*ハッピーとラッキーのあいだ。

へぇ~、ふぅ~ん、と気軽に読める、カフェ風ブログをめざして。
ときにゆるく、ときにアツく。“一杯の”お話を(^ー^☆

畑の楽校!~その7~

2011-01-31 00:19:50 | 畑の楽校

もう2月になるというのに、今更ながら、昨年12月中旬の畑の楽校7回分です

いつもの集合場所竹林は、すっかり冬の澄んだ空(去年12月の話しだけどね)。晴天に恵まれすがすがしい1日の始まりです。

 

最初の作業は、前回みんなで植えたそら豆の、霜よけ作業。

ヒバの枝を、ちょこんと顔を出し始めたそら豆の苗のそばに挿していきました。今回はヒバだったけれど、常緑樹であれば何でも、とのこと。

日中は太陽があたるように、苗の北南側にヒバを挿していきました。霜よけとはいえビニールなどで覆ってしまうと、日中太陽の熱で土壌が温まる→熱が逃げないでビニール内にこもる→土に水分がたまる→霜柱ができてしまう。ので、程よく太陽の光を浴びさせつつも熱を逃がすよう、常緑樹を挿しての霜よけ。無事に霜よけ作業完了

 

そして次は、本日のメインイベント、ブロッコリーの収穫作業

無農薬で育てているこの畑、前回、虫駆除作業もやったなぁそういえば、超原始的な方法で(虫発見→踏みつぶして駆除・・)。今年はやはり全般的に農作物の発育はよくないそう。ブロッコリーも小ぶりな物が多く、どれをお持ち帰り用に収穫しようかウロウロ物色

芯の部分をナイフでカットして収穫。葉っぱだって若いものは一緒に茹でれば食べられるんだから、という農家の方のお話だったので、葉っぱを大量につけたまま収穫したらブーケのようでかわいかった

ところで、ブロッコリーの食べている部分は、蕾にあたる部分。この蕾、だいたい何個くらいあるか知ってますか 1万くらい?? ・・いやいや、だいたい市場に出ているもので、3万3千六百個もの蕾がついているのだとか ・・考えてみようと思ったことすらなかったけど・・。

それと、ブロッコリーのてっぺんがちょっと紫がかったものをたまに見るけれど、あれは腐って変色しているのではなく、むしろ太陽をいっぱい浴びていて甘みが増している証拠なんだとか。なので、この日は敢えて紫がかったものを探して収穫しました。それでもやはりスーパーなどでは紫がかったものは売れないそうな・・だから緑の品種、というのもあるのだとかなんとか。たしかに私もここでそんな話し聞かなかったら、緑の方が新鮮?と思って紫はよけるゎ~。畑の楽校ではたまにそんな話しも聞けるから嬉しい。し、そんな誤解を少しでもまわりに広めていければいいなぁ、と思う。

そういえば、白菜も、今では中の葉が黄色いものが普及しているけれど、元は「白菜」というくらいだから白っぽく、核家族化が進んでカットした状態で販売するのが当たり前になると、中の葉が黄色い方がおいしそう、と売れるから、そうなるように品種改良されてきた、というような話を『雑学王』でやっていたっけ・・。消費者の動向で野菜本来の姿を変えるなんて本末顛倒な気もするけど・・農家の方々の営業努力とでもいうのか、仕方のないことなんだなきっと

 

午後のお楽しみタイムは、餅つき

蒸したての餅米を地道につぶしながらまとめていくとこからスタート。やはりつきたてのお餅は最高でした。きなこ、からみ、そして雑煮・・お餅三昧

 

そしてさらに、クリスマス、年末前だったこともあり(なんてったって、去年の12月中旬の話しですからね、今さら・・)、藁でリース作りもしました。藁を束ねて、3つにわけて、まずはそのうちの2本を独特のひねり方をしながら編んでいき、その上に残りの1本を沿わせていって出来上がり。丸い形にまとめて、装飾品をつければオリジナルリースが完成~

