八風峠は昔 忍者の通る裏街道だと聞いたことがあります。峠は近江の国から、伊勢の国を繋ぎます。
走ってみると快適な山岳ドライブコースでした。道は細く山道ながら 木が多く行き交う車は少なくでも適当に日当たりもあって、明るい道で裏街道ではないと思いました。
調べて見ると 東海道と中山道を繋ぐ街道で近江商人の大切な正街道だったのです。
東海道の鈴鹿越えは山賊が出るし、関所の詮議がきびしく 八風峠を通る人が多かったそうです。
近江商人は当時のトップセールスマンです。そして関所が都合の悪い人々もここを利用しました。
やっぱり裏街道なのです。木地師 くぐつ師 忍者 隠密 犯罪者 裏街道は訳あり街道なのです。
もちろん堅気の人も通ります。今は嘘のように静かです。