太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

意外と早い木の成長

2023-03-26 08:37:32 | 日記
 昨日は一日雨模様だったが外に出る用事があり車で出掛けた。街中は方々で桜が八分咲きで確実に春である。少し遠回りをして勤めていた場所を通ってみた。ソメイヨシノの並木があり桜のトンネルがもう少しで出来上がる。都内にあれば名所になって人が溢れるだろうが土曜の工業団地は車も桜を見る人もなく静かなものである。40年近く前新しく造成されたこの内陸型の工業団地に一番に進出した。当時まで造成は途中であり進出企業もチラホラ、赤土の台地という感じだった。造成地内の整理された道路にはか細い並木が植えられていた。ところが今では立派な桜並木になり、工業団地全体は森の中に埋もれたようになった。振り返れば自身の40年はあっという間で当時はむき出しの台地がこんなになるとは想像もしていなかった。樹々の成長は意外と早いものである。次は並木の路肩に植えられているサツキが赤、白、ピンクの花を咲かせる。こちらは毎年同じことを繰り返すが手入れされた並木だからこそ変わらぬ景色を齎してくれる。
 立派になった並木通りとは逆に工業団地自体は年老いてきた。当初はハイテク企業の誘致を目論んでいた自治体だが地下水が使えない、中途半端な田舎で従業員が集まらないことが最大の要因で最終的には企業の物流拠点のような様相になった。平日でも大型トラックの出入りは多いが人は疎らである。変化しないと思われる環境も30、40年前と比べれば明らかに変わっている。4月は新入社員になる人も多いだろう。しかし殆どの人は思い描いていた職場とは違う事に悩む。昔は5月病とかいってある意味精神的に不安定になる人が多かった。美しいサツキは咲くが憂鬱は募る。挙句3ヵ月程度で辞める人もいる。しかしそれは明らかに早とちりである。憂鬱の原因は長続きしない。振り返ると何であんなことに悩んでいたのだろうと思う時が必ず来る。子供の頃を思い出して何であんな些細な事を悩んでいたのだろうと思う事と同じである。日々目には見えないが刻々と環境は変化している。貴方の努力如何に関わらずである。樹々は30年くらい経ってから大きな変化に気付くが人生では最低3年、石の上にも3年である。この3年は三年間という具体的期間ではなく「ある程度の長い年月や期間」の比喩である。「はじめはうまくいかなくても、しばらく我慢する覚悟を持て」という意味だが取り敢えず三年間は我慢してからでも遅くはない。3年経って分ることは結構あり、裏返せば3年では何も分っていない、経験からそう思う。

驚いた国会質問

2023-03-25 08:21:59 | 日記
 岸田総理がゼレンスキー大統領を訪問したとき「必勝」と書かれた地元名産のしゃもじを土産としたことを野党が国会で取り上げた。必勝とは生きるか死ぬかの戦いの最中そぐわないのではないか。和平に繋がるならまだしも大勢の戦死者が出ている時に必ず勝ては酷ではないかと。これ国会で取り上げる筋合いのものだろうか。ロシアに負けず頑張ってねというのが悪い事だろうか。中国のように和平交渉をすべきだったと言うのだろうか。一方的に侵略されている国に交渉が何を齎すか。つい先日NHKBSで映画「チャーチル」が放映された。ナチスドイツが破竹の勢いでヨーロッパの国々を侵略していたがフランスも風前の灯となりイギリス本土も攻撃に曝される危険があり上陸部隊が侵攻してくれば本土壊滅を覚悟しなければならないという危機的状況である。議会はイタリア(ムッソリーニ)が仲介する和平交渉を進めると言う案が大勢を占めチャーチルは孤立する。チャーチルは交渉そのものが歴史ある大英手国の崩壊に繋がると考えていた。ヒトラーならそうするであろうと。戦わずして英国を歴史から抹消するよりも最後の一人まで戦って死ぬならそれも仕方ない。ただ一人チャーチルの考えに同調したのはそれまで大英帝国の存続には和平交渉を受け入れるしかないと言っていた国王である。君の考えは私の本音だと。その後の結果は歴史が示している。和平交渉は戦闘に優勢な方が言い出すなら一考の余地はあるが劣勢側が持ち出すのは降伏と同じである。降伏では絶対に元の国境線まで敵を押し戻すことはない。和平交渉の難しさを伝えたこの映画は実にタイムリーであった。
 さて野党の皆さん、100歩譲って必勝しゃもじが不適切だったとしましょう。返還して貰えば良いのでしょうか。総理が謝罪すれば良いのですか。誰に向かって?広島産の生牡蠣は美味しいが土産にはできないでしょう。もみじ饅頭では少し軽いでしょう。貴重な国会の質問時間を費やす為体。戦いに勝つということは平和を勝ち取る意味もあるでしょう。党として今これを言うべきと承認したとしたら万年永久野党已む無しである。しゃもじを贈るべきは野党に対してである。