稲なので、たまにお米が顔を出してるあたりが畑の楽校っぽく、これから一年お米に困らなそうな(笑)。

 

おまけのお米ネタ

最近我が家は、畑の楽校で行く畑の近くにある野菜直売所で、お米を買っています。今まではスーパーでそこそこの銘柄、でも安いの、という感じで特にこだわりはなかったのだけど、直売所でミルキークイーンを買ってからはもうその虜。お米にかけるお金はちょっと上がったけれど、毎日の食卓に出てくるお米を「おいしぃなぁ~」と感じながら食べられると思うと。それに、一緒に楽校に参加している母いわく、ミルキークイーンにしてはスーパーで買うより安く買えるしおいしい、とのこと。

それで、なぜ直売所で買うお米がおいしいのか、その秘密がわかりました。お米が本当においしく食べられるのは、精米してから30日くらいまでがベストなのだとか! 夏場だとそれも20日くらい、に変わるそうだけど。直売所に並んでいるお米は、精米日が明記してあって、たいがい前日や2日前だったりするから、やっぱり鮮度が違うということなのでしょうね。

 

ということで、昨年分なので比較的あっさりの、畑の楽校7回めレポートでした

 

今までの畑の楽校
畑の楽校~その1~

畑の楽校~その2~

畑の楽校~その4~

畑の楽校~その6~

 

 

 


畑の楽校!~その6~

2010-12-04 23:44:10 | 畑の楽校


このシリーズも月一のはずが、ここんとこ、参加がとびとびに・・。先月は楽校の日曜日が悪天で1週間延期、その延期になった日は娘の幼稚園の面接があったため、欠席なのでした。ということで、5回めが欠席になってしまい、6回めの楽校です。(しかも、楽校開催は11月中旬だったのに今更のアップだし・・


毎回の集合場所である竹林も、先月休んだ分、前回9月に行った時より季節が変わってすっかり秋模様。地面には落ち葉やくぬぎがたくさんころがっていました。

今日は、お昼に芋煮を食べる、ということで、最初にみんなで食材切り。畑でとれた大根、野菜、里芋、ニンジンをみんなで分担してカット。大きな寸胴で煮込むので、カットは大胆に!

さて、お昼の仕込みを終えるとさっそく畑へ移動。本日最初の作業は、そら豆の種まき

↑↑これが、そら豆の種。

普段食べているそら豆は子孫を残すにはまだまだ若いらしく、あれをそのまま植えてももちろん発芽はしません。種にするには収穫せずにさやに入ったままで熟成させ、すると豆は堅くなるのだそう。その堅くなった豆に農薬をかけて加工した物がこの種。薬品を触らないよう、扱うときはゴム手袋で、このゴム手袋を外すときも要注意扱いでした。

落花生を植えたとき同様、そら豆の種にも天地があって、植える向きを間違えると発芽率ががくんと下がるのだそう。そら豆の黒い筋が入ってる部分、おはぐろ、を必ず下に。そら豆の中身をわると、ちょっと出っぱってる部分があるけれど、その部分から根っこがはえるそう


おはぐろを下にむけて、浅くほった穴に2つずつ植えました。土をやさしくかけて、種まき終了


さぁそして本日のメインイベントは、里芋の収穫

例年だと、この時期はもう11月初旬にはすでに初霜が降りて、一回でも霜が降りると里芋の葉っぱは茶色く枯れるので扱いやすく収穫しやすいそうだが、今年はまだ霜が降りず(11月21日現在)、畑の里芋の葉っぱは青々

まずはカマで地上に伸びてるツルを伐採。

それから、里芋を傷つけぬよう、ちょっと中心から離れたところを今度はショベルである程度掘り起こし、最後は上に引っ張りあげて里芋を取り出す。


ごっそり掘り出すと、里芋の実がゴロゴロと

里芋は基本的に植えた親芋から子がはえて、さらにそこに孫がはえて実って、全部つながっていての一株。全部つながってる、ってのは知らなかったので、どうりで里芋って、ジャガイモみたいに全面皮なのではなくて必ずどっかにはげてる部分があるわけだゎ、と合点。あれは収穫時に、くっついてるのをはがしてバラすからできる跡なのです。
普段農家の方々は午前中に里芋を掘り起こすと、そのまま半日風にさらし、土を乾燥させて、扱いやすくなった夕方に、砂を落としてばらして収穫するのだそう。たしかに掘り起こしたては湿り気のある土で、手袋もすぐにどろんこでした。

