共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

来年も大丈夫?

2018年05月10日 23時52分10秒 | 
今度の日曜日は母の日です。街角の花屋さんには色とりどりのカーネーションが溢れかえって、何とも華やかな雰囲気を醸し出しています。

昨今は切り花だけでなく、御覧のように鉢植えで売られているカーネーションを見かけることも珍しくなくなってきました。切り花なら一週間くらいの命のカーネーションでも、蕾の沢山着いた鉢植えならば長いこと花を楽しむことが出来るのでしょう。

ところで、この鉢植えは花が終わってしまえば今季限りのものなのでしょうか?それとも、来年も開花させることが出来るのでしょうか?

気になって調べてみたところ、おおかた花が咲き終わってしまってから『切り戻し』という剪定作業をして一定の環境下に置いてやれば、次の年にも花を咲かせることが出来るようです。その際、茎の真ん中くらいから思い切ってバッサリ切らないと、切り戻しの効果が薄いとのことでした。

これは、昨年他界した祖母も言っていました。祖母はなかなかのグリーンフィンガーだったのですが、要は大胆に剪定することによって植物に生命の危機を感じさせ、引いては次期の成長を促してやるのだとか。かなりの荒療治とも言えるでしょうが、その方が植物本来の力を発揮させることが出来るのだそうです。

さて、今となっては贈る相手も無い我が身ですが、せめて仏前に一輪くらい供えてあげましょうか…。
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