MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

蝋梅(ろうばい)が満開

2014年01月21日 | Weblog
これは、蝋梅(ろうばい)科、ロウバイ属の蝋梅(ろうばい)そのものである。蝋梅(ろうばい)は、色んなところで咲いているが、この写真の花は、丁度、満開と言ったところである。この辺で蝋梅の名所と言えば、近いところでは神代植物公園もあるが、立川の昭和記念公園が圧倒的で豪華である。なお、少し足を伸ばせば、秩父長瀞の宝登山の蝋梅と言うところかも知れない。
蝋梅について詳しいことは良く分からないが、一般には、素心蝋梅(そしんろうばい)が大半だという。

蝋梅(ろうばい)・蝋梅(ろうばい)科。
・学名 Chimonanthus praecox (蝋梅)
  Chimonanthus praecox
    form. concolor
     (素心蝋梅(そしんろうばい))
   Chimonanthus : ロウバイ属
   praecox : 早熟の、早咲きの
   concolor : 同色の
 Chimonanthus
 (チモナンサス)は、
 ギリシャ語の
 「cheimon(冬)
  + anthos(花)」が語源。
 「冬の花」を意味する。
 
・開花時期は、12/25 ~ 翌 3/15頃(蝋梅)。
・お正月頃から咲き出す。
 花の少ない季節に咲く、
 うれしい花です。
・とてもよい香り。
・中国原産。
 日本には17世紀頃に渡来。

・「”蝋細工”のような、
   梅に似た花」から
 「蝋梅」の名になったらしい。
 寒さや霜から身を守るために
 蝋細工状なのかな?

 また、臘月(ろうげつ:
    陰暦の12月)に
 梅に似た花を
 咲かせるところから、とも。
 (「臘梅」の字で
   表わすこともある)。

 ちなみに「蝋」と「臘」を
 組み合わせたような文字も
 あるが(虫へんに「臘」の右側)、
 JIS第3水準の難字のために
 表現できませんでした。
 
・よく見られるのは蝋梅のうちの
 「素心蝋梅(そしんろうばい)」。
 花の外側だけでなく
 内側も黄色いのが特徴。
 ふつうの「蝋梅」は
 内側がちょっと赤っぽい。
 私が撮った写真は
 ほとんどが「素心蝋梅」。

・葉っぱは、
 ふつう花が咲く前に落葉するが、
 開花時にまだ残っていて
 徐々に落葉する場合もあるようだ。
 表面はザラザラした感触。
・花のあとでできる実は、
 なんともユニークな形。
 花の姿からは想像できない。

・1月27日の誕生花(蝋梅)
・花言葉は「先導、先見」(蝋梅)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シンビジウム   花言葉:深窓の麗人

  今日の一首;忘れいしシンビジウムが花芽もつこのおどろきの今朝のすがしさ  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


菜の花(なのはな)

2014年01月20日 | Weblog
これは、油菜(あぶらな)科、アブラナ属の菜の花(なのはな)である。この菜の花(なのはな)は、よく見かける黄色い花の総称というから「花菜」(はなな)「菜花」(なばな)「菜種」(なたね)などと言う花のようである。よくスーパーの野菜売り場などで、「菜花」(なばな)を見かけたとき、新しい菜っ葉の出現かと思ったが、考えてみれば、要するに黄色い花が咲く菜っ葉は、みな菜の花(なのはな)だったのである。この菜の花から採った菜種油は、かって食料油の主流だ有ったが、現在は、大豆油のトップを譲ってしまったようだ。大昔、菜種油は、明かりの原料でもあったのである。
東京の名所の半蔵門から見る桜田門周辺は、これまた彼岸花群生地、名所でもあるのだ。



菜の花(なのはな)・油菜(あぶらな)科。
・学名 Brassica napus(西洋油菜)
   Brassica : アブラナ属
 Brassica(ブラシカ)は、
 古いラテン名で「キャベツ」を意味する。
 