さらに里芋新発見ネタとしては、里芋は1年に一回この時期にしか収穫できないため、収穫したら、すぐ出荷するものはひとつひとつにバラすけど、そうでないものはくっついたままの状態で再び土をかぶせて、貯蔵する、ということ。ご存知でした??
そんなわけで、自分で掘り起こしてその姿を知り、里芋がぐんと身近になりました。

 

本日の作業はまだあって、それが、楽校始まって来初の修羅場、ブロッコリーの虫取り。9月の楽校で植え付けたブロッコリー。無農薬の畑なため、結構な虫食いがっ。その、虫退治が次の仕事、というわけで・・。うまいこと葉脈にそってカモフラージュしているいも虫を見つけ、その場で処分。そうです、処分ですよ、踏みつぶして・・これはご想像のとおり、結構グロテスク。よほどおいしいのか5、6匹もたかっているブロッコリーの株を発見してしまい、ぎゃーー、っと言ってると、近くにいた少年が駆け寄って来て助けてくれました。こういうとき頼りになるなぁ、少年ってばっ。しかし彼は、いも虫を捕獲すると嬉しそうに手のひらにのせたまま持ち場へ去って行き、道中ボロボロ虫を落として行ってた

ブロッコリーは次回の楽校で収穫予定。それまでに、大きくなぁ~~れっ!!

 


畑仕事を終えて竹林に戻ると、朝一みんなでカットした食材を、スタッフの方々がおいしく調理してくださっていた芋煮ができあがってました。アウトドア料理ならではの大胆カットのお野菜がごろっごろ入った芋煮はホント絶品! 豚肉も入った味噌仕立ての豚汁風でいただきました。


そして、午後のお楽しみタイムは、竹林の整備と、クヌギの笛作り。
竹林の整備は、これから春、おいしい筍を掘るために、また、この時期の竹の方が皮が向きやすく加工しやすいこともあるため、ひょろひょろの竹だとか、竹細工にちょうどよさそうな竹などを伐採する作業。竹も間引きをしたほうがいい筍が出るので、混み合ってるところも、伐採
竹のなるべく根元にのこぎりを入れて切り離すのだけど、それだけじゃ竹は倒れません。とくに、混み合っているエリアは竹の上の方が絡むから。なので、切り離したら根元部分を抱え、竹が倒れるスペースがある方向を確認してから、根元を持った状態で歩いて運んで、倒します。

竹も抱えるとなると相当重たいので、ここはパパたちの出番(笑)。竹が倒れるときの、まわりの竹の節にこすりながら落ちゆく音が、風情があってよかったわ~。カンカンカンカンカン(周囲の竹の節をこすってる音)・・ザザザザーー(勢いついて倒れ始めた時の葉っぱの音)・・・どすんっ! ←←こんなで伝わるかしら

 

竹林にはえていたクヌギの木もスタッフの方が電動のこぎりで切り倒すパフォーマンスも。椎茸を栽培するためのほだぎにするのだそう。葉が落ちたかどうかくらいの今の時期の木が一番栄養があるのだとか。なので、椎茸栽培のほだぎはもちろん、炭にしても、いい炭になるのだそうですょ。

体力仕事を終えてからは、子どもたちに大人気だった、クヌギの笛作り。クヌギの実の帽子部分を使って、ヤスリをかけて帽子のとげとげを痛くないように丸く加工すればできあがり。簡単! ・・ただこれは、吹く方が難しいっ! 両手の親指を凹んでる面に添えてうまくコツをつかめば、ピーピーと甲高い音がでます。

