パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

ブラジル先住民の椅子 at 東京都庭園美術館

2018年07月28日 | アート・文化
工業デザインの基礎、椅子。
著名なデザイナー、建築家がこぞってデザインしています。
我々にとって椅子はそう言うものですが、我々の従来の椅子のイメージから離れたデザインはヴィヴィッドで鮮烈な刺激を受けます。
先住民にとっての椅子とは、宗教、習慣、コミュニティにとって、大事な要素だそうです。
柳宗悦の唱えた民藝に近く感じます。
それだけに、親近感を持って鑑賞できました。

巨匠たちのクレパス画展 at 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

2018年07月25日 | アート・文化
子供の頃、自分も使用していたこともあり、親近感・ホッコリ感を感じました。
観ていくうちに段々と楽しくなってきました。
ついには自分でも描きたくなってきました。(笑)


クレパスは、クレヨンとパステルの良さを兼ね備えた画材として、1925(大正14)年に日本で発明されました。
昔のクレヨンは今日のものと違ってかなり硬く、線描には向いていましたが、 面描きには向いていませんでした。
一方、パステルは画面の上で混色が自由にできますが、白墨のように粉っぽく画面に付着しにくいので、定着液が必須でした。
このパステルをクレヨンのように画面に定着させることはできないかと、発明されたのがクレパスです。
クレヨンとパステルの両方の長所をとった新しい描画材料という意味で「クレパス」と命名されました。
「ほんとの」クレパスとは、大ヒット製品であったため、まがい物がたくさん登場したからだそうです。


クレパスの特徴は、柔らかく伸びが良い、混色・重色ができる、油絵風のタッチが出来る、です。
このことから、子供だけでなく、プロの画家までクレパスを使用したそうです。
プロの画家とは言っても、梅原龍三郎、小磯良平、加山又造等の巨匠たちがクレパスを使用していたとは驚きです。
下書きや気軽な作画としてクレパス使っていたので、制作年月日が不明の作品が多いです。

クレパスについての歴史も面白いです。
かぐや姫の「神田川」に登場するのですが、それが理由で紅白に出場できなかったりと。
ヒントは、「クレパス」は(株)サクラクレパスの商標登録です。
一般名称は「オイルパステル」

サクラクレパス創業90周年を記念したクレパス700色セット(限定50セット)もやっちまったそうです。
スエード張りの木箱にシリアルナンバー入り。


それにしても、クレパスによる表現の自由さには驚きました。画家をも虜にするクレパス・・・恐るべし。

モネ それからの100年 at 横浜美術館

2018年07月21日 | アート・文化
これから観に行こうとする方、または既に観終わって満足している方へ、申し訳ございません。
私にとっては、「肩透かしを食らった」と言うのが正直な感想です。
私は、「モネ没後100周年、モネの作品だけの企画展示」だと思い込んでいたのです。

サブタイトルに「LEGACY」と付いてます。これが主題だと思います。
LEGACY=受け継いだもの、ですね。英語表記して誤魔化したんじゃねーか?と勘ぐってしまいます。
予め情報を入手していなかった自分が悪い、と言われれば、その通りなのですが。


大装飾画の《睡蓮》制作に着手してから約100年経ち、その後の画家達にどのような影響を与えたか?モネに影響された絵の展示、がこの企画展の主旨だと思います。

モネ自身の絵は25点。
後世代の26人の作家による絵画・版画・写真・映像が66点。
点数の上でもモネの影響を受けた作品がメインだと思います。ならば、モネの作品も一緒に展示する必要があったのか?
しかも中途半端な点数を展示する意味は?
その絵でさえ、かつて見たことがある絵がいくつかありました。

後世代の作家の展示会であって、モネは参考程度、と割り切れば、それなりに楽しめるのかもしれません。
あー、予備知識を先に仕入れておくべきだった。私は愚か者であった。(涙)

YAMAHAスピーカー、 NX-50

2018年07月18日 | 家電
中古で購入5,000円。実売8,000円弱。
発売が2012年。いまだに作られているロングセラー商品です。
腐ってもYAMAHA。この値段にもかかわらず良い音質です。
YAMAHAの特徴でもある、原音に忠実にと言うか、癖なく再生します。
BOSEと大違い。あっちはドンシャリがキツくて聴き疲れします。

直径7cmのシングルコーンなので、低音部分に弱さを感じるところですが、低音ブースト機能が付いているので、このサイズにしては過不足なく低音が出ます。上面がバスレフポート。
上向きに傾斜したボディデザインは、キャビネット内の平行面を減らし音の内部干渉を低減。クリアな音質を保つそうです。


これはTV用スピーカーです。音声信号が入ると、自動的に電源が入ります。逆に音声入力が30分間無いと自動で切れます。

ノイズが酷いです。ボリュームを半分くらいあげたところから目立ちます。中古品のせいかな?
電源アダプタの差込口を変えたら低減しました。それでも若干聞こえます。
スピーカー自体のボリュームは極力下げて、入力側の機器(TV側)のボリュームを目一杯上げました。

液晶テレビ内蔵のスピーカーは貧弱なので、外付けスピーカーは必須です。
今まで卵型のスピーカー、オラソニック製品を使用していました。これは、人の声に特化したスピーカーで、人の声がクリアに聞こえます。
これはこれで長年満足していたのですが、唯一の欠点が音楽が聞けるスピーカーではないことです。低音・高音が明らかに不足しています。


NX-50の面白い特徴は、音声入力端子が2つあるところです。
2つ同時に音声信号が入るとどうなるか?ミックスした音を再生します。これは愉快。まあ、こんな事はしませんが。


でまぁ、一方はTVからの音声を繋ぐことにして、もう一方には何を繋ぐのか?
それは7月26日以降でないとブツがやって来ない。それは何か?以下次号!