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変わった万両(まんりょう)

2014年01月16日 | Weblog
今日は、1月17日、阪神・淡路大震災記念日
1995(平成7)年1月17日午前5時46分、淡路島北端を震源とする兵庫県南部地震が発生した。マグニチュード7.3で震源の深さは約14キロ。神戸市・芦屋市・西宮市と淡路島の北淡町で初めて震度7の激震を記録した。
 
当日は、丁度、月曜日でした。定例の打ち合わせを行っている最中、大阪支社から続々と被害状況の報告があり、当時のことを鮮明に覚えている。




これは、薮柑子(やぶこうじ)科、ヤブコウジ属の万両(まんりょう)である。この万両の何処が変わっているかというと、それは、葉っぱに斑が斑が入って居るからである。このように斑が入った状態は、決して珍しいことではないので、あえて、変わった万両としたものである。この斑入り万両は、色んな名前を付けて市販されているようである。

万両(まんりょう)は、薮柑子(やぶこうじ)科。
 ・学名Ardisia crenata  (万両)
     Ardisia : ヤブコウジ属
      crenata : 円鋸歯状の
   glaber : 無毛の
   crispa : 縮れた、皺がある
   japonica : 日本の

 Ardisia は、ギリシャ語の
 「ardis(鎗(やり)先)」
 が語源。
 おしべの形が
 とがっているかららしい。
 
・万両の花は7~8月頃に咲き、
 12月頃から冬にかけて
 実が赤くなる。
 万両のなかには
 実が白い種類もある。
・正月の縁起物に使われる。
       
 千両は葉の上の方に
 実をつけるので 
 鳥に食べられやすく、
 万両は葉の下に実をつけるので
 食べられにくく、
 その分、実がしっかり残るから・・。

 (でも、万両の実も、
  覆いをしておかないと
  翌年の2月頃までには
  ほとんど食べられて 
  しまうようだ)。

 また、万両の実は垂れ下がり、
 千両は上向きにつくので、
 万両の実は重く千両の実は軽い、
 との発想からこの名になった、
 ともいわれる。

 ・「吾が屋前(には)の
  花橘の いつしかも
  珠(たま)に貫(ぬ)くべく
  その実成りなむ」
   万葉集 大伴家持

   (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:フキノトウ   花言葉:待望

  今日の一句:嵩ねたるむらさき解かず蕗の薹              後藤夜半

  今日の一首:雪国の春のたよりはフキのとう顔だしたよと晴れやかな声  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)