 

今までの畑の楽校
畑の楽校~その1~

畑の楽校~その2~

畑の楽校~その4~

 


畑の楽校!~その4~

2010-09-27 08:38:06 | 畑の楽校

畑の楽校シリーズも4回め。・・・って、あれ、3回め、あったか??
・・実は先月の3回め、当日になり娘が体調を崩して欠席したのでした・・。というわけで、久しぶりの畑ネタは、4回めの楽校です。


最初の作業は、ブロッコリーの植え付け
 
左が植え替えた苗。右側の写真のように、虫除けをかぶせた状態で35日間すると、立派な苗が完成。

それを、70センチずつあけてひかれたライン上に、40センチ間隔で植えていきました。40センチ間隔は、40センチごとに印がつけられた緑の棒をもらって、棒を土においた状態でその印にそって。柔らかい畑の土を軽く掘り、そこに根っこについた土ごと大事に入れ、土をかけ、最後は根っこと畑の土が密着するように根元をギュッと圧迫。娘も上手に植えて、意欲的に次々と植えてた

ずら~りとブロッコリーの苗が並んで、ブロッコリー植え付け完了

畑の方がブロッコリーの苗に虫をみつけて、見せてくれた。画像中のちょこんと黄色いのが虫。ブロッコリーの芯の部分に入り込んで、栄養を全部食い尽くしてしまうのだとか。外から見えないのに実は内部で栄養をすいつくしてるなんて、なんて質の悪い奴なんだっ
ブロッコリーの苗って環境に合わせて成長するようで、風が強い地方ではあまり背が伸びないんだって。その習性を利用して、畑ではもうこれ以上背丈伸びてほしくないな、と思ったら、ほうきで苗の上から風を送るのだそう。そうすると、苗は生長が止まるのだとっ。すげぇー、考えてる、苗っ!(笑)


次の作業は本日のメインイベント、落花生の収穫

畑の第一回めで、「おおまさり」という、よく見る落花生よりひと回り大きいというウワサの品種を苗で植え付けたのだけど、今日はそれを収穫
どこまでが一株かわからぬほどに生い茂ってる落花生畑。

中心部を探り、まわりから葉っぱと根っこをまん中に集めて集めて、引っこ抜く。

めりめりっと、落花生がいっぱい出現しました

みんなで収穫した落花生で山盛りのトラック荷台。畑では通常の落花生、「郷の香(さとのか)」も事前に収穫してあって、みんなで、両種類の落花生を、選別しながらツルからもいでコンテナーに集める作業をしました。
 
左が、郷の香、そして右がその1.3倍はあるという、おおまさり。
んー、てか、写真の大きさがまず違うからビミョーですね、サイズの比較が・・。手のひらに対する比率からして、その大きさを想像してみてくださいね
畑の方々も、ツルから落花生を外すのは手作業でやるのだそう。というのも、脱穀機を使ってもツルが全部とれないし、選別もしなくてはいけないので、選別しながら手作業で外すらしいのです。
落花生は、花からツルが伸び、地面に入って実がなる。落花生の外見の網目はいわゆる血管で、そこを通って栄養が通うので、逆にいうと網目がなくツルツルのものは実が充実してない証拠。そういうものは、選別ではじく。というか、そもそもツルから外さない。そして小さいものも。そうやっていいものだけをツルから外すのだけど、最初に郷の香をやって、おおまさりを見ると、郷の香とはスケールが違うから(笑)、さっきは充分な大きさほどだったものも、おおまさりの品種としては小さいし網目がないから処分、ってのがちょっともったいないようなカンジがした
中には、土の中で成長しすぎて、豆が割れて、また新たに芽が出てしまっているものも。そういうものは、放っておくとまた芽を出して再生していくのだそう。なので、豆の成長を待って収穫を遅らせすぎると逆効果。ベストな収穫時期の判断は結構難しいのだそう。そして今年のように猛暑だったときは特に! 予想外に豆が育っていて、例年よりも収穫時期を早める事態もあったとか。やはり畑にくると、「暑いなあ」とか「雨が少なかったなぁ」と日々感じていたことが如実に現れていると感じる。いまさらながら。あらためて。


