にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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編曲

2008-05-24 02:13:11 | オーケストラ
映画音楽やポピュラー音楽をオケで演奏する時にオリジナルのスコアそのままに演奏できる場合は良いのですが、問題はオリジナルでは演奏出来ない時。
たいていの場合は編曲家に依頼して演奏できる形に仕上げてもらいます。
オリジナルで演奏できない場合は多くの場合権利の関係で出来ないのです。
だから出来るだけオリジナルの味を残しつつどう魅力的に仕上げるのか、そこが編曲家さんの腕の見せ所!

今日は子供向けのコンサートの練習、映画音楽がずらっと並んでいます。
「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」に「サウンド・オブ・ミュージック」といった具合。
この中でジョン・ウィリアムスの作った「スター・ウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」はウィリアムス自信のスコアがちゃんと出版されていて映画そのままに演奏できるのです。
これは聞く方にも演奏する方にとっても幸せな事ですね。
耳に馴染んだあの音が聞けるのですから。

一方で「サウンド・・」と「パイレーツ」はそう出来ないのが辛いところ。
特に「パイレーツ」はディズニー・オン・クラシックでオリジナルで何回も演奏しています。
ですから今回の編曲がどうにも違和感たっぷりで仕方がないのです。
何だかプログラムを豪華に見せるためにやりました、という空気が漂っているし曲も短くて取って付けたような感じが否めません。
やっていて恥ずかしいのです、やるならばもう少しきちんと形を付けてやらないと。

まあ文句を言い出せば切りがありませんので今日はこのくらいに。
明日の本番は、これがまた、大変な事になりそうな予感。