お馴染みのPhonetic Codeの欧文通話表
たまたまですが、ぼんやりと眺めていたら「んっ?」と、少々の驚きと共に疑問が。
なんでWが「Whiskey」なんでしょうか?
気にされない方が多いかもしれませんが、普通英語で書くと「Whisky」で「e」はありません。
が、アイルランド産である場合に限り「Whiskey」と「e」を入れて綴ります。
アイリッシュであるブッシュミルズやジェムソンを店頭で見かけたらラベルご覧ください、ちゃんとe付きです。
そもそもウィスキー発祥の地は今のEI、GI、GM辺りです。アイルランドの方が開始は古いようですが
本格的に蒸留されるようになった18世紀以降で、スコットランドはWhisky、アイルランドはWhiskeyと綴りを変えて
それぞれを区別して争った歴史があるために二つの綴りとなった説が有力です。
日本は竹鶴政孝が修行したのがスコットランドですから、サントリー、ニッカ、マルスといった竹鶴から派生した日本メーカーでは
Whiskyとラベルに書かれています。キリンは両方混在しておりどう使い分けしているか私も知りません。
バーボンはその名前からして反英国(親仏国)なスタンス(独立戦争の頃は既にスコットランドは英国だったので)なのと
アイルランド系の移民が主体だったようなので(でもジャックダニエルはスコットランド人です)Whiskeyと書くものが多いですが、Whiskyも混在し、正に移民の国です。
カナディアンはWhiskyが殆どです。
で、なんでPhonetic Codeは「Whiskey」とアイルランド綴りになっているのでしょうか?
Phonetic Codeって作ったのはARRLでしょうか? ならばアイルランド系ウィスキーに馴染んだ米人だったんですかねえ。
どなたかご存知の方いらっしゃいますか。
ちなみにJARLも「Whiskey」と書かれていましたが、なんと国土交通省のサイト「エアバンドを聞いてみよう」で説明されているPhonetic Codeの
ウィスキーの綴りは「Wiskey」とミススペル
最低のクオリティですね。
https://www.theweek.co.uk/70110/alpha-bravo-charlie-how-was-natos-phonetic-alphabet-chosen
ほかにも 「e は取るべきだ」とか 「サウジはウイスキーNGなんでワシントンだ、」など面白い投稿があり勉強になりました。
時間切れでここまで。
民間航空機の国際機関が整理したとは知りませんでした。
26文字全てその出自を調べたくなりますね。
BはそのままBeerが良かったなあ、笑
http://life.itu.int/radioclub/rr/ap14.pdf
逆にウィスキー自体は世界規格でどう定義されているのか調べたくなってきた。
でしまるは東京コントロールでよく聞きますが。
勉強になります。
FAA(アメリカ連邦航空局)とICAO(国際民間航空機関)のものが私たちが普段親しんでいるもので
ITU(国際電気通信連合)とIMO(国際海事機関)のものが先のPDFにある良く分からんやつみたいです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/NATO%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
Nadazeroって聞いたこと無いですねえ。エアバンドじゃくなくて船とか聞くと使ってるのかしら