さぁそして収穫した落花生は、洗浄機で洗浄。
郷の香は、ランチタイムに茹でたて生落花生としてふるまわれ、おおまさりは、本日のお土産。ゆで落花生は、お芋のようにほくほくでとっても美味です

↑おおまさりを生の状態で割ったもの。皮が結構厚め。味は・・・実はお土産で持ち帰った豆、茹でるの失敗しました。この日は夜ウラヤスフェスティバルに出向いた多忙さで、でもその日中に茹でた方が、と言われていたので寝る前に茹でたのだが、1時間ほど茹でるという代物、茹でてる間に娘を寝かしつけることになり、火はなんとか止めたのだけど、寝かしつけながらそのまま私も寝てしまったので、翌朝起きると当然のごとく茹で過ぎの状態になっちゃって、豆がぐにゃりと柔らかすぎに。正直味がよくわかりませんでした。でも、ゆで落花生向けで、柔らかくて濃厚な甘さ、なのだそうです


さぁ、午後のお楽しみタイムは、ハーブティー&ゆで落花生(郷の香)のティーパーティと、竹とんぼ作り
ハーブティーに関しては、畑の近くでハーブを栽培しているハーブの先生が来て、数種類のお茶をいただいた。それで、友達でアロマテラピーの資格をとってやってる子がいるので、アロマテラピーと、ハーブを食すことと、効能の違いなんかを質問してみた。アロマはオイルを使うので、香り→脳にダイレクトに働きかけるからリラックスなど効き目は早い、けれど、オイルは植物がもつ成分のほんの一部、煎じて飲んだり、料理に使うなどして全体を使う方がその物がもつ全部を体に取り入れるので、おすすめ、とのこと。また、オイルは時期に関わらず常に利用できること、海外にしかないものも手に入る、などのメリットがあることなども丁寧に教えていただきました

そして竹とんぼ作り。いつも畑作業以外の時間は竹林で過ごすのだけど、その竹林の竹を春先に切って、乾かして、いろんな竹細工に加工しているのだそうだけど、今日はそれをさらに竹とんぼ用に薄くスライスしておいてもらったものを使用してのちょっとした工作。

私と娘は、あらかじめ竹の羽の部分のくびれを削ってあるものを使ったのだけど、パパは、羽のくびれを削るところからスタート。左にある押さえる器具の溝に薄い板を入れて固定して、片方ずつ羽を削ってた。けどこれが、左右のバランスを合わせるのになかなか苦戦してた
 
私たちはあらかじめうまく削られた羽を使ったので、アルミをまいて保護しながら火であぶり、角度をつけたら竹串にさして、できあがりん。しかしこの角度づけが難しくて、角度があまいと上には飛ばずに飛距離が伸びるし、逆に角度をつけると上に飛んでくタイプの竹とんぼができる、と。作ったあとにみんな竹林で飛ばして遊んだけど、本当に飛び方もさまざま、見てても楽しかった。ただ、人の竹とんぼを踏みつぶしそうで歩くのがコワかったゎ


 
本日の楽校終了後、前回お休みした分、前回の収穫物、オクラを収穫させてもらった。もうオクラも下の方から何回か収穫済みなので、高い位置でのオクラ探し。立派なオクラがなってました


ということで、今回ももちろん大充実の畑の楽校でした


ちなみに今までの畑の楽校
畑の楽校~その1~
畑の楽校~その2~





畑の楽校!~その2~

2010-07-19 19:34:07 | 畑の楽校
昨日日曜日、畑の楽校2回目に参加してきました
・・本来ならばこの三連休は毎年恒例ap bank fes旅行だったのだけど・・、やむを得ない事情により旅行はキャンセル・・。まぁその代わりに、繰り上げ当選で無事に2回目の畑に行くことができました。、といって慰める・・。


