パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

世紀末ウィーンのグラフィック at 目黒区美術館

2019年05月15日 | アート・文化
東京都美術館、国立新美術館とクリムト関連の展示会が行われています。この展示会もその一つです。クリムト作品は少ないですが。
ウィーン分離派から第1次世界大戦まで、ウィーンでも行われた芸術運動、その特徴は、絵画や建築にとどまらず、本や雑誌の装丁・イラストまでに及んだことで、本展示会はその後者を中心に展示しています。
装丁・イラストはその当時の雰囲気を反映しているので、その当時の雰囲気を知るには参考になります。
割と尖がっていたんですねェ。ウィーンて保守的なイメージがあったのですが。
ここでも見逃せないのは、ジャポニズム(浮世絵)の影響です。
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鈴木まもる展 「鳥の巣World」 at 中村屋サロン美術館

2019年05月13日 | アート・文化
もう終わりましたが、ご紹介。
画家・鳥の巣研究家の鈴木まもる氏の個展。
図鑑の絵を描くぐらい精緻に描くかと思えば、ファンタジーな部分もあります。
しかし、それ以上に楽しかったのは、鳥の巣の実物が展示してあったこと。「百聞は一見に如かず」の例え通り、リアルには勝てなかった・・・
博物館的なうんちくを知ることが出来たと言う点でも、見て良かったと思いました。
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クリムト展 at 東京都美術館

2019年05月13日 | アート・文化
巨匠ですから、人物像・作品の特徴は、ググってください(笑)
この展示会で印象に残ったことを幾つか。
1)絵は地味目
本で見ると、金箔を多用して派手に見えます。しかし、実物を見るとそうでもなかった。ぼんやり煤けてる感じ。
照明が原因かな?ちとガッカリ。
あと、描き方が雑だなぁ、仕上げがうまくない?と感じました。


2)初期の作品
真面目に修行していた感が伝わります。きわめてオーソドックな画風でした。

3)レリーフ
初期の頃、兄弟と組んで制作したレリーフ(彫金)があります。これの服飾デザイン、構図が後のクリムト作品を表している様で興味深かったです。


3)青白い
白い肌に静脈が浮き出たような青白い絵がいくつかありました。これがクリムトの生涯のテーマであった「生と死の円環」を意味すると言う事ですか。

4)ドレス
女性のドレスは60年代サイケデリックの走りか!と感じました(笑)


5)ベートーベン・フリーズ
この傑作壁画を見れたことは良かったです。たとえ複製品であっても。現地に行かなくては見れないので。
  

6)肖像画
セレブ御用達みたいですが、こんな官能的な顔で描かれて、それでも良かったのかと。
自宅に飾った時、実際の本人と絵とのギャップに問題は無かったのかと。
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ブラジル先住民の椅子 at 埼玉県立近代美術館

2019年05月10日 | アート・文化
これ、去年、東京都庭園美術館で見ました。それが廻り回って埼玉までやって来たと。
今回は全ての椅子が撮影可なので、じっくりと見ることができました。
植民地時代に入植した、我々が知るブラジル人ではなくて、コロンブス以前に住んでいた民族が作る椅子。
キリスト教に侵されない宗教感・習慣から来るデザインは、これぞ異文化と言う感じです。
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館蔵 日本画 伝統芸能と音色の響き at 松岡美術館

2019年05月07日 | アート・文化
当館の創立者、松岡清次郎氏は義太夫節を親しみ、文楽をテーマとした絵画もコレクションしています。
解説文も日本の芸能の歴史を掲示していて、お勉強も出来てお得感満載でした。

常設展示は、古代オリエント美術、現代彫刻、古代東洋宗教彫刻。
企画展示は、中国の陶器、日本画・洋画・西洋絵画。
これだけのボリュームをコレクションしている個人美術館、あきれるばかりです。良い意味で。
氏は美術の専門学校まで設立します。
この人の審美眼・美術思想はどれほどのものなのか?


しかし、当館は所蔵作品の修復調査、設備点検のため、 2019年6月2日から2021年10月4日まで休館するとの事。
ここは休日でも観客が少ない穴場的な美術館です。
美術館は館の改修工事等で長期休館することが常。分かっていながらも残念です。

と言うわけで、6月1日までの展示。お見逃しなく。
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