かれたりして、「い、いやぁ、この地のものではないので…」と丁重に否定しておいた(笑)。


今回の京都旅行で、お気に入りの喫茶店を見っけた!

下鴨神社付近にあったアンティークカフェ、ミルク・シッスルというところ。前身がアンティークショップだったというその店内は、まず構造が不思議! 中二階というか、7、8段ほどの階段によって段違いのフロアがいくつかある構造。イスや机がそれぞれ個性的な形でふぞろいなコトとか、ライトもアンティーク調のいい感じのライトが自由に釣り下がってるカンジとか、本棚には海外のインテリア本が数多く並んでいて気ままに手にとって見ててもいい点とか、なんだかすごくまったりした、いい感じの空気だった。
 
出てくるカップとかちょっとした小物が、どれも主役になれるくらいにいちいちかわいらしくお洒落で、時間をかけておじさんが入れてくれた紅茶もすごくおいしくて、シフォンケーキも、シンプルなのにものすごぉくおいしかった。シフォンケーキの原点、というカンジで、本当にふわふわで味もおいしくてびっくりだった。
なんか店の人も、この喫茶店を通して稼ごうというよりかは、本当に自分が好きなものに囲まれながら、自分がいいと思うものを出してます、ってカンジで、そこもまたよかったなぁ。
 ここはまた来たいねー、という意見で母と合致した。

春、桜のころに、また行けるとい~なぁ


京都の梅。

2007-02-26 21:38:17 | 旅行日記
先週水~金、冬の京都に行ってきたわけですが、あわよくば雪の京都をなんて思っていたのにとんでもなくいいお天気で、東京のほうがずっと寒いくらい。まぁ、チャリ日和でよかったのだけど

京都は梅がちょうど見ごろだった。
今回訪れたのは、北野天満宮下鴨神社


◆北野天満宮の梅◆
 
 
いろんな色の梅が見事だった。なかでもあたしのお気に入りは、しだれたタイプの梅。桜もそうだけど、しだれ系が好きだなぁ。繊細なラインだからかな、なんか、惹かれる。
そして、梅はまだつぼみが枝に並んでいる姿がかわいいなぁ、と思った。ころんころんしていて。


◆下鴨神社の光琳の梅◆
今回の旅行の目玉(!?)だったのが、この梅! JR東海の京都のポスターに使われている光景。尾形光琳が描いた、今や国宝に指定されている「紅白梅図屏風」のモデルとされていることから「光琳の梅」と呼ばれている。


たった一本の梅なのに、ものすごいインパクト! 赤とピンクがあまりに派手で、存在感がすごい。どこから眺めても、絵になる梅であった。



さて。 今回の京都で確信したことがあった! 昨年夏に京都来たときに、お?、と気になり、その思いは、んーこれはもしや…、という疑惑に変わり、今回の旅行でその疑惑は、やっぱりそうか…という確信に変わった。
それは、今まで好きだった生麩が、苦手になっているということ…
原因は明確。夏、麩専門店で、その店にはそのメニューしかないコース料理を食べたら、麩づくしにも程があるだろっってくらいに麩だらけで、麩成分じゃないのが本当にご飯と漬物だけだった、オーバーでなく。途中からちょっと飽きてきて、でもその時は麩は当分いいや、と思った程度だったが、今回の旅では、麩を見ただけでなんだかちょっといや~なカンジになり、京都から帰ってきた夜なんて、寝るとき気分悪くなって、そんなときに何故か麩のカンジを思い出してしまい、本当に吐きそうで仕方なかった、吐かなかったけど。麩のハッキリしないカンジと気分のすぐれないカンジが相まって、最高にわけのわかんない気分の悪さで頭ぐるぐるした。あの麩づくし、いや今思えば麩地獄が、こんなに大きな心のキズになっているとは!