さて、2回目の楽校最初の作業は、来月皆で収穫予定のオクラ畑の雑草抜き
 
もう、雑草も主役級に生い茂っちゃって、どれが本物かわかりにくいほど
。これが無農薬の激しさ。

土の上には黒いビニールがかぶせてあって、穴があいてる部分に苗を植えて育ててるのだけど、その穴からオクラ同様に雑草も繁り放題・・。その穴にはえてるオクラ以外の雑草を丁寧に抜き取る作業をしました。

作業後は、すっきり。来月までには大きな実をたくさんつけてくれよ~


オクラ畑の隣に、見たこともない植物が・・

うり? スイカ????
帰りに寄った野菜直売所で判明したのだけど、これは白ナス。初めて見た・・ってか初めて存在を知ったゎ。


今日はノータッチだったけれど、先月の楽校で植えた落花生畑の様子をのぞきにいくと・・
 
いつも食べるあの落花生の豆部分を先月植えたのだけど、無事に大きく葉を茂らせてた。黄色いかわいいお花も。これもいずれ収穫をするので、成長を見守って行きたいと思う


さぁそして本日のメイン、その1、トウモロコシの収穫。まずはどういう目で選んだらいいのか話を聞く。

ヒゲが茶色くなってる物が熟している物だそう。それと、トウモロコシのヒゲって、トウモロコシの粒の分だけはえてるんだって。なんでも、一粒一粒とつながっているのだとか。

みんなでトウモロコシ畑をうろうろ物色して、一家族5本ずつ収穫。娘もお気に入りを見つけて、両手でしっかりつかみ、上向きにはえてるトウモロコシを、下に下げて折るようにしてもぎました。娘は大好きなコーンを自ら収穫して大喜び


次の作業は本日のメインその2、枝豆の出荷作業のお手伝い。

↑収穫されたまんまの姿で山積み状態の枝豆たち。これをまずは脱穀機にかける作業。

枝豆なので脱穀機にかけても脱穀されるわけではなくて、雑草や葉っぱもついたまんま、根元からそろえてもって機械に入れてワサワサすると、機械前方に不要な葉っぱなどが風と共に吐き出され、機械内部に枝豆部分が落ちる仕組み。

さらに枝豆部分が落ちる機械内部はベルトコンベアになっていて、枝豆たちは横に流れていくので、そこで人が第一次選別をする流れ。一粒だけのさやは出荷できないので、パッと見でわかる一粒くんたちや、明らかな虫食いはこの時点ではじく。
 
一次選別された枝豆は、今度は洗浄機にかけてきれいにおそうじ。機械のスイッチを入れると、ブラシの毛束がいくつもついたようなローラーが2、3個ゴロゴロ回転して、上からは水がチョロチョロ。
洗浄を経た枝豆は、今度は二次選別にかけられます。

↑これが、出荷できない物たち。明らかな虫食い、一粒は選別しやすいけれど、ちょっとした傷、あと薄っぺらいものや、ちょっと黄色っぽく熟しすぎたものもNGなのだとか。
収穫、脱穀、一次選別、洗浄、二次選別、グラムを計って袋詰め。出荷までのその流れ、そして人の目で手で選別を丁寧にやってるなんて意外だった。今までその工程は考えたことなかったから・・。

そうやってみんなで選別して、はじかれた枝豆たちは、お弁当タイムにゆでてふるまわれました。多少傷があっても中身は普通。とてもおいしくいただきました。もぎたてのコーンもゆでてもらえたのだけど、本当に甘くておいしかった。ただでさえコーン、枝豆大好きな娘は・・パクパク食べ過ぎなくらいに食べて、まわりを驚かせてました


そして本日午後のお楽しみタイムは、「ばらっぱまんじゅう」作り。

これがばらっぱ、という葉っぱで(サルトリイバラの葉っぱ)、これにのっけて蒸すから「ばらっぱまんじゅう」。その昔、換金作物が米、麦、サツマイモであったころ、この時期に麦の収穫、同時にサツマイモを植える作業を暑い中していたので、一段落ついたときに収穫した小麦でまんじゅうを作り、ちょうど今の時期にとれるばらっぱにのせて蒸し、その香りを楽しんだのだそう。。

