今日8月6日は、広島に原子爆弾が投下されは日です。1945年8月6日午前8時15分、広島上空で原子爆弾『リトルボーイ』が炸裂し、広島の街は一瞬にして地獄と化しました。
投下したアメリカでは、今でも
『原爆投下が戦争を終わらせた』
『正義のために必要だった』
と、原爆投下を評価する向きが絶えないと言います。そんな彼らに問うならば、
この巨大なキノコ雲がたった一発の爆弾によるものだと考えたら恐ろしくならないのでしょうか。そして、この下で十数万人の非戦闘民が殺されたことは本当に『正義』だったのでしょうか。
今年も広島の平和記念公園では平和記念式典が挙行され、岸田首相をはじめとした多くの人が参列しました。昨年の式典中には、
規制区域外だった原爆ドーム付近で『反戦反核市民団体』を騙る輩がデモ行為を行って
市の職員と衝突沙汰を起こした事件があったことから、今年は入場規制がかけられたようです。
私が記憶している限りにおいて、日本で行われた反戦デモにろくなものはありません。そんなものを錦の御旗にしたところで、徒に自分たちの主義主張を振りかざすだけでは反って争いを招くことになるだけだということを、彼らは先ず学ぶべきではないでしょうか。
今日は全ての原爆被害者の御霊に、アメリカの作曲家サミュエル・バーバー(1910〜1981)の《弦楽のためのアダージョ》を送ります。もう二度とこんな恐ろしい核兵器が使われることのないよう、心中より祈ります。
合掌。