あたしは結構好物がある日突然ダメになることがあって、たとえば、一時期「さけるチーズ」にはまってそればっか食べてたら、ある時気持ちが悪くなり、以来トラウマになったのか、口にできないでいる
ドイツに旅行したときは、名物のホワイトブルスト(白ソーセージ)にハマって、三食欠かさず食べる日もあったりして過ごしてたらやはり最終日に気持ち悪くなって、吐きそうになった。けど旅疲れもあったということで、それは未だに好きでいられている。

…しかし麩は、もうダメだ。あれは好きで一度に食べようとしたんでなく、選択の余地なく食べたわけだしなぁ…。絶対に、他にも苦手に陥った人いると思う

なんでもやりすぎはよくないです。ほどよい距離感が、大切なんですな。(落ちきってないけど、本日のオチでした)





MEXICO☆3-メキシコの知られざるお国事情。

2006-11-30 21:36:47 | 旅行日記
先日のブログでサラっと登場した、メキシコでの“ハプニング”のことを今日はご紹介します。
それは、日本ではちっとも話題になっていない、それでもメキシコにとっては、もしかして今後の国の形態が変わるかもしれない程の一大事 なお話。


11月20日(月)は、独立記念日というメキシコの国の休日。ガイドブックには毎年パレードやらで賑わうとあったので、ちょっと楽しみにしていた。
しかし今年は違った。

18日、メキシコに着いてホテルまで移動するタクシーの運転手さんに聞いて初めてわかったことだったのだけど、今年はその日に、なんと大統領選があるとかないとか?…わからないスペイン語を訳してもらって聞いた、間接的な話なので核心がおぼろではあったのだけど、簡単にいうとこういうことらしい:


今年7月に大統領選挙があり、2大政党が争った結果、わずか1%の差で勝敗が決まった。1%の差で負けた政党がそれで納得するはずもなく、「もう一人大統領を立ててしまおう!」という動きを見せていて、独立記念日である11月20日に、そのための決議だか、決意表明だか、とにかく政治的何かがおこなわれる。


実は私たちがメキシコに着く10日ほど前に、軽い爆破事件が5件も連続であって、それもこの一連の大統領沙汰に起因するものだったという
…その前触れにして、今回20日に本番を迎えるわけでしょ…あ、あぶないぢゃん…
っつぅか、大統領二人の体制って…それって実質上分裂ですよね? ぇー、よりによって、メキシコ分裂の危機に遭遇?? …ある意味、貴重なときにきたのかも?? と前向きに捕える。

それで、本来ならば二手に分かれての行動予定だったのだけど、スペイン語できる人がひとりしかいなかったこと、シティにいるのは危ない、と真剣に身の危険を考えたこともあって、5人まとめてシティ郊外のテオティワカン遺跡へ避難を兼ねた観光に行く運びとなったわけであった。

 
↑20日朝のメキシコ・シティ、独立記念塔の前。
朝から人々が塔の前に集い始めていて、警官の姿もあって、なんだか物々しい雰囲気…
生活がかかっている人も多く、政治にかけるそのパワーはすごいという。


結局、メキシコ・シティの中央広場で第二の大統領になろうとする人物による演説があって、集まった大衆と警官のちょっとした抗争はあったようだったけど、とくに爆発沙汰はなく、比較的平穏にこの日は終わった。

でも…今は一体どうなっているんだろう…現地の必死さをまのあたりにしてきただけに、日本ではそんな一大事知る由もないという状況に、まだまだ両国の距離を感じざるを得ない。
まぁ、その距離を少しでも縮めようとする動きが、今回の「成田-メキシコ直行便就航」なのだから、これから時間をかけて、国の事情を知るような仲になっていこう、というところか。

無事に帰れた今となっては、そのハプニングあってこそのピラミッド登頂だったわけだから…まぁ、よかったのかな…

MEXICO☆2-テオティワカン「月のピラミッド」

2006-11-29 00:37:13 | 旅行日記

今回の旅で、間違いなくハイライトのひとつとなった、月のピラミッド

メキシコ・シティ郊外に位置するテオティワカン遺跡にはふたつのピラミッドがあって、ひとつがこの月のピラミッドで、もうひとつが一回り大きい「太陽のピラミッド」。

今回は月のピラミッドしか上らなかった。 なぜ、大きい方でなくこちらを選んだかというと、月のピラミッド上からのほうが、テオティワカン全体を俯瞰できて眺めが美しいから。


えらく段差のある急な階段を、それでも10分ほどで意外とすんなり上りきった頂上での眺めは、それはもう気持ちがよかった!