・開花時期は、 2/ 1 ~ 5/ 5頃。
・一面黄色に群生しているさまが
 すばらしい。

・”野菜(菜っ葉)の花”
 という意味から
 「菜の花」になった。
 おひたしや和え物(あえもの)
 として食べられる。

・「菜の花」は、
 春によく見かける
 黄色い花の総称として
 使われるが、
 ふつう見かけるのは
 「西洋油菜
  (せいようあぶらな)」
 なので「西洋油菜」のことを
 「菜の花」と呼ぶことが多い。

・蜜(みつ)を作る原料として、
 養蜂業者の人たちは
 九州などの暖地から
 花期に従ってしだいに北上して
 その花蜜を集めるらしい。

・3月の「桃の節句」では、
 桃の花とともに
 一緒に飾られることがある。

・菜の花の別名。
  「花菜」(はなな)
  「菜花」(なばな)
  「菜種」(なたね)
   菜の花が咲く頃に
   降り続く雨を
  ”菜種梅雨(なたねづゆ)”
   という。

・昔は、種子から
 菜種油(なたねあぶら)をとる、
 「油菜(あぶらな)」のことを
 菜の花と呼んだ。「油菜(あぶらな)」
   40%が油分。
   昔は灯火、食用油、
   潤滑油などに使われ、
   搾りかすは肥料に使われた。
   今は、ほとんど見かけない。

・3月7日の誕生花(菜の花)
・花言葉は「豊かさ、財産」(菜の花)
・千葉県の県花(菜の花)

・「菜の花や
  月は東に 日は西に」 与謝蕪村(よさぶそん)

・東京周辺の見どころ <皇居半蔵門>
   半蔵門周辺の桜田濠と
   半蔵濠の西側に群落あり。
   「西洋芥子菜」が多い。
   花見頃3月中旬~4月上旬。
   千代田区千代田。
   最寄駅 地下鉄半蔵門線半蔵門駅

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:オンシジウム    花言葉:可憐

  今日の一首:ひらひらと飛び立つものの気配ありオンシジウムよ夜明けの窓辺   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

水仙(すいせん)

2014年01月19日 | Weblog
今日は、1月20日,今日は大寒。24節気の一つ、立春は、あと何日でしょう(ちなみに節分は<2月3日)

これは、彼岸花(ひがんばな)科、スイセン属の日本水仙という花である。この日本水仙は、春に先駆けて
咲く花であるが、この寒さのためか、例年に比べると少ないような感じである。水仙にも、色んな種類の花があるが、この日本水仙が清楚で一番日本らしい花ではないかと思う。


水仙(すいせん)・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Narcissus tazetta
    var. chinensis (日本水仙)
   Narcissus : スイセン属
   tazetta : 小さいコーヒー茶碗
     (イタリア語)
   chinensis : 中国の
 Narcissus(ナルキッサス、ナルシサス)
 は、ギリシャ神話の
 美少年の名前にちなむ。
 
・開花時期は、12/15 ~ 翌 4/20頃。
 早咲きものは
 正月前にはすでに咲き出している。
 (「日本水仙」「房咲き水仙」
  などの早咲き系は
  12月から2月頃に開花)。
 3月中旬頃から咲き出すものは
 花がひとまわり大きいものが多い。
 (「ラッパ水仙」や
  「口紅水仙」などの遅咲き系は、
  3月から4月頃に開花)。

・地中海沿岸原産。
 平安末期に中国から渡来。


・漢名の「水仙」を音読みして
 「すいせん」になった。
 漢名は「仙人は、天にあるを天仙、
 地にあるを地仙、水にあるを水仙」
 という中国の古典から。
 きれいな花の姿と芳香が
 まるで「仙人」の 
 ようなところから命名された。

・学名でもある英名
 「ナルシサス」は
 ギリシャ神話の美少年の名前で、
 泉に映った自分の姿に恋をして
 毎日見つめ続けたら
 いつのまにか
 1本の花になってしまった。
 ”ナルシスト”の名は
 ここからくる。
・イギリスの国花の一つ。


