共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

黄昏空と不二の山

2022年10月20日 18時30分18秒 | 日記
今日は二つ目の放課後子ども教室の日でした。先週の冷たい雨から一転して、今日は抜けるような快晴の秋晴れの下での開室となりました。

以前ここの学校の放課後子ども教室を担当されていた先生方の話では、かなりヤンチャな子がいて手を焼いたということでした。しかし、蓋を開けてみればそんな突拍子もない子はおらず、先週ロマンスカートークで釣って宿題をさせた子も至って大人しく宿題を済ませていました。

宿題が終わった後は、教室で用意した迷路や塗り絵や間違い探しを個々に楽しんで、子どもたちは元気に帰っていきました。部屋の掃除をしてからミーティングをしたのですが、かつてこちらで経験されている先生方からは

「今年度は信じられないくらい落ち着いていて、ものすごくやりやすい。」

という意見がありましたが、私はその頃を知らないので

『へぇ〜そうなんだ…。』

と他人事のように聞いていました。

次週の教室運営について確認して解散した後、最寄駅までつらつら歩いていました。すると、目の前に



夕焼け空に映える不二の御山が聳えていました。

小田原の公立学校の校歌には『富士の山』や『富士の峰』といった、富士山を歌う歌詞が含まれています。しかし、小田原から見ると富士山は箱根から連なる山並みの向こう側にあるため、実際に富士山が見える学校はそう多くはないのです。

かつて私が神奈川県に引っ越してきた時に、一番期待していたのが

『富士山を間近に見られること』

でした。しかし、いざ越してきてみると手前の丹沢連峰が見事なまでに屏風になって富士山のふの字も見えないことが分かった時には、ちょっとした絶望感に苛まれたものでした(泣)。

これからしばらくは、最寄駅からの行き帰りにこうした雄大な不二の御山を眺めることができそうです。ただ、これから夕暮れが早くなってくることもあるので帰り道の不二の御山を見られなくなる時期があることは、今から覚悟しておこうと思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正統派ピザトースト@横浜あざ... | トップ | 富士とニャンコと《小さな木... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。