もう2月になるというのに、今更ながら、昨年12月中旬の畑の楽校7回分です。
いつもの集合場所竹林は、すっかり冬の澄んだ空(去年12月の話しだけどね)。晴天に恵まれすがすがしい1日の始まりです。
最初の作業は、前回みんなで植えたそら豆の、霜よけ作業。
ヒバの枝を、ちょこんと顔を出し始めたそら豆の苗のそばに挿していきました。今回はヒバだったけれど、常緑樹であれば何でも、とのこと。
日中は太陽があたるように、苗の北南側にヒバを挿していきました。霜よけとはいえビニールなどで覆ってしまうと、日中太陽の熱で土壌が温まる→熱が逃げないでビニール内にこもる→土に水分がたまる→霜柱ができてしまう。ので、程よく太陽の光を浴びさせつつも熱を逃がすよう、常緑樹を挿しての霜よけ。無事に霜よけ作業完了。
そして次は、本日のメインイベント、ブロッコリーの収穫作業。
無農薬で育てているこの畑、前回、虫駆除作業もやったなぁそういえば、超原始的な方法で(虫発見→踏みつぶして駆除・・)。今年はやはり全般的に農作物の発育はよくないそう。ブロッコリーも小ぶりな物が多く、どれをお持ち帰り用に収穫しようかウロウロ物色。
芯の部分をナイフでカットして収穫。葉っぱだって若いものは一緒に茹でれば食べられるんだから、という農家の方のお話だったので、葉っぱを大量につけたまま収穫したらブーケのようでかわいかった。
ところで、ブロッコリーの食べている部分は、蕾にあたる部分。この蕾、だいたい何個くらいあるか知ってますか 1万くらい?? ・・いやいや、だいたい市場に出ているもので、3万3千六百個もの蕾がついているのだとか ・・考えてみようと思ったことすらなかったけど・・。
それと、ブロッコリーのてっぺんがちょっと紫がかったものをたまに見るけれど、あれは腐って変色しているのではなく、むしろ太陽をいっぱい浴びていて甘みが増している証拠なんだとか。なので、この日は敢えて紫がかったものを探して収穫しました。それでもやはりスーパーなどでは紫がかったものは売れないそうな・・だから緑の品種、というのもあるのだとかなんとか。たしかに私もここでそんな話し聞かなかったら、緑の方が新鮮?と思って紫はよけるゎ~。畑の楽校ではたまにそんな話しも聞けるから嬉しい。し、そんな誤解を少しでもまわりに広めていければいいなぁ、と思う。
そういえば、白菜も、今では中の葉が黄色いものが普及しているけれど、元は「白菜」というくらいだから白っぽく、核家族化が進んでカットした状態で販売するのが当たり前になると、中の葉が黄色い方がおいしそう、と売れるから、そうなるように品種改良されてきた、というような話を『雑学王』でやっていたっけ・・。消費者の動向で野菜本来の姿を変えるなんて本末顛倒な気もするけど・・農家の方々の営業努力とでもいうのか、仕方のないことなんだなきっと。
午後のお楽しみタイムは、餅つき。
蒸したての餅米を地道につぶしながらまとめていくとこからスタート。やはりつきたてのお餅は最高でした。きなこ、からみ、そして雑煮・・お餅三昧。
そしてさらに、クリスマス、年末前だったこともあり(なんてったって、去年の12月中旬の話しですからね、今さら・・)、藁でリース作りもしました。藁を束ねて、3つにわけて、まずはそのうちの2本を独特のひねり方をしながら編んでいき、その上に残りの1本を沿わせていって出来上がり。丸い形にまとめて、装飾品をつければオリジナルリースが完成~。
稲なので、たまにお米が顔を出してるあたりが畑の楽校っぽく、これから一年お米に困らなそうな(笑)。
おまけのお米ネタ
最近我が家は、畑の楽校で行く畑の近くにある野菜直売所で、お米を買っています。今まではスーパーでそこそこの銘柄、でも安いの、という感じで特にこだわりはなかったのだけど、直売所でミルキークイーンを買ってからはもうその虜。お米にかけるお金はちょっと上がったけれど、毎日の食卓に出てくるお米を「おいしぃなぁ~」と感じながら食べられると思うと。それに、一緒に楽校に参加している母いわく、ミルキークイーンにしてはスーパーで買うより安く買えるしおいしい、とのこと。
それで、なぜ直売所で買うお米がおいしいのか、その秘密がわかりました。お米が本当においしく食べられるのは、精米してから30日くらいまでがベストなのだとか! 夏場だとそれも20日くらい、に変わるそうだけど。直売所に並んでいるお米は、精米日が明記してあって、たいがい前日や2日前だったりするから、やっぱり鮮度が違うということなのでしょうね。
ということで、昨年分なので比較的あっさりの、畑の楽校7回めレポートでした。
今までの畑の楽校
畑の楽校~その1~