1888年に発売されたキリンラガービール(当時はキリンビール)
130年を超える年月を経て様々な改良が施された末、2020年に10年ぶりに造りがリニューアルされた。
日本を代表するマスプロビールだ、かなり遅れを取ったが飲まないわけにはいかない。
まず外見がかなり変わった。
麒麟の絵柄は不変だが、旧版では「RAGER BEER」と書かれていたメインラベルが「KIRIN RAGER」になった。
またデザインの中の「ORIGINAL QUALITY」の文字が削除されたのと、ディンプルのある上面の色が金色になった。
そして裏面?というべきか半分の面には「新」の大きな赤文字。これはいずれ削られるだろうか。
で、見栄えはともかく肝心の味である。
呑む
強烈に進化したっ!とわかり驚く。
マスプロ製品でここまで変えるのは相当な困難があっただろうと想像できる。
何よりキリンラガーの代名詞の「無為に苦い」が「美味しく苦い」に変わった。
使用するホップの種類と使い方の妙技に加えて、第三のビールなどで鍛えたであろうコクとキレの生み方
これらの集大成って感じだ。
これより美味いビールは世界にはいくらでもあるが、あのキリンラガーがこれほどまでに変われるとは感動ものだ。
最近サントリーのビールの変化に驚いていたが、いやはや流石キリン
更に輪をかけて美味さに磨きがかかった。
嬉しいことだ。