中央の大広場は、その昔宗教儀式がおこなわれていたといわれている「月の広場」。奥にまっすぐ伸びる道は「死者の道」と呼ばれていて、テオティワカンを南北にはしっている。そして左奥に見えるのが、太陽のピラミッド

頂上では風がビュービュー吹きつけていたのだけど、それでも特別な風に感じられた。この景色が、多少形を変えつつも、ずっと昔からここにある…そのはるかな時間は想像がつかなすぎて、思えば思うほど、なんだか不思議な感覚だった。
大自然とか、ものすごい歴史を感じる存在とかを目の当たりにすると、いつも萎縮してしまう。人間以外の、壮大なパワーを感じるし。

っつぅか、上りは一生懸命であっという間に上ったけれど、帰りは、意外と怖い思いをした。階段、急すぎっ!!





今回の旅に出発した当初、テオティワカンへは私は行く予定ではなかったのだけど、現地でのハプニングから全員で行けることになり、今となっては本当にそうなってよかったと心から思う! こんなに昔からピラミッドたちはここにいるのに、メキシコ・シティにまで近づいておきながらこの地を、この風を感じずに帰ってくるわけには絶対にいかなかった。 ハプニング、万歳!




MEXICO☆1-サボテンのお話。

2006-11-27 21:09:30 | 旅行日記
 
ハート型のサボテンみっけ!


メキシコといえば、こ~んなカンジのサボテンがあちこちに…ってイメージじゃないでしょーか??  
ところがっ! 今回私が滞在したメキシコ・シティではそのイメージ、見事裏切られました。なかなか見なかったよ、サボテン。 それよりか、メニュー上でのほうがお目にかかった感じ。もはや 新しい言語が全然覚えられなくなった頭で、一番最初になんとか覚えた単語がNopal(ノパール)=さぼてん(笑)。この単語、メニューでよく見た。サボテンのサラダとか、ステーキとか。

食用のサボテンってのがあって、味はアロエみたいな感じ?とか、青臭くないの?とか想像はふくらむ一方だったのだけど、食べてみたら意外とあっさり、味はそのものにはあまりなく、食感が異様にめかぶに似ていた。オクラみたい、と言った子もいた。ようは、ねばねば系ってこと。 

サボテンは滞在中何回か口にしたけれど、一番おいしかったのは、帰りの機内食で出たサボテンの佃煮だった。うん、めかぶの佃煮っ!(笑)



↑↑これは食用ではないサボテンで、MAGUEYという名のもの。こいつが見た目によらず万能なやつで、私はサボテンを見直すこととなった。


まず、用途その1。中央部分に水分がたまっているため、写真のようなでっかいストローみたいなもので水分を吸い上げて飲めば、ビタミンたっぷり、サボテンジュース。これは、酢のようなちょっとした酸味がある味だった。そしてこのジュースは、製造方法を変えるとテキーラになるらしい! テキーラも試飲させてもらったのだけど、ライムと塩で本格的に飲んだら、とってもおいしく飲めた。…と次の瞬間、すんごいグラリ~ん、ときたけど。なんせアルコール度38°というからね…

そして、サボテンの葉(というのだろぅか)ひとつに着目すると、これまたいろんな使い方ができる。葉を縦に裂くと繊維がほつれるカンジになるのだけど、その繊維、針に通せば糸として使えるという。そして、葉の表と裏、表面の皮が一枚ずつはがせるのだけど、それを昔の人は紙として使っていたのだそう。ためしに「JAPON」と書いて皮を剥いだら、そのうちとっても硬くなって、まさに紙状態にっ。 へぇー、そんなにいろんなことができちゃうんだぁ、って思うのはまだ早く、紙として使う皮を剥いだ後、その中身は天然石鹸として使えるというのだから、サボテン、奥深いっ! 昔の人は、このサボテンさえあれば、ある程度の生活ができたんじゃないか??

