共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

君の名は…

2015年04月28日 21時00分47秒 | 日記
今日はいつもよりも少し時間があったので、二宮町の教室に向かうのに、普段と違った道を歩いてみることにしました。そうしたら、あるお宅の庭先の隅に、こんな花が咲いていました。

何だろう…?見たことない…(・・;)。

花だけ見ると、パッと見た目はまるで蓮の花が開いたようなのです。しかし、雄蕊や茎や葉を見ると、どうもチューリップっぽい感じが漂っている…何とも不思議な雰囲気を醸し出しているのです。

これは気になる!と、そぞろ歩きを早々に切り上げて生涯学習センターに向かい、そのまま館内にある図書室へ直行しました。そして、植物図鑑をいくつか引っ張り出して調べてみることしばし…そして遂に正体が判明しました。

この花は、やはりチューリップでした。名前をサクサテリス(Saxatillis)といって、交配種かと思いきや、どういたしまして原種系チューリップということでした。こんな咲き方をするチューリップもあるのですね。

因みにこの調査の過程で、チューリップはユリ科だということを知りました。そこからチューリップ属が分岐して、更に各チューリップに分科していくようです。そう言われてみればユリもチューリップも球根性の植物ですから、そういった分類になるのでしょう。

チューリップがユリ科だったり、桜がバラ科だったり…この一輪の花の名前を知りたくていろいろと調べていた中で、意外な花が意外なものと同じ分類だったりするということを知って、植物の世界の奥深さに改めて感心したのでありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする