にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

疲れる

2008-12-11 01:25:20 | オーケストラ
昨日と今日は小椋佳さんのコンサート。
そして今日の昼間はディズニー・オン・クラシックのリハーサル。
猛烈なスケジュールの中で仕事をしております。

疲れたなんて状態を通り越し、もうだめですという状態。
昨日も今日も脳が働いておりません。
特に今日はもうまぶたが・・・。

ですからこれで失礼いたします。

明日は明日でテンションがグググっと上がるのでコンサートは大丈夫だとは思いますが。
でも家に帰り着いたらきっとそのままベッドに倒れ込んでオヤスミナサイでしょう。


偲ぶ

2008-12-09 01:39:09 | Weblog
沖縄本島中部の太平洋側、小高い丘の上にある「勝連城」の石垣。
見えているのはまだ下の段だけ、上れば更に2段上があって一段上る毎に景色が素晴らしさを増します。
今は石垣しか残っていません、でもこの城一番の高みに上ればその景色に圧倒されます。
海に突き出た小さな岬の丘の上、三方が海、残る北側も低い土地だけ。
ここに来れば誰でもこの城の支配者になった気持ちがするのです。

沖縄の城と言えば首里城や今帰仁城が有名です、それに中城も。
勝連城の名前はそれほど知られてはいないのですが、琉球王朝の統一に最後まで抵抗して敗れ去った「阿麻和利(あまわり)」という名の英雄が居た城。
地元では未だにこの「阿麻和利」を英雄として偲んでいるらしいのです。

この城の麓に小さな食堂がありましたがここの名前も「阿麻和利」でした。
この日は天気が素晴らしく、また日光もさんさんと降り注ぎ恐らく真夏日の気温。
城跡の上り下りですっかり喉が乾き汗をかいた体には「阿麻和利」で食べたBlue Sealのアイスクリームがとっても優しかった。

この勝連城も首里城などと共に世界遺産に登録されているそうです。
石垣の描く曲線が実に美しいこの城、かつての英雄の居城ではありますが女性的なしなやかさも感じられる城郭。
その見事な石垣に英雄の姿を偲んでみました。

今年初の

2008-12-07 23:33:12 | オーケストラ
今年一回目の第九の演奏会は埼玉県は坂戸市で。
地元の合唱団の皆さんとの合同演奏会、一昔前はそんな地元の合唱団に呼ばれて第九を共演する演奏会がたくさんありました。
関東一円の様々な合唱団と毎年この時期にやっていたものです。
この頃はそんな演奏会が減ったのでしょうか、ずいぶんと少なくなったような気がします。

坂戸市での第九は私は初めてです、というか坂戸にお邪魔するのも初めてです。
関越道の鶴ヶ島インターから近いのですが、いつもは通り過ぎるだけでした。
ホールはいささか古びた感じでした、暗くて寒い!
冗談ではなく今日のホールは寒かったのです。
ゲネプロの時など震えながら、本番はいくらか寒さは感じませんでしたがそれでも汗とは無縁。
タキシードの下はいつもならワイシャツ1枚だけなのですが今日は更にもう一枚着込んでの本番。
それでも暑くなかったのです、男性はそれだけ重ね着が出来ますが女性はこう言う時可哀想です。

今日の行き帰り、関越道を走っていると富士山がきれいに見えていました。
埼玉県には富士見という地名がありますが、今日はそれを実感。
じつに雄大に見えるものです、神奈川県では丹沢山地に邪魔をして見えづらい場所もありますが何だか羨ましい気持ちにもなります。
本当に奇麗な富士山、朝見た雪の富士、夕方のシルエット。
いいなあ。

さて明日は時間が開いてしまいましたが小椋佳さんのリハーサルの2回目。
そう言えばNHKのテレビドラマのテーマソングがまだ思い出せなくて。

人が作る時間

2008-12-06 01:32:33 | Weblog


沖縄本島北部、太平洋岸にこのコーヒー園はあります。
「ヒロ・コーヒーファーム」という名前の楽園。
自分でコーヒーを栽培して、その豆を焙煎し挽き、そして飲ませてくれる。
そんなコーヒー園でのんびりと過ごしました。
手作りの建物には壁もなく、気持ちよく風が通り抜けていきます。
太陽の光もこの季節は柔らかい、本当に心地よい空間。
籐の椅子に腰掛け優しいコーヒーを飲んで、外の風景と鳥の声に耳を傾ける。
もう他には何もいりません。
ずっとここに腰掛けてコーヒーを飲んでいたい、ただそれだけです。