サボテンに関するこの新発見は、今回の旅のなかでもかなり印象的なことだった。


それはそうと。滞在したメキシコ・シティ、温かいと思って半そでしか持って行かなかったのに、なんと冬の東京と全然変わらず寒かった。何度行きに着ていった日本の冬仕様のタートルセーターを着て、一体どんだけ着なかった半そでを無駄にスーツケースに入れて帰ってきたことか…。


VIVA! MEXICO!!

2006-11-25 23:41:22 | 旅行日記

本日、無事メキシコより生還しました。
早朝の便で成田に着いたため、着陸寸前、見事な朝日に迎え入れられた!




↑これは、まだ雲の上にいるとき、それまで暗かった空が色づき始めたころ。今回初めての日本-メキシコ直行便を就航したアエロ・メヒコ(メキシコ航空)のメタリックのボディに雲と朝日がうつりこんで、それはそれは見事な景色だった。 無事に帰ってこられてよかったなぁ、やっぱり母国はいいなぁ、としみじみ思える雰囲気であった。


メキシコは、事前に全然リサーチできなかっただけに(だって出発の5日前に決まったんだもの)、ほぼ予備知識ゼロだったのだけど、その分、いろんなものをたくさん見た! ピラミッドにも上ったし、美術館や博物館でアートや歴史にも触れられらたし、街の雰囲気もとてもよかったし、でも意外と英語が全然通じなかったりして、とても貴重な1週間を過ごしてきました。 詳細は、ゆっくりとアップしていこーと思います。


直行便就航、とはいえ、メキシコから日本まで15時間強(滞在していたメキシコシティーから一回ティファナという街へ飛び、出国手続きした時間も含む)、やはり長旅であった。久々にお風呂にゆっくりつかって、いつものシャンプーやボディーソープで旅疲れを洗い流したら、ようやくいつものカンジに戻れた気がした。

函館思い出編・3~函館競馬場。

2006-10-18 21:35:04 | 旅行日記
もぉっ。
函館の思い出を語りつくす前に今度は箱根に行ってみたりしたもんだから。また、ちょっと函館に戻ります(笑)。

ちょうど10日前になるけれど(早いなぁ~)、函館競馬場でイベントがあるというので、行ってみた。
競馬場へ向かうのに路面電車を待っていたら、なんとタイムリーなことにJRA仕立ての路面電車がやってきた! な~いすっ!
 

競輪仕立ての路面電車はみたことあったけれど、競馬場のもあったんだぁ、しかしタイミングよすぎっ。

その日函館競馬場に向かった目的は、函館競馬場開設110周年記念のイベントでおこなわれた、甲冑競馬。その名の通り、鎧を着た人たちが馬に乗ってレースをする。
まさかなぁ、とは思っていたけれど、ちゃんとパドックもやっていたのがおもしろかった。
 
いろんな色、模様の旗を目印にして、なんとなく馬の調子を見極めようとしてみる。馬券買うわけでもないのに(笑)。


鐙も特殊な形。足をそのまんま乗せる形なので、安定感はありそう。

いつもは調教師とか馬主たちが、パドックを周回する自分の馬を眺めて立っている場所に、武者の格好した人たちが並んでいたのがおもしろかった。多分、次のレースにのる人たちだったのだろぅ。



レース自体は、目の前を旗をはためかせながら重々しい足音で走り去っていく姿は、圧巻でさえあった。戦みたい。 旗がちょっと乗りにくそうだった。



一頭、すごく遅れて前を通っていった。怪我をしてしまったのか、ちょっとキャンターのリズムがおかしかった。かわいそぅに…。


函館競馬場は、いつか、夏のレース開催のころにちゃんと行ってみようと思う