また地震

　昨晩は選挙特番を小一時間視た。チャンネルを切り替えながら目新しいものを探したが何も見つからない。各局はMCに工夫を凝らし色んな人を充てていたがMCによって何かが変わる訳ではない。賽は投げられた後であり結果は変えようもなく結局MCのパフォーマンスで何か特徴を出そうとする各局の思惑が逆に鼻につく。これなら淡々としたNHKだけで充分に思う。さて選挙結果だが誰もが予想した範囲内に収まった形だ。大きな変化を国民は望んでいないという事だろう。様々なスキャンダルがあっても政権全体を揺るがすような疑獄事件のような大掛かりなものはない。トカゲの尻尾切りで本体は生き永らえる。これを政権交代の理由にするのはやや弱い。本来は長期に亘って停滞している経済政策（様々な指標で日本はG20の中でも下位に低迷）の責任を問うべきだが自分達ならそうならないというシナリオが描けない。結局結果が出るまで時間がかかるような問題で政権交代は起こらない。唯一あり得るのはカリスマ的リーダーが現れて絶対的人気を得ることだがそういう人はいない。本当の危機ではカリスマが現れるかも知れないがわ襲ってくる（経済）危機は政権が倒れる要素にはならない。色々考えてみると個性的なＭＣを据えても全ては想定内。
　そんな事を考えながら寝たら早朝地震で目が覚めた。緊急地震続報も鳴った。1週間前と同じ規模で震源は近い。幸い被害は無かったが地下50ｋｍくらいのところで応力（圧力）に耐え兼ねて地層が再配置したのだろう。結局震源地は小さな破断で落ち着いても次の場所に負担がかかり地震が繰り返される（余震）。地層全体が壊滅的破断、再配置となれば大震災となるが小さな地震がストレスを解放する間はまだ安心と思うしかない。自然も社会も激変することは誰も望んでいない。しかしストレス解放は小さく常に行われなければ大破断に至る可能性も出て来る。小さなストレス解放を口の悪い連中はガス抜きと呼ぶ。未だに地震だけは慣れることなく恐い。