粉をこねて皮を作ったら、娘も自分の分、あんこを中に一生懸命つめてました。ちょうど先週ばぁばと一緒に餃子を作ったばかりだったので、あんをつめるカンジはわかったようで(笑)。

スタッフの方々が暑い中汗だくになりながら炊いてくれた釜に蒸し器をのせて蒸すこと15分ほど・・

娘の餃子まんじゅうも無事にできあがり。味が素朴な分、はっぱの香りがほのかにして、畑で汗を流したあとにこの甘味・・。おいしかったし、昔の人々と同じような状況で味わえて、とてもよかった~


昨日は収穫物のトウモロコシと枝豆がお土産でお持ち帰り。なので今日、さっそく収穫祭風に晩ご飯に登場させました。

ちょうど朝日新聞のレシピコーナーで「トウモロコシご飯」がのっていて、トウモロコシと枝豆の炊き込みご飯だったので、さっそく作ってみた。大葉のおにぎりにするのもレシピ通りなのだけど、この大葉で巻くあたりが、夏の恵みをさっぱりと仕上げてくれてとてもよかった! 
畑の隣の直売所で買ってきたナスとズッキーニを使って、夏野菜スープも。トウモロコシご飯に使ったトウモロコシの芯をゆでてだしをとりました。これは畑で教えてもらった調理法。生の状態でコーンの粒をとった後の芯をゆでると、それだけでかなり甘いコーン風味のだしがとれます。・・ちょっと甘すぎたので、トマトも入れてさっぱり仕立てに。でも後味にコーンの甘みが広がって、味わい深いスープになりましたょ~
あ、さりげなく、出し惜しみしてたミニーちゃん鍋も使ってみました(笑)。


楽しみにしていた旅行がなくなっての畑の楽校だったけど・・やっぱり自然のなかに浸って過ごす1日は、本当に楽しくて最高だったな

次回はお盆の最中の日曜日です。



畑の楽校その1の記事はこちら




畑の楽校!

2010-06-07 23:44:43 | 畑の楽校
ちばコープで参加者を募集していた、1年間、毎月一回畑に通って農作業を体験しながら自然を学ぶ「畑の楽校」。6倍という倍率をくぐり抜けて見事当選し、その第一回目が先日日曜日にありました


集合場所は、畑の近くの竹林。
 
竹なんだけど・・・ふもとに筍時代のおもかげがおもむろに残っていてビックリ! あの筍が、メリメリーーっ!って伸びたのが如実に現れてますね。この皮が残ってるものは、数カ月でここまで伸びたものだというからさらに驚く。東京育ちのあたくしはこんなものも初めて見たので、畑の楽校、のっけからの新発見


さぁそして、いよいよ畑へ移動(←いやいや、徒歩移動ですよ)。竹林から道路を渡って徒歩2分、途中、ビオトープと呼ばれる、あるべき生態系を観察するために作られた小さなエリアを観察しながら。
  
ビオトープにはトンボがたくさん! しかも、ヤゴから羽化して間もなく、羽を伸ばして乾かしているトンボたち。2時間近く後の帰り道にここを通ったときには、すでにトンボたちは飛び立っていました。


畑についてまず最初にしたのは、トウモロコシと枝豆が植えてある部分の草取り。
 
無農薬で野菜たちを育てているこの畑、トウモロコシや枝豆のふもとにも雑草がもりもり。これを皆で引っこ抜きました。2才半の娘は最初はパパとママを応援してただけだったけど(笑)、そのうち何をしたらいいのか理解して、一緒に草を抜くのを遊びながら手伝ってくれました。ちょっと見にくいけど、右側の写真が枝豆で、紫色の小さな花が葉のふもとにパラパラとついててかわいらしかった。


