
暖かくなったと思ったら一転して寒さが戻り、朝から曇天の土曜日。
試したいことが二つあり、一つは先日自家用車にアンテナ基台を付けて同軸ケーブルを室内へ通したので
その使い勝手を試すこと、もう一つは自家用車からのいわゆるモービル移動局ではなく徒歩で移動局を運用するのは
現実的かどうかを実際にやってみて確認すること。
家の前でやってもいいのだが折角なので近所の大高緑地公園へ車で行き、POTA運用を兼ねることにした。
梅の花で混むので交通公園の駐車場へ停めて、まずは車から40mFT8を20W運用しさくっと20qしてみた。
予想通りボデーアースだけだと静電結合が弱いようでSWRの底が綺麗に下がらない(不思議と30mだけは綺麗に落ちた)。
基台がリアラゲッジドアのミラーステー、ボデーアースは車両本体なので、車体の端の方で導通だけさせても効果は足りない様だ。
そこでいつも使っている5mラジアル数本を束のままで車両の屋根の上に適当に乗せてみたら、一気にボトムが深くなりメリハリ付くようになった。
多くの局が使っているマグネットアースシートが良いと言われる局が多い様だが、自分は走行しながら運用しないのでマグネットにする理由が無い。
取り敢えずラジアルを屋根の上でとぐろ巻き方式で当面やることにする。
同軸ケーブルを室内に通した件は大正解。雨は吹き込まない、風も入らない、外の音がうるさくない、などなど良いことずくめ。
今更なにを言ってるんだ、程度のことだが今までやって無かったので、改めて快適になった。
この週末は2エリア局が中心になって、滋賀福井POTA CW一斉移動が行われていたので、CWで少しだけ交信した。
メモリもなにも無しのパドルだけのCWは新鮮だ。打ち間違いも多い。
続いて、車を降りて機器一式を持って芝生広場へ。
自宅から車で行ける所、もしくは現地でレンタカー等の車を使う所、これら以外に車ではない方が行きやすい場所もある。
例えば、駐車場が狭い都市の公園や、混んでいて入りにくい人気観光地の駐車場、やたら料金が高い駐車場、そもそも
駐車場が無い公園、などなど。
となると徒歩で機器を持って移動運用するわけだがVHF/UHFハンディ機ならいざしらずHFの運用をするとなると
それなりに大きくなる。ELECRAFTのKH1みたいなの一つで運用するのも憧れるが、現状をどの程度コンパクト化できるものか試してみた。
出張用のキャスターカバンにリグ(FT991AM)、アンテナ(RHM12)、ラジアル線、リチウム電池(GP50)、アンテナアナライザー(AA30)、
同軸ケーブル(10m)、パソコン、USBケーブル、マウス、マニピュレータ、以上が入る。結構重い。
もう少しそれぞれを軽量化すれば十分運用可能なことを実際にやってみて確認できた。
今週末、関東方面へ行くのでそこへこれらを持っていこうか検討中だ。
私も昔モービルから160mを運用していた際車体へのアーシングだけでは全く使い物にならなかったものが
10m位の線をアンテナ基台の所から地面に垂らしただけで実用になりました
続きを期待しています
悪戦苦闘ぶりを機会ごとに記事にしようと思います。