これは、桜草(さくらそう)科、シクラメン属の「シクラメン」という花である。奇しくも、このシクラメンは、今日、12月19日の誕生日の花であった。このシクラメンは、クリスマス、歳末をひかえ花屋の店先を賑わせている花でもある。この花を見ると、布施明のシクラメンの香りという歌を思い出すのである。そのフレーズに「真綿色した シクラメンほど 清 (すが)しいものはない」というのがあるが、清 (すが)しいかどうかは分からないが、人それぞれ想いは複雑なものがあるようである。
シクラメン・桜草(さくらそう)科。
・学名 Cyclamen persicum
Cyclamen : シクラメン属
persicum : ペルシャの
Cyclamen(シクラメン)は、
ギリシャ語の
「kiklos(円)」が語源。
塊根が丸い球形のような
ところから。
・開花時期は、10/25 ~ 翌 4/20頃。
・地中海沿岸地方原産。
明治末期に渡来。
・花屋さんでよく見かける。
・花びらは5枚あり、
いずれも上に強くそりかえる。
・初冬から春まで咲く。
年末年始頃から
室内でもよく飾られる。
色はさまざま。
鑑賞用の園芸植物。
寒さに強い品種のことを
「ガーデンシクラメン」と呼ぶ。
また、シクラメンのことを、
園芸では「ミニシクラメン」と
呼ぶことが多い。
・1月7日、2月4日、12月8日の誕生花
・花言葉は「清純、思慮深い、
内気、はにかみ」
・別名 「篝火花」(かがりびばな)
篝火をたいているような
花の形であることから。
「豚の饅頭」
(ぶたのまんじゅう)。
シクラメンの原産地である
トルコやイスラエルで、
野生の豚が
シクラメンの球根を
食べたことから。
豚にとっては饅頭がわり、
ということで・・・。
(季節の花300から引用)
今日の誕生日の花:シクラメン 花言葉:内気なはにかみ、理解
今日の一句:シクラメンうたふごとくに並びをり 西村和子
今日の一首;迷わずに真紅をえらぶシクラメン師走の今日の充実として 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)