これは、雪の下(ゆきのした)科、ユキノシタ属の雲間草(くもまぐさ)という花である。この花は、こよなく花を愛する友人のところで見て、初めて知った花である。この花の見た感じは、西洋桜草の仲間かと思ったほどであるが、さにあらず、雪ノ下の花なのである。同じ雪ノ下科の花でも、昨日、アップしたヒマラヤ雪ノ下とは段違いである。というのは、多分に之は園芸品種に違いがないようだ。これは、本当に可憐で美しい花である。
、
雲間草(くもまぐさ)・雪の下(ゆきのした)科。
・学名 Saxifraga merckii
var. idsuroei(雲間草)
Saxifraga rosacea (西洋雲間草)
Saxifraga : ユキノシタ属
idsuroei : 「伊藤謙」さんの
rosacea :薔薇(バラ)のような
Saxifraga(サクシフラガ)は、
ラテン語の 「saxum(石)
+ frangere(砕く)」が語源。
尿の結石を溶かす作用がある、
とか、
岩石の割れ目に生える、
とかの諸説ある。
・本種の「雲間草」は
山の岩地などに生え、
夏、白い花が咲く。
”雲がゆきかう高山に生える”
ことから
”雲の間の草”で「雲間草」。
・ピンク色の花などの
園芸品種が多い。
「西洋雲間草(せいようくもまぐさ)」
または「洋種雲間草(ようしゅくもまぐさ)」。
こちらは春に開花。
きれいな5弁花。
(ふだん見かけるのは、
この園芸品種の方)。
・「くもまそう」とも読む。
(季節の花300から引用)
今日の誕生日の花:ハナアナナス 花言葉:蓄える
今日の一首:いのちなる力はじけてハナアナナス花のひとつの今朝のむらさき 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)