・いろいろな種類がある。
 「日本水仙
 (にほんずいせん)」が
 最もポピュラー。
・福井県の県花(水仙)

・別名「雪中花(せっちゅうか)」、
  雪の中でも
  春の訪れを告げるので。


・1月2日の誕生花(房咲水仙)
 2月9日の誕生花(ラッパ水仙)
 3月4日の誕生花(口紅水仙)
 3月16日の誕生花(糸水仙)
 4月3日の誕生花(笛吹水仙)
 4月16日の誕生花
       (八重咲水仙)

・花言葉は
 「思い出、記念」(房咲水仙)
 「持って生まれた素質」
        (ラッパ水仙)
 「詩人の心」(口紅水仙)
 「思い出」(糸水仙) 
 「優しい追憶 」(笛吹水仙)
 「田園の幸福 」(八重咲水仙)


・「其(そ)のにほひ
  桃より白し 水仙花」   松尾芭蕉

 「初雪や
  水仙の葉の たはむまで」 松尾芭蕉

 「水仙や
  白き障子の とも映り」  松尾芭蕉

 「水仙や
  寒き都の ここかしこ」  与謝蕪村(よさぶそん)

 「水仙の
  花の高さの 日影かな」  河合智月(かわいちげつ)

 「水仙の
  香やこぼれても 雪の上」 加賀千代女(かがのちよじょ)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ストック    花言葉:不変の愛、逆境に堅実

  今日の一首:悲しみをのり越えし人の玄関にストック甘く匂いていたり    鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

花柚子(はなゆず)

2014年01月18日 | Weblog
これは、蜜柑(みかん)科、ミカン属の柚子、その園芸品種が花柚子(はなゆず)なのである。巷間では、柚子を「本柚子」と言っているようである。が、すると、花柚子は、あたかも偽物か、まがい物といった感じだが、決して本柚子には劣らないほど、立派なユズなのである。我が家では、ジャムを作ったり本柚子以上、日常、便利に使用しているのである。写真の花柚子は、とおに採取に時期が過ぎたのにも拘わらず、ご覧のような有様である。何だか、勿体ない感じがしないでもないのである。


ハナユ(花柚子)は一才ユズとも呼ばれ、ユズより低木で、早くから実をつける。果実はユズ同様、料理の香りづけなどに利用できる。果実はスダチよりひとまわり大きな50g程度で、ユズに比べると小ぶりで香りは落ちるが、ハナユは名のとおり、花にも香りがあり、花も料理の香りづけに用いられる。ハナユは柑橘類の中でも寒さに強く、東北地方以南の地域で庭植えにできる。自家結実性があり、1本でも結実する。


  今日の誕生日の花:クンシラン  花言葉:貴い、望みを得る

  今日の一首:父在りし日の匂いして陽だまりのクンシラン今日をいきおいて咲く       鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

斑の入った柊(ひいいらぎ)の葉

2014年01月17日 | Weblog
これは、木犀(もくせい)科、モクセイ属の柊(ひいいらぎ)の葉である。柊の葉は、普通、光沢のある濃い緑色をしているが、この柊(ひいいらぎ)は、少し斑が混ざっているような葉をしているのである。去年から、柊の花だとか、棘のない柊を、また柊の亜種ヒイラギナンテン属のマホニア・チャリテイをアップしたり、少々、柊に毒されているかも知れない。でも、2月3日が節分であり、柊が登場する日も近いので敢えて、此処の紹介したのである。





柊(ひいいらぎ)・木犀(もくせい)科。
・学名 Osmanthus heterophyllus
   Osmanthus : モクセイ属
   heterophyllus : 種々の葉のある