不思議な記事

2023-03-24 08:05:03 | 日記
 昨日は一日中雨が降り続いた。WBCも終わり甲子園も順延、庭の雑草でも抜こうかと思っていたが雨では。なら録画していた映画でも観ようかと思っていたが下らない映画で30分も観たら寝てしまった。まあ昼寝時間は寿命にカウントされないと思っているから無駄ではないのだが。コンビニに行ったがレジは何一つ言わない高校生らしきバイトが。愛想のないことこの上ない。何か世の中に大きな不満でもあるのだろうか。最低限いらっしゃいませかありがとうございましたと言えよと思う。その足でホームセンターに行ったがまだ野菜の苗は出ていない。何をすればと途方に暮れる一日であった。若い頃は暇だなあと思うことは一瞬たりとも無かったのだがその反動が来ているようだ。
 朝刊はWBCこぼれ話も減ってきた。驚いたのは教職員の異動大特集の折り込みである。別刷りだが8面もある。おまけに人数が多過ぎて老眼には読めないフォントである。広告特集ではなく新聞社が載せているから記事である。つまり新聞代に含まれている。この特集から何を読み取るか。国公立の職員だけでこの数だから私立を含めたら物凄い数になる。圧倒的な数だから地方選に圧力がかけられるのだろうか。しかし教職員から載せてくれとの要請はないだろうから穿ち過ぎ。次は読者があの先生は転勤だから餞別を、栄転だからお祝いをと購読者への配慮か。異動者自身のお知らせか。職員仲間からは、あの野郎校長になりやがったと羨望とかやっと転勤になったと安堵か、OBには昔の仲間の消息を知る名簿みたいなものか。天邪鬼には意味不明の折り込みである。次は警察官が折り込まれるだろう。多分同じ疑問を持つ。特別人事異動を知らせなければならない職業なのだろうか。念のため載せられた人には何の責任もない。意味があって新聞社は記事にするのだろう。この特集を毎年楽しみにしているリタイアした先生を一人だけ知っている。もう相当な年だろうが今頃夢中で読んでいるだろう。あっ、記事はこういう人のためか。

門出の春に

2023-03-23 08:06:58 | 日記
 まだ興奮冷めやらぬというか昨日のWBCの最後、世界一のピッチャー大谷と世界一の強打者トラウトの勝負、これは矛盾以外の何ものでもない。「矛盾」の由来は《昔、中国の楚の国で、矛 (ほこ) と盾 (たて) とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」と誇ったが、「それではお前の矛でお前の盾を突けばどうなるか」と尋ねられて答えることができなかったという故事(韓非子)である。当事者ではないのに勝負の場面は頭に焼き付いて離れない。早く平常心を取り戻して日常に戻らなければと思いつつつい関連記事を探してしまう。朝刊のニュースも隈なく読んでしまった。
 確定申告の還付金の通知が来た。申告書提出から約1ヵ月である。今年も1円の単位まで申告書の額にピッタリでスッキリした。額は数万の単位で僅かだが市民講座の受講料くらいにはなる。黙っていては誰も呉れるわけがないので得した気分だ。早春の恒例の一つは終わった。今日は衣類のリサイクルに古いスーツなどを出す。勿論無償だが整理で空いたスペースは有効活用できる。車検も終わったし春にやろうと思っていてできていないのはヒラメを釣る事くらいか。
 門出の春と言うのにこんなことで良かったのだろうか。長年春は何かしらの準備に追われていた。何か忘れているような気がしてならない。門はとうの昔に出てしまい後は天国の門を入るだけなのだろうか。そんなことはない。もっと寄り道をするところがある筈だ。もう少しうろついてみる。何だか分からないが探し物が見つかるかも知れない。

これはフィクション?

2023-03-22 14:12:11 | 日記
 今日もブログを書く時間が遅くなった。ここまで観て来てWBCの決勝を観ない手はないだろう。アメリカとの決勝戦、絵に描いたような筋書である。小説や漫画でもこう上手くは行かない。スコアは3-2の僅差で日本は優勝したが準決勝のメキシコ戦に続きこれ程面白い戦いは記憶にない。決勝戦では不振にあえいでいた村上選手にHRは出たし巨人の4番岡本選手も打った。圧巻は9回に大谷選手がマウンドに上がりMLBの最強打者トラウト選手が最終打者となったことだ。エンジェルスの同僚でありWBCが始まる前から大谷投手と対戦があるかもと言われていた。カウント3-2から最後は得意のスライダーで空振り三振、ゲームセット。誰も打てないスライダーの曲がりだった。栗山監督は多分勝っても負けても最後は大谷でと決めていたのだろう。しかしトラウトとの対決、しかも最終打席で実現することまでは予想していなかったのではないだろうか。今回のWBC参加選手は全員ハッピーな気分で終われたのではないだろうか。少しはエラーとか不振で後悔する選手が出るものだがそんな人は誰一人思い浮かばない。最大の功労者は全てをお膳立てした栗山監督ではないだろうか。全ての選手は暫く休養してから本番のリーグ戦に向かって欲しい。如何なるスポーツでも結果論であそこはこうすればとかケチをつけたがる天邪鬼性分だが今回のWBCでは全くそれが見当たらなかった。隙の無いチームだった。ブログに何か付け加えると純粋な感動が損なわれる気がしてきょうはこれだけ。