コーヒー栽培に適した土地を探し歩き、ここに落ち着いてコーヒーを育てる。
大変な苦労もあったようですが、ここに流れる時間は優しく豊か。
ここに住む人の作る時間。
人と植物と動物が織りなす立体的で、でも角の取れた空間。



帰りがけにコーヒーの木も見せていただきました。
展示用の7年ものの木、実際の農園はもっと奥に広がっているそうですがコーヒーの実が実っている所を初めて見せてもらいました。
15~16年ほど経たないとたわわに実は付けないのだとか。
収穫の季節にはまだ早いらしいのですが、中に一つだけ赤くなりかけの実が。
あの実から豊かな味と時間が生まれるのですね。

最後に、我々がコーヒーを頂いたテラスの写真を。
前に座るのはオーナーの「ヒロ」さんの娘さん。



ゆったり流れる

2008-12-04 23:15:46 | Weblog
火曜日から沖縄に来ています。
今回は自然に触れ合う旅にしました。
沖縄本島の中部から北部にかけての海岸線を走り回りました。
雄大な景色に魅せられて、ゆったり流れる時間の中に自分を置けば体の中から色々な物が抜け出していきます。

それになにより暖かい、昼間は暑いくらい。
ここも日本なんですね、あまりにも全てが平穏で別世界のようです。
明日帰らなくてはならないのが本当に悲しい。

でもこんなに流れ方が違う時間の中に長居しすぎると東京の時間に復帰出来なくなりますね。
この位が丁度良いのかもしれませんね。

夢よ、ひらけ!

2008-12-02 02:01:33 | オーケストラ
12月最初の仕事はディズニー・オン・クラシック・サントリーホール公演のリハーサル。
本番は12月11日とまだ先ですし、ツアーはまだ最後の沖縄2日間も残っています。
おまけにツアーメンバーは昨日まで大阪公演をやっていて昨日の夜に帰ってきたばかり。
スケジュールの都合で今日なのですがツアーに行っている皆さんは大変です。

管楽器はツアーのメンバーそのまま、弦楽器もツアーメンバーに新たにメンバーが加わっての練習。
音楽の骨格と流れはもう出来上がっていますので我々サントリーのみのメンバーはそこに入り込むだけ。
リハーサルはトントンと進み思いがけず早く終了しました。
でも、今年は曲の中身が濃い!
コンサートの長さから言えば例年とほぼ同じなのですがギュっと良いとこ取りのプロですから大変ですね。

今年も演奏する「ファンテリュージョン」は弾くたびに指がつりそうになるほどきつい曲。
休みがないんです、弾きっぱなし、おまけにトリルや左手のトレモロばかり。
楽しいけれどしんどさも一番。
今日も指にきました。

でもツアーのメンバーに加わってディズニーの音楽を演奏する喜びは格別です。
今年もまたあの夜が待っているのです。
今からそわそわしてしまいます。


師走

2008-12-01 02:09:56 | Weblog
11月もとうとう終わりました。
もう師走、いよいよこの季節の始まりです。

今年は第九で年末を迎える予定、そして恒例のジルベスター・コンサート。
毎年の事ではありますがもうそんな時期なんだなと感慨も新たに。
月日の経つのは本当に早いですね。

今日の写真は30年前の渋谷の松涛公園の写真、ではなくて今朝の公園です。
紅葉した木々、池に映る赤い色、そして水車小屋。
オーチャードホールのすぐ近くにあるこじんまりとした公園ですが今朝の景色はなかなかの美しさ。
思わず写真を撮りましたがiPhoneでモノクロとこの退色した写真を再現するアプリで。
様々な写真を撮ってみましたが今日はこれがなかなか。
色々出来て飽きさせないのがiPhoneの良い所です。

さて今日のオーチャード定期で2週間にわたるチョンさんとの仕事も終了しました。
今日はモーツァルトが降り番になりましたのでマーラー一曲のみという本番でしたが疲れ方は変わりませんね。
マエストロの音楽を演奏する時は、曲の長さなどは関係ありませんね。
何をやっても同じようにきついです、体も心も楽器にも。

今日はマーラーの演奏中に2ndバイオリンの女性の弓が壊れてしまい珍しい「弓リレー」が行われました。
弓の毛を留めている詰め木が壊れて毛がブランと下がってしまったのです。
珍しい故障ですが全然無い訳でもなく、10年以上前には私も本番中に弓が同じように壊れリレーしてもらいました。
その時は1stバイオリンの一番客席側にいましたのでお客さんにもはっきりと見えたはず。
今日はオケの中をリレーしましたから気がついた人が何人いたのでしょうか。
弦を切って楽器をリレーするのはたまに見られても、弓のリレーはそうそうありません。
気がついた人はラッキーです。