 Osmanthus(オスマンサス)は、
 ギリシャ語の 「osme(香り)
  + anthos(花)」が語源。

・開花時期は、11/ 1 ~ 12/20頃。
 金木犀や柊木犀の花のあと、
 11月になってから咲く。

・葉は固くてギザギザ
   (さわると痛い)。
 さわると「ひいらぐ
   (疼く。ひりひり痛む)」
 ことから、
 「ひいらぎぎ(疼木)」となり、
 次第に「ひいらぎ」になった。
 老木になると
 この刺がなくなり葉も丸くなる。
 (板橋区の神社で
  実際に見たことがある)
 角(かど)がとれる、
 ということでしょうか。
 (それを
  人生になぞらえる向きもある)

・葉には光沢あり。ぴかぴか。
・よい香りの白い花
 (目立たないけど)。
 花弁は強く反り返る。

★古くからその鋭いトゲによって
 邪気を払う木とされ、
 庭に植える習慣があった。
 また、鬼が目を突かれて
 退散したという伝説 
 (「鬼の目突(おにのめつき)」)
 から、
 2月の節分(せつぶん)には、
  ・柊の枝葉を戸口に立てて、
   その葉っぱの 
   とんがりで鬼を追い払う。
  ・イワシの頭を
   柊の枝の先端に刺して
   その匂いで鬼を退散させる。
  ・豆がらをたくさん巻き付けて、
   ガラガラ音を鳴らして
   鬼を退散させる。 
 という厄除けの習慣が
 現在も残っている。

 また、ネズミが通り抜けるような
 ところへ  
 柊の枝葉を立てておくと、
 ネズミもトゲを恐れて
 通らなくなる、という
 ”効き目”もあったらしい。
 
 また、中国では
 鬼を爆竹の音で追い払う慣習が
 あるが、
 ヒイラギも葉をくべると
 葉が膨張してはぜるので、
 その音で鬼は逃げていく、
 という話もある。

・12月24日の誕生花(柊)
・花言葉は「先見の明」(柊)

・クリスマスの飾りでよく使うのは
 この「柊」ではなく、
 柊黐(ひいらぎもち)。
 (赤い実。葉っぱのとげの形も違う)

・「柊の
  葉の間より 花こぼれ」   高浜虚子

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:バフィオベジラム   花言葉:優雅な装い

  今日の一首:雅なる装いにしてうつむけるバフイオベジラム何をか想う  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

変わった万両(まんりょう)

2014年01月16日 | Weblog
今日は、1月17日、阪神・淡路大震災記念日
1995(平成7)年1月17日午前5時46分、淡路島北端を震源とする兵庫県南部地震が発生した。マグニチュード7.3で震源の深さは約14キロ。神戸市・芦屋市・西宮市と淡路島の北淡町で初めて震度7の激震を記録した。
 
当日は、丁度、月曜日でした。定例の打ち合わせを行っている最中、大阪支社から続々と被害状況の報告があり、当時のことを鮮明に覚えている。




これは、薮柑子(やぶこうじ)科、ヤブコウジ属の万両(まんりょう)である。この万両の何処が変わっているかというと、それは、葉っぱに斑が斑が入って居るからである。このように斑が入った状態は、決して珍しいことではないので、あえて、変わった万両としたものである。この斑入り万両は、色んな名前を付けて市販されているようである。

万両(まんりょう)は、薮柑子(やぶこうじ)科。
 ・学名Ardisia crenata  (万両)
     Ardisia : ヤブコウジ属
      crenata : 円鋸歯状の
   glaber : 無毛の
   crispa : 縮れた、皺がある
   japonica : 日本の