草取りが終わると次は、落花生の種まき

種まき、とはいえ、すでに豆から発芽&根が張った状態になったものを畑に植え替え。ってか、落花生のあの食べる部分から芽が出てるのが・・考えたことがなかっただけに不思議なカンジがした。落花生を植えるには上下があるらしくて、それを間違うと発芽率がかなり下がるのだそう。

↑これは植えてから3週間ほどがたったもの。品種はオオマサリという、粒が普通の落花生よりも大きいものです。


落花生の次は、サツマイモのツルさし
 
これも、すでにサツマイモから芽を出させてツルにまで育った物を、畑に丁寧に移植。


そして畑仕事の最後は、本日のメインイベント、空豆の収穫

空豆がなってるところも初めて見たゎ。枝豆など下に向かって実がぶら下がるのではなく、空に向かってついているから「空豆」と名がついたのだとか。実物を見ればそれも納得! 
空豆は全体を畑から引っこ抜いて、それぞれのさやをぱきぱきともぎ取ってコンテナへ入れて、収穫完了


畑仕事を終えるとお昼時、竹林へ戻って、持参したお弁当でランチ。ランチ中、先ほど皆で収穫したばかりの空豆を、スタッフの方々が塩ゆでにしてふるまってくれた。もぎたて空豆は青々していて、皮も柔らかくて、やはりとてもおいしかった~! 


ランチ休憩後の畑の楽校午後の部は、お楽しみタ~イムっ。まずは班ごとにわかれて、野菜や果物の花当てクイズをしました。普段食べている野菜や果物、ぶっちゃけ花が咲くことさえも想像もしないので、花の写真見ただけじゃ全然わかんなかった
たとえば・・

どどんっ、これ、。これ何の花かわかりますか?? 正解は一番下の欄・・なんつったら怒られそうなのでここで言いますが(笑)、これはおなじみ、ジャガイモ、の花。

じゃあ、これはこれは??

じゃじゃんっ。白い小花がたくさん! ・・これも皆さん、おなじみの野菜ですよ、家に常備してるようなね・・・って引っ張るねぇ~。これはニンジンの花、です。

そいじゃあ、(っていつまでやるんだよっ! いや、これが最後ですから・・)上の二つを知ってた方も、これはさすがに知らないでしょー、これはどう??

ばばんっ。普通の野草にも見えるこの花、これはらっきょうの花、なんですって。これは難しかったでしょー。(←何がしたいんだかな?!)


意外と知らない野菜や果物のもう一つの顔を知ったところで、本日最後のイベント、スイカ割り。千葉の名産地、八街からのもぎたてスイカ。班ごとにカードを引いて順番を決めて、大人も子どもも目隠しして3回まわって(笑)、スイカ割り。ちなみにうちの娘も初挑戦! 畑の楽校一若い娘は初挑戦、どころか、スイカ割りなんて見たことも聞いたこともなかったのだけど、5番のカードを引き、自分の前の4人分を見てからチャレンジ。初の目隠しはやはり違和感があって気になってたようだけど、途中までパパにサポートしてもらい、最後は自力で棒を振り下ろし、見事にポコンとかわいくスイカに命中。無事にスイカ割りデビュー(笑)をはたしました。
もちろんスイカは皆で食べました。午前中の畑仕事でひと汗かいた後、とてもよい水分補給となり、甘くて、みずみずしくて、とてもおいしかったのは言うまでもありません


本日の畑からの手みやげは、収穫した空豆と、サニーレタス。

このサニーレタス、かなりデカい。持つとブーケのようだった(笑)。



とういことで、これから1年間通う畑の楽校第一回目、お天気もよく、発見も多々あり、想像以上に楽しめました。月に一度とはいえ、定期的に野菜たちが育って行く過程を見て、お世話のお手伝いをして、収穫をして、何より日常から離れて自然に浸れるのが魅力。楽しみが増えた
・・しかし来月、第2回目の楽校は、我が家の毎年恒例イベント、ap bank fes旅行と重なるためにすでに欠席予定。残念だけども、次回は8月中旬です