にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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雨の日と月曜日は

2005-07-05 02:06:39 | Weblog
カーペンターズの初期のヒット曲に「雨の日と月曜日は」という素敵な曲がありました。
雨の降る日と月曜日はいつも元気が出なくてといった内容の歌でしたが、梅雨時の月曜日、朝から本気モードの雨が降り続きなんとも憂鬱な月曜日でした。
もう随分と前の事になりますがリチャード・カーペンターが来日して単独でツアーをやったことがありました。そのバックを受け持って1週間以上ツアーで回ったのでした。「雨の・・」も中で演奏したのです。この曲はピアノの伴奏にのったハーモニカのイントロが印象的、そのツアーの時も日本人のハーモニカ奏者が参加していたのです。しかしけっこうなお年のこのおじさんは楽譜がほとんど読めなくて落ちてばかり。最初のメロディーぐらいは吹けるのですが休みになって次の出る所が判らない。何度やっても出られない、横のピアニストが教えても出られない。結局そのおじさんはクビになってしまいハーモニカが印象的だった「雨の・・・」はハーモニカが無くなって他の楽器で代用して演奏したのです。
なんとも締まらない事になりました、今日はなんだかその時の事を思い出していました。

今日はサントリーホールでテノール歌手のオペラアリアの夕べ、テノール氏はのっけから絶好調でお客さんも大喜び。
御本人は気分良く歌い飛ばしてヤンヤの喝采を受けていました。
一方オーケストラはその陰で四苦八苦、とにかく指揮者様が演奏の邪魔ばかりしてくれて。まあ本職の指揮者じゃないから仕方が無いと言えばそれまでですけれどあまりに酷すぎた。自分で滅茶苦茶な棒を振って皆を混乱させておきながらオケが乱れれば一々お小言。そんな妨害工作にめげず音楽を整えて行くのは一苦労、いや艱難辛苦の連続と言った方が近いかな。異常な集中力を要求される本番となりました。年に何回かはこんな本番が有るんですけどね、本当に疲れます。神経が張りつめているうちは良いのですが家に帰って緊張がほぐれるとドドドっと疲れが津波のように押し寄せて来るんです。それに変に首に力が入っていたようで首の後ろが痛いし。身も心もズタズタです。疲れた。