 Ardisia は、ギリシャ語の
 「ardis(鎗(やり)先)」
 が語源。
 おしべの形が
 とがっているかららしい。
 
・万両の花は7~8月頃に咲き、
 12月頃から冬にかけて
 実が赤くなる。
 万両のなかには
 実が白い種類もある。
・正月の縁起物に使われる。
       
 千両は葉の上の方に
 実をつけるので 
 鳥に食べられやすく、
 万両は葉の下に実をつけるので
 食べられにくく、
 その分、実がしっかり残るから・・。

 (でも、万両の実も、
  覆いをしておかないと
  翌年の2月頃までには
  ほとんど食べられて 
  しまうようだ)。

 また、万両の実は垂れ下がり、
 千両は上向きにつくので、
 万両の実は重く千両の実は軽い、
 との発想からこの名になった、
 ともいわれる。

 ・「吾が屋前(には)の
  花橘の いつしかも
  珠(たま)に貫(ぬ)くべく
  その実成りなむ」
   万葉集 大伴家持

   (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:フキノトウ   花言葉:待望

  今日の一句:嵩ねたるむらさき解かず蕗の薹              後藤夜半

  今日の一首:雪国の春のたよりはフキのとう顔だしたよと晴れやかな声  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

冬珊瑚(ふゆさんご)

2014年01月15日 | Weblog
今日は、1月16日、初閻魔,閻魔賽日,十王詣
正月16日と7月16日の閻魔賽日(地獄の釜の蓋が開いて鬼も亡者も休むとされる日)に、寺院で十王図や地獄相変図を拝んだり、閻魔堂に参詣したりすること。
十王とは地獄にいて亡くなった人の罪を裁く10人の判官のことで、特に閻魔王のことを指す。

これは、茄子(なす)科、ナス属の冬珊瑚(ふゆさんご)である。このところの激寒の中、咲いている花はほとんど無いが、その中で目につくのは、この冬珊瑚(ふゆさんご)である。この冬珊瑚(ふゆさんご)は、名前からして冬の季節のものに違いがない様である。植物の分類というのは面白いもので、同じ茄子科に属するもので、姿形が似通っていても唐辛子は属が違うようであるが、姿形の違う茄子は、この冬珊瑚と同じナス科なのである。






冬珊瑚(ふゆさんご)・茄子(なす)科。
・学名 Solanum pseudo-capsicum
   Solanum : ナス属
   pseudo-capsicum : トウガラシに似た
 Solanum(ソラナム)は、
 ラテン古名の
 「solamen(安静)」が語源。
 この属の植物に
 鎮痛作用を持つものが
 あることから。

・ブラジル原産。明治中期に渡来。

・夏から冬にかけて
 鮮やかな色の丸い実を
 いっぱいつけるので、
 その姿を珊瑚に見立て、
 時期と合わせて
 「冬珊瑚」という名前に
 なったとのこと。

 実の色の遷移がおもしろく、
 花を咲かせたあとで
 緑色の実になり、
 それが「緑 → 黄 → 橙」の順で
 色づく。
 いろんな段階の色の実が同居して
 緑色の実、黄色の実、橙色の実が
 ほぼ同時に楽しめる。

・実はきれいだが毒があるらしく、
 食用にはならない。
・寒さに強い。

・別名 「ビッグボーイ」
 「クリスマスチェリー」
 「玉珊瑚(たまさんご)」
   いずれも、実の形からの
   命名のようだ。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カニサボテン  花言葉:恋いの年頃

  今日の一首:カニサボテン触れようとして触れざりし少年は恋いの年頃なりき  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

万年青(おもと)の実

2014年01月14日 | Weblog
これは、百合(ゆり)科、オモト属の万年青(おもと)という木である。この万年青は、観葉植物、しかも耐寒性がありるというからには、この寒い時期、ぴったるの植物ではないかと思う。この万年青は、友人のところにあったもので、まともというか、理想的な美しい形のものであった。しかも、万年青の実が、素晴らしく綺麗な赤色であったのである。


万年青(おもと)・百合(ゆり)科。
・学名 Rohdea japonica
   Rohdea : オモト属
   japonica : 日本の
 Rohdea(ローデア)は、
 19世紀のドイツの植物学者、
 「Rohde さん」の名前にちなむ。
 
