*ハッピーとラッキーのあいだ。

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畑の楽校!~その6~

2010-12-04 23:44:10 | 畑の楽校


このシリーズも月一のはずが、ここんとこ、参加がとびとびに・・。先月は楽校の日曜日が悪天で1週間延期、その延期になった日は娘の幼稚園の面接があったため、欠席なのでした。ということで、5回めが欠席になってしまい、6回めの楽校です。(しかも、楽校開催は11月中旬だったのに今更のアップだし・・


毎回の集合場所である竹林も、先月休んだ分、前回9月に行った時より季節が変わってすっかり秋模様。地面には落ち葉やくぬぎがたくさんころがっていました。

今日は、お昼に芋煮を食べる、ということで、最初にみんなで食材切り。畑でとれた大根、野菜、里芋、ニンジンをみんなで分担してカット。大きな寸胴で煮込むので、カットは大胆に!

さて、お昼の仕込みを終えるとさっそく畑へ移動。本日最初の作業は、そら豆の種まき

↑↑これが、そら豆の種。

普段食べているそら豆は子孫を残すにはまだまだ若いらしく、あれをそのまま植えてももちろん発芽はしません。種にするには収穫せずにさやに入ったままで熟成させ、すると豆は堅くなるのだそう。その堅くなった豆に農薬をかけて加工した物がこの種。薬品を触らないよう、扱うときはゴム手袋で、このゴム手袋を外すときも要注意扱いでした。

落花生を植えたとき同様、そら豆の種にも天地があって、植える向きを間違えると発芽率ががくんと下がるのだそう。そら豆の黒い筋が入ってる部分、おはぐろ、を必ず下に。そら豆の中身をわると、ちょっと出っぱってる部分があるけれど、その部分から根っこがはえるそう


おはぐろを下にむけて、浅くほった穴に2つずつ植えました。土をやさしくかけて、種まき終了


さぁそして本日のメインイベントは、里芋の収穫

例年だと、この時期はもう11月初旬にはすでに初霜が降りて、一回でも霜が降りると里芋の葉っぱは茶色く枯れるので扱いやすく収穫しやすいそうだが、今年はまだ霜が降りず(11月21日現在)、畑の里芋の葉っぱは青々

まずはカマで地上に伸びてるツルを伐採。

それから、里芋を傷つけぬよう、ちょっと中心から離れたところを今度はショベルである程度掘り起こし、最後は上に引っ張りあげて里芋を取り出す。


ごっそり掘り出すと、里芋の実がゴロゴロと

里芋は基本的に植えた親芋から子がはえて、さらにそこに孫がはえて実って、全部つながっていての一株。全部つながってる、ってのは知らなかったので、どうりで里芋って、ジャガイモみたいに全面皮なのではなくて必ずどっかにはげてる部分があるわけだゎ、と合点。あれは収穫時に、くっついてるのをはがしてバラすからできる跡なのです。
普段農家の方々は午前中に里芋を掘り起こすと、そのまま半日風にさらし、土を乾燥させて、扱いやすくなった夕方に、砂を落としてばらして収穫するのだそう。たしかに掘り起こしたては湿り気のある土で、手袋もすぐにどろんこでした。

さらに里芋新発見ネタとしては、里芋は1年に一回この時期にしか収穫できないため、収穫したら、すぐ出荷するものはひとつひとつにバラすけど、そうでないものはくっついたままの状態で再び土をかぶせて、貯蔵する、ということ。ご存知でした??
そんなわけで、自分で掘り起こしてその姿を知り、里芋がぐんと身近になりました。

 

本日の作業はまだあって、それが、楽校始まって来初の修羅場、ブロッコリーの虫取り。9月の楽校で植え付けたブロッコリー。無農薬の畑なため、結構な虫食いがっ。その、虫退治が次の仕事、というわけで・・。うまいこと葉脈にそってカモフラージュしているいも虫を見つけ、その場で処分。そうです、処分ですよ、踏みつぶして・・これはご想像のとおり、結構グロテスク。よほどおいしいのか5、6匹もたかっているブロッコリーの株を発見してしまい、ぎゃーー、っと言ってると、近くにいた少年が駆け寄って来て助けてくれました。こういうとき頼りになるなぁ、少年ってばっ。しかし彼は、いも虫を捕獲すると嬉しそうに手のひらにのせたまま持ち場へ去って行き、道中ボロボロ虫を落として行ってた

ブロッコリーは次回の楽校で収穫予定。それまでに、大きくなぁ~~れっ!!

 


畑仕事を終えて竹林に戻ると、朝一みんなでカットした食材を、スタッフの方々がおいしく調理してくださっていた芋煮ができあがってました。アウトドア料理ならではの大胆カットのお野菜がごろっごろ入った芋煮はホント絶品! 豚肉も入った味噌仕立ての豚汁風でいただきました。


そして、午後のお楽しみタイムは、竹林の整備と、クヌギの笛作り。
竹林の整備は、これから春、おいしい筍を掘るために、また、この時期の竹の方が皮が向きやすく加工しやすいこともあるため、ひょろひょろの竹だとか、竹細工にちょうどよさそうな竹などを伐採する作業。竹も間引きをしたほうがいい筍が出るので、混み合ってるところも、伐採
竹のなるべく根元にのこぎりを入れて切り離すのだけど、それだけじゃ竹は倒れません。とくに、混み合っているエリアは竹の上の方が絡むから。なので、切り離したら根元部分を抱え、竹が倒れるスペースがある方向を確認してから、根元を持った状態で歩いて運んで、倒します。

竹も抱えるとなると相当重たいので、ここはパパたちの出番(笑)。竹が倒れるときの、まわりの竹の節にこすりながら落ちゆく音が、風情があってよかったわ~。カンカンカンカンカン(周囲の竹の節をこすってる音)・・ザザザザーー(勢いついて倒れ始めた時の葉っぱの音)・・・どすんっ! ←←こんなで伝わるかしら

 

竹林にはえていたクヌギの木もスタッフの方が電動のこぎりで切り倒すパフォーマンスも。椎茸を栽培するためのほだぎにするのだそう。葉が落ちたかどうかくらいの今の時期の木が一番栄養があるのだとか。なので、椎茸栽培のほだぎはもちろん、炭にしても、いい炭になるのだそうですょ。

体力仕事を終えてからは、子どもたちに大人気だった、クヌギの笛作り。クヌギの実の帽子部分を使って、ヤスリをかけて帽子のとげとげを痛くないように丸く加工すればできあがり。簡単! ・・ただこれは、吹く方が難しいっ! 両手の親指を凹んでる面に添えてうまくコツをつかめば、ピーピーと甲高い音がでます。

 

今までの畑の楽校
畑の楽校~その1~

畑の楽校~その2~

畑の楽校~その4~

 


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