・観葉植物。耐寒性あり。
・原産地は
 日本とも中国ともいわれる。
 江戸時代にたくさん栽培され、
 現在は約1000品種以上
 あるらしい。

・葉は革質で光沢あり。
 冬でも枯れずにいつも青々♪ 
・5~6月頃、白い小花が咲き、
 冬に橙色の実がなる。
 この実がとてもきれい。

・根は薬用になる。
・「おもと」は
 「大本(おおもと)」から
 きている。 
 根茎が太く大きいことから。
 また、大分県の
 「御許山(おもとやま)」で
 良質のオモトが
 産出されたから、とも。
 「万年青」の漢字は漢名から。
 「まんねんせい」とも呼ぶ。

・引越しの際、
 新居の玄関にこのオモトを飾ると
 縁起がいい、と言われる。(玄関飾りに似合)

  (季節の花300から引用)

 今日の誕生日の花;セントウソウ   花言葉:繊細な美しさ

  今日の一首:一途なるあなたを想うセントウソウ清楚に白く花さかせたり   鳥海昭子  

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ピラカンサス

2014年01月13日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、トキワサンザシ属のピラカンサスである。このピラカンサスは、親しかった先輩のお宅に茂っているもので、家屋の屋根より高く生い茂っていたものである。この屋は、傷痍軍人のご主人と、お花の先生の奥様がお住まいであった。が、ご主人が亡くなり、奥様が何処かの施設にお入りになり、現在、空き家状態である。この様に真っ赤なピラカンサスが生い茂っているさまは、あたかも一家の変転を嘆き悲しんでいるかの様な光景であったのである。



ピラカンサス・薔薇(ばら)科。
・学名 Pyracantha angustifolia
       (橘擬)
  Pyracantha coccinea
       (常盤山櫨子)

   Pyracantha :
      トキワサンザシ属
   angustifolia :
      幅の狭い葉をもつ
   coccinea :
      紅色の、緋紅色の

 Pyracantha(ピラカンサ)は、
 ギリシャ語の
 「pyro(炎)
  + acantha(刺)」が語源。
 火のような真っ赤な実をつけ、
 枝にはいっぱいとげが
 あるところから。
 これに「ス」がついて
 「ピラカンサス」。
 
・開花時期は、 5/10 ~ 5/末頃。
・花は白。
 花より、秋になる「実」が目立つ。
・中国名は「火棘(かきょく)」。

・別名「橘擬」(たちばなもどき)
   オレンジ色の実。
   中国南西部原産。
 「常盤山櫨子」(ときわさんざし)
   赤い実。
   ヨーロッパ東南部原産。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ツバキ    花言葉:気取らない優美さ

  今日の一首:それとなく優しく人をひきとめて南斜面の真紅のツバキ  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


カランコエ

2014年01月12日 | Weblog

これは、弁慶草(べんけいそう)科、カランコエ属のカランコエという花である。このカランコエは、12月30日の誕生日の花として此のプログに紹介した花である。ということは、季節の花とまで行かなくとも秋から初冬にかけて咲くというから、此の時期の花には違いがないと思う。この花は、弁慶草(べんけいそう)科、多肉植物の仲間である。このカランコエは、秋から初冬にかけて咲くというから、温室やフレームがいるのかも知れない。ちなみに此の花は、友人のところで丁度、日向ぽっこをしているところを写真に撮ったものである。

カランコエ・弁慶草(べんけいそう)科。
・学名Kalanchoe blossfeldiana
   Kalanchoe : カランコエ属
   blossfeldiana :
    ドイツの種苗会社の名前
 Kalanchoe は、
 中国名「加籃菜」の
 発音に由来するらしい。
 
・秋から初冬にかけて咲く。
 (温室ものは春まであるようだ)
・葉っぱは多肉質。花色が鮮やか。
・アフリカ東部のマダガスカル島を
 中心とした、熱帯地方原産。

・3月21日の誕生花
・花言葉は「幸福を告げる」

・別名「紅弁慶(べにべんけい)」
   赤く強壮な花なので。

 (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:クリンコザクラ(プリムラ・ポリアンタ) 花言葉:美の秘密

  今日の一首:秘密めくクリンコザクロ咲きいたり低く黄色